出来上がった食事を並べたテーブルを見回して思う。
何か足りない……ツレが大好きな、野菜が足りない……
足りないんだけれど、もうすぐにみんながごはんに集まってくる時間だわ……
焦ったらっこは野菜室から水菜を取り出し、洗って刻んでとりあえずツナと和えたわ……!
「おおっ?この水菜おいしい!」
超大焦りで作ったわりに、こぎ父のお口にあったようなのね。
「これは絶妙だね」
あんまり評判がいいとどうしてか、申し訳なく感じる時短サラダよ。
この時から、いつもの馴染みのツナ缶が、らっこにはありがたい救世主に見えるようになったわ。。
水菜とツナのサラダ
水菜 2株(ざく切り)
ツナ(缶詰/油漬け)1缶80g入り
塩 ふりふり
作業が単純すぎるから、言葉尻だけでもと、上品に女性ぶってみようとしているのだけれども、どうなのかしら?
え?
一人称が「らっこ」な時点で、品のある女性とは程遠い?
うふふふふ。
らっこ、大慌てでサラダを作る
1.水菜を洗って3~4センチのざく切りにします。
2.ツナ缶の油ごと水菜と加えてよく混ぜ、好みで塩を振って完成です。
らっこはここに、粉末の海藻を加えました。
こぎ父が注文して取り寄せてくださっている海産物に、「お味噌汁の具」というのがあります。
カットわかめ・ふのり・焼きばら海苔・とろろ昆布がミックスで入っている乾物なのですが、使い終りにはカスと言いますが、細かく砕けて粉状になったものが残るんですね。
写真の容器は、らっこが使いやすいように詰めかえて使っているのものでが、底の方にたまったカスを、小さじ1/2くらい、風味付けのつもりで加えました、
水菜のサラダを食べたツレが、
「あれ?サバ缶?」
ときくので、
「え?いつものツナ缶です」
と答えると、
「そう?サバ缶かと思ったんだけど」
と不思議そう。
細かい海藻を入れたことを伝えると、
「ああ!それで磯の風味があるのか。ツナに海産の気配を感じたんだ。俺の舌もまだまだボケていないな」
との自己分析を披露してくれました。
細かすぎてほとんど見えない乾燥海産物に、思わぬ効果があったようです。
こぎ父があんまり喜んでくださったのも、隠れた海産物と、使った塩にあったのではないかと想像。
普段は、こぎ母が買って使っていたらしい赤穂の天塩を使っているのですが、今回のサラダに使ってみたのは、少し変わったお塩です。
ひーこー先生(誰だよ?沖縄の方だよ)にお土産でいただいた「おむすび塩」を使ってみました。
しそ・わさび・黒ゴマ・煮干し入りという変わったお塩です。
使う機会をなかなか見いだせていなかったので、今回水菜に振りかけてみました。
だからおいしかったのかもしれません。
今度はもっと落ち着いて、慌てずに作ろうと思います。
水菜とツナと細かい海藻と、ちょっと変わった味付き塩。
絶妙なバランスでおいしいサラダができあがるんですね。
ごちそうさまでした。
読んでくださり、ありがとうございます。