2021年8月26日時点の64歳以下のワクチン接種率、2回目を済ませた人は18.42%だそうです。(神奈川県のホームページ参照)
神奈川県の発表によると、11月中には全県民の80%が2回接種できる見込みのようですが、11月までというのは、早いのでしょうか、遅いのでしょうか。
ケアマネージャーが話してくださったエピソードがあります。
ある方のお宅に訪問する日を相談する電話で「その日は電話するから」と断られたことがあったと。
その人のいう電話とは、ワクチン接種の予約を申し込むための電話のこと。
予約の電話をかけたいから別の日にしてほしいということだったそうです。
1日中電話をかけ続ける前提だったみたいですから、どんだけ電話が繋がらないんじゃいと。
そんな混乱の中、こぎ父の電話はどういうわけか(失礼)繋がって、こぎ母とふたり分、集団接種会場での予約ができていました。
比較的早い時期に予約は完了していたのですが、その後に個別接種の案内が広がり、大規模接種も始まり、こぎ父のもとに集まっていたお話を聞く限り、ほかの方々の方が結果的には早くに接種を終えていたように感じました。
久し振りに話す電話の相手とは
「ワクチン打った?」
が挨拶になっていました。
こぎ父には、ワクチンを打たないという選択肢はなかったようですから、打つために予約をするというなんでもないはずの行為が大変なイベントで、スムーズに予約が出来なかったあの日々はかなりのストレスだったと思います。
そんなにストレス感じていたら、免疫力が下がってしまうんじゃないかと思うくらいにはイライラしていました。
接種予定日が結果的に遅かったとしても、予約が早い時期にとれたことは精神安定につながっていたように感じました。
報道で見聞きした内容ですが、既に予約が完了しているにもかかわらず、1日でも早く接種できる予約先を探してしまうのか、みつけてしまったのか、既に決まっていた予約をキャンセルする人が少なからずいたという話。無断キャンセルとか。
そこの辺りこぎ父は、ご自身の日程が決まった後にはどっしりと構え、誰々さんはもう2回打ったらしいよ――なんて聞いても動じることなく最初の予約先で接種を終えました。
みんながみんな、そうできるものじゃないんですね。
こういうこぎ父のどっしりとした感じは、ほんとうに見事だなあと。
ツレ(息子の立場)からみると、頭が固いとか、融通がきかないというのもわかりますけれどね。
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予約を取る段階から接種に至るまで、もしもこぎ母がひとりだったとしたら?
そんな風に考えると、それはもうまったく無理なことだったろうとしか思えないので、支え合うことの大切さと必要性を強く感じる一連の出来事でした。
こぎ母にとってのこぎ父やツレのように支えてくれる人が身近にいる人ばかりではないですよね……
ニュースサイトで『同じ日に2回接種した方がいた』とか『35日間で4回接種した方がいた』とか読んでも、驚きましたが驚きませんでした。(どっちだよ)
こぎ母ももしも一人だったら、当事者になりかねないだろうと容易に想像できるからです。
過剰摂取してしまった方々の報道後の体調はわかりませんけれど、記事による情報では体調の異常はないらしいということが何よりでした。
生きとし生けるすべてのものの安寧を願います。
読んでくださりありがとうございます。