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高齢者のワクチン接種予約の受け付け開始|らっこ

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2021年5月3日

横浜市で新型コロナウイルスのワクチン集団接種の予約が始まりました。

正確な数字が調べきれなくて不明なのですが、今回、市内の80歳以上のおよそ34万人が予約受付の対象になっていて、接種可能な予約枠は76,509回分だったみたいです。

ざっくりですが、今回予約できたのは対象者のうち4~5人に一人だったということですかね?

国から供給されるワクチンの数がまだまだ全然対象人数分に達していないことは認識していましたが、予約枠の数のことは考えていませんでした。

80代のこぎ父とこぎ母が対象者でしたので、こーぎー家の様子はこんなでした、というお話です。

 

こぎ母の様子

 

 

予約受付開始前

予約に必要な接種権を含む個別通知は、4月中に届いていました。

こぎ父が個別通知書をこぎ母にも見せたのかどうかきいていませんが、たぶん、見せていない……かな?

こぎ父の判断でこぎ母も動きます。

届いた通知はらっこも読ませてもらいました。

字が読みやすいように大きく印刷されることもなく、

『詳細は決まったらお知らせするから自分で調べてね(^_-)☆ウインク』

(※らっこの感想です。書類に顔文字なんてありませんのでご心配なきように)

みたいな内容で、読解力の乏しいらっこにはお世辞にもわかりやすい通知ではありませんでした。

そもそも、通知書が作成された時点では細かい内容は決まっていなかったようです。

発送する方も初めて行うことですからそんなものかな。

通知の到着後、こぎ父は記載のあった電話番号にさっそく問い合わせようとかけてみたらしく

「繋がらないなあ?」

と不安そうでした。

(予約開始前には繋がらない問い合わせ先って。どこに聞けばいいんだ?と不安にさせるのでしょう)

らっこがホームページで発表されていた日付や計画をこぎ父に伝えても(メモはせず口頭でのみ)、その後かかりつけ医の先生からきいたらしい「何も決まっていないらしい」との言葉を信じてか、らっこの情報は忘れ去られたようでした。

しばらくして、個別通知の発送の後で決定した内容を(らっこがサイトで調べた情報)民生委員さんがチラシに印刷して(ポスト?対面?)届けてくださったようでした。

チラシを見てようやくらっこが伝えていた内容と同じ情報がこぎ父にも届いたようでした。

そんなこんなで迎えた予約受付開始日。

 

予約受付開始:5月3日

 

 

電話は繋がりませんでした。

こぎ父はメールアドレスをお持ちですので、やろうと思えば予約サイトからの予約もできたと思うのですが、電話する以外考えていないようでした。

個別通知には、電話よりもウェブサイトからの予約をおすすめします的な記載もあった気がしますが、うん、だから予約するのは高齢者だから。

こぎ父は意思がはっきりしていることもあり、ツレもらっこも代理で予約を取るということはしませんでした。

自分でインターネットができる人ももちろんいるでしょうけれど、家族が代わりにやるんじゃないのかな?やった人がほとんどじゃないかな?と勝手な想像です。

 

 

「もう駄目。全然繋がらないよ」

こぎ父が言うので(だろうなと思うよね)らっこが市のサイトで確認して(反応(?)応援(?)が遅い)みるとあんれまあ。

 

 

「12時までは繋がらないと思いますよ」

受け付けしていないんだからそりゃあ繋がりませんよと伝えたはずなのに、

 

 

また電話してる。

なにか報道されるのではないかと、お昼にラジオのニュースをつけてみました。

しばらく聞いていると、流れてきました。

 

 

そりゃあ繋がらないわ。

ラジオのニュース内容をこぎ父に伝えると、

 

 

なんて言っていたかと思ったけれど、

 

 

3時を待たずに30分おきにまた電話してる。

ラジオのニュースを一緒に聞ければよかったのかしら?

いつか繋がるんじゃないかと信じてしまっているのでしょうか。

 

受け付け開始45分で中止されたシステムがお昼に再開するって言ってて再開できなかったんだからもう当日中の再開とか無理なんじゃ?

らっこもすぐに市のサイトを確認してこぎ父にも表示画面を見てもらえばよかったのでしょうかね。

「夜にまたかけてみよう」

こぎ母がデイサービスの日だったこともあり、こぎ母の帰宅後はしばらく電話チャレンジはストップしました。

いつもよりも早めの夕飯では、ツレもらっこもこぎ父もちょっとお口が滑りました。

「ああするものではないか?」
「そんなこんなでどうなのかなあ?」
「しょうがないなあもう」

システムを作る側の苦労とか何にも知りませんから、そちらの立場で考えることができなくなってしまいまして、思うように予約が取れないという自分の視点で見るとどうしてもね。

受付時間が19時までだったこともあり、夕飯の後に18時か18時半くらいにこぎ父がまた電話をかけてみたようで、「すでに受け付けは終了しました」的なアナウンスが流れたのではないでしょうか。

やっとこぎ父も中止の案内を聞いて納得したようでした。

 

 

「今日は早くに終了したみたいだよ」

うん。

だからもうずっと前から受け付け中止になってるって何度かお伝えしたと思うんですけど。

こぎ父もインターネットはご利用になるのですが、こういった状況で情報を集める、調べるためにどこかのサイトを見てみようとか、検索してみようとかできないよなって思いました。

せめてらっこがお伝えしたラジオのニュースや市のサイトでの中止という情報を信じてくださればと思いましたが、伝え方が口でどうこう言うだけではダメなんですね。

伝え方が。

パソコンの画面を見せればよかった?

こぎ父だけではなかったんじゃないかと思いましたもの。

中止を知らずに電話をかけ続けた人が。

その後、こぎ父が眠りについている間にメモを書いて電話機の傍に置いておきました。

 

こぎ父が頑張って電話をかけている間には調べなかったらっこでしたが、その後調べてみると市のサイトで情報が更新されていたのです。

このメモを読んでもらえれば、明日は無駄に電話をかけることはないだろうとらっこは思っていました。

そう思って眠りにつきました。

 

予約受付中止中:5月4日

受け付け中止翌日の、予約中止真っ最中の4日。

9時をとっくに過ぎて起きたらっこにこぎ父が報告してくださいました。

 

 

え?電話したんですか?

中止中だってわかるようにメモを書いたのに?

と思って言ってしまいましたよ。

 

 

あぁ。

 

 

余計なひと言でした。

ツレにも

「昨日メモ書いたのに、結局、お父さんは電話したんだそうです。予約受け付け中止だそうです」

なんだか恨みっぽく言ってしまったのですが

 

 

明るく返事が返ってきたのではっとしました。

予約ができなくてイライラしていたのはこぎ父だけだと思っていましたが、「電話しても無駄ですよ」って思っても言わずに一番無駄にイライラしていたのがらっこだったんですね。

あぁあ。

無駄にイライラしちゃったよ。

ごめんなさいでした。

 

予約受付再開:5月5日

予約受付が再開された日です。

結局、改めて再開された受付日にも電話をかけ続けたこぎ父。

 

 

 

 

個別接種の詳細の発表を待つなり、そんなに慌てて予約も接種もしなくてもいいのではないかと、らっこもツレも考えているのですが、そうもいかないのがこぎ父(80代接種優先順位2位)。

夜の7時前、コールセンターの受付終了時間間際に再び電話をしようとするこぎ父。

ツレがついに、

 

 

「時間の無駄だから」

 

ついに伝えてくれました。

 

笑顔で!

さすが!!

時間の無駄と言われても諦めないこぎ父は、

「これで今日は最後にするから」

と、すっかり覚えてしまっているであろう電話番号を再びプッシュ。

やはり繋がることはなく、なにかを吹っ切ったようでした。

「予約が取れない」「電話が繋がらない」とこぎ父が話しているのを聞いたこぎ母がひとこと。

「予約?ワクチンの予約が必要なの?」

 

 

こぎ父のように電話をかけ続けて繋がらない人は、ネットで最新の情報を調べられるわけもないでしょうから

「コールセンターに電話が繋がらないんだけど!って、市役所とかに電話している人もいるんじゃないですかね?」

なんてらっこが話していたところ、市のサイトの案内文に

・市役所・区役所では、予約を受け付けていませんのでご注意ください。

引用:『新型コロナウイルスのワクチン接種について』 横浜市ホームページ (2021年5月5日閲覧)

 

注意書きされていました。

たぶん?きっと?コールセンターに繋がらなくてあちこち電話をかけた人がいたんじゃないかと!

(その後『・市役所・区役所』に加えて『会場でも予約受け付けていないいからね~と注意書きされています。5月7日現在)

繋がらない電話を避けて繋がりそうな電話番号にかけるのは非常時の基本であるとも思いますが、電話を受けた先ではもちろん予約はできないわけで、電話対応で業務に支障が出かねないのかなと。想像ですけど。

 

予約受付再開二日目:5月6日

再び予約に挑戦するこぎ父です。

30分おきに

 

 

こぎ父が繋がらないと言うので、昼前にらっこが市のサイトを確認してみると(遅いって)

 

引用:『新型コロナウイルスのワクチン接種について』 横浜市ホームページ (2021年5月6日閲覧)

だから、電話を一生懸命かけ続けている人にこの情報がどうやったら伝わるんですかって。(調べるのが遅かったらっこが悪い)

こぎ父にスマホの画面で読んでもらい、ようやくこぎ父も諦めたようです。

予約の受け付け終了という情報にたどり着けない人はこぎ父のように、また1日無駄(と当人が思うかどうかはおいておきますが、傍から見れば無駄かなあ)にしてしまうであろうことを考えると複雑です。

情報発信の難しさと情報取得の大切さを思うのでした。

 

いづれお二人が接種できる時が来るとは思っていますので、その前にどのような副反応が起こりそうだと報告されているのかをできるだけ調べて、よく話をしようと考えています。

来るべき時が来たらそのように……

 

よく寝てよく食べよく笑い、生きてゆければいいだけなのです。

 

こーぎー家のワクチン接種予約物語でした。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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