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切り餅でお月見団子……にはならなかった中秋の名月

中秋の名月用のお月見団子もどきです2023年9月29日。

お昼にラジオの天気予報を聞いていたらっこが突然
「ぁああぁぁああっちゃー」
と声を上げたので、
隣に座っていたツレが
どうかしたのかと尋ねてくれました。

「お月見団子を食べる日が今日でしたぁーー。
お団子がありませぇぇえん!」

叫ぶほどのことなのかどうかはさて置きまして、
ラジオでは、9月29日は旧暦の8月15日。
中秋の名月だと言っていたのです。
十五夜さんとも言いましょうか。
しかも今年は満月ですと。

満月と中秋の名月が重なることは珍しいらしく、
3年連続で満月と重なったこの次に
満月と重なるのは7年後なんですって。

お月見団子という名目で正々堂々
好きなだけお団子を食べられる
絶好の機会がまさかの今日?

知らなかったよ!!
お団子用意してないじゃん!!

こんなショックなことはありません。(平和)

暦のイベントでなにがあるかって、
いつもスーパーのチラシを見て
チェックしているつもりだったのに!
なんで今年は忘れていたのかしらと思ったら、
そうでした。

そういえば今月はスーパーが
『9月は一か月、折込チラシをお休みします』
とのことで、
折込チラシが入っていなかったことを思い出しました。
経費削減なのでしょうかね。
チェックするチラシが無かったのでした。

「お団子食べたかったのに~」

しつこいように泣き言を叫ぶらっこにツレは、

「作ったらいいんじゃないの?作れないの?作ってよ」

たしか、お団子の材料の買い置きはありません。

「ええ~?作ってくれるんですか?」

少しの期待を込めて言い返すと、
はははと笑って

「この家に、らっこ以外にお団子作る人なんていないよ」

ですって。

たしかに!

もしや、上新粉、団子粉、白玉粉、
なにかそれらしい粉の在庫が
ひっそりあったりしないかと
探してみましたが残念。

あったのは業務スーパーで買っていたことを
すっかり忘れていた黒豆と(そのうち煮ないとな)
大袋で買っていた食べかけの切り餅でした。

よし。
とりあえず袋に残っていた3個でいいでしょう。
切り餅を3つ袋から取り出し、
4つに割って
(サトウの切り餅のスリットありがとう。
包丁いらずで楽ちんです)
水を加えてレンジでチン。

温まったらしばし、
すりこ木でぺったんぺったん。
やわらかくして、
どうやらやわらかくしすぎてしまって
(水が多かったのかな?)
丸めようとしても丸まらず、
これでいいやと、でも待てよ。
べたべたくっつくの面倒だなと、
お月見団子なのにきな粉をまぶして、
とりあえず山なりに盛り付けまして。

中秋の名月用のお月見団子もどきです

ちがうちがう。

お月見団子は、こうじゃない。

マーチンさんの歌が頭の中でリフレイン・リフレイン。
頭の中はもうノリノリです。

いくら急ごしらえだからって、
これはひどすぎやしないかい?

自分で自分に言い聞かせながらも、おやつの時間です。

こーぎー家は皆さんお餅がお好きなのですよ。

こんな姿でも「お月見だねえ」と
喜んでくれる心の優しさ。

夜ご飯のおかずにしようかと思っていたのに、
「いいんじゃないの?」(なにが?)
と結局は、月が昇る前に3人でペロリ。

ちょっとやわらかくておいしいふつうのお餅でした。

お餅でした。

お餅でした。(3回言いました)

こんな姿のお月見してない団子でも、
おいしいと言って食べてくださったこぎ父とツレに
ありがとう。

こぎ母はショートステイに行っております。
ひょっとしたら施設で十五夜さんですよって、
イベントみたいなことを
やっていただけているかもしれません。

 

夜。

月と並べられることもなく
お月見団子がとっくに消化された頃。
雲の切れ間から見えたお月様は、
お団子やすすきを並べなくたって、
十分にきれいで明るいお月さまでした。

 

ちなみに、前の週の23日は秋分の日。

スーパーの折込チラシがなくたって、
らっこが作ったイビツなおはぎ。
みんなで食べていました。

2023年9月23日お彼岸のおはぎです。

イビツ……

もち米を炊いてほとんどそのまま、
ご飯の粒をつぶさないままお団子にして
丸めて作るおはぎでした。

らっこは正直、
もっとしっかり米粒をつぶして
お餅のようなお団子で食べた方が
口当たりがよくて好きでおいしいかなと
失敗したなと思いながら食べていました。

ツレは「粒粒感のあるこれがおいしいよ。
潰さないこのままの、この方がおいしいよ」
と言ってくれていました。

人の好みも様々ですね。

この日もこぎ母はショートステイ。
あんこが大好きなこぎ母のことですから、
一緒にいたら喜んで食べていただけたかな
なんて期待しちゃったりして。

 

読んでくださりありがとうございます。

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