らっこ飯 タケノコ

34歳 初めての焼きタケノコ|らっこ飯

このページには広告が含まれています。

焼いて刻んだたけのこです。

34歳にして、初めてタケノコを焼いて食べました。

頭の中が疑問符だらけでしたが、やっぱりタケノコはおいしかったです。

初めてなりに、事前に調べてから手を付ければいいのに、食べ終わってから調べるらっこです。

らっこの初めてにお付き合いください。

 

買ってきたタケノコです。

近所にある、農家の直売所から買ってきました。

タケノコ1個300円。

た・け・の・こ。

小さいものは250円、大きいものは1,000円の値がついていました。

さっきまでいたスーパーの棚にも並んでいましたが、横眼でスルー。

 

事情はさっぱり分かりませんが、冬の間、しばらく直売所は閉じていたようだったので、久しぶりに何か並んでいると思ったら、タケノコでした。

スーパーでは完全にスルーしたのに、なぜかツレとふたり、買って帰ろうムードに。

 

スーパーでスルーしていた理由は、タケノコに興味がないからではなくて、タケノコの調理を今までしたことがなかったからです。

 

ツレと買って帰ったものの、

 

で?

 

ツレが、

「たしか米のとぎ汁でさあ、茹でるんだよ。とぎ汁で」

 

 

 

うん。

 

 

なんだかやっぱりどうしたらいいのやら。

 

ううんとええっと、

どうしましょう?

 

むか~しテレビで見た、焼きタケノコに憧れていたので、「タケノコ 焼く」で検索したら、アルミホイルで包んで20分、魚焼きのグリルで焼いたら食べられるとのレシピを発見。

あく抜きも必要ないとのことだったので、焼いて食べることにしました。

タケノコです。

300円のタケノコ。

重さを量ってみたらよかったですね。

袋から取り出すと、めっちゃ土がついていました。

 

そっか。

地面に埋まっていたんだよなあ。

 

なんて、当たり前のことを思います。

 

土を濡らす前に、土の付いた皮をむくことに。

 

うわぁぁ。

めっちゃ産毛がふさふさしているぅぅ。

 

タケノコは昔から好きでしたが、それは食べる専門。

皮の産毛の毛深さに驚くくらいに、経験値がないらっこです。

皮をむいたタケノコです。

ある程度むくと手が止まります。

 

どこまでむいたらいいんでしょうか?

 

 

どこまでむいたらいいのかわからない自分が、ちょっと新鮮。

どれだけ経験値ないんだか。

 

先の方には、まだ毛がたっぷりついた皮が残っているのですが、なんだかむくのがもったいない気がして、ここまでにして、ようやく洗いました。

タケノコを縦半分に切っています。

タテ半分に切るために包丁を当てると、思ったよりはやわらかいのかな?という印象。

タケノコは、ナマだからといってカッチカチにかたいわけではないんですね。

縦半分に切り分けたタケノコです。

半分に切った断面を眺めながら、

 

どこまで食べられるんだろう?

 

と疑問に思ったらっこは34歳。

 

アルミホイルにのせたタケノコです。

アルミホイルを二重にして包み、魚焼きグリルで焼いてみます。

アルミホイルで包んだタケノコです。

包んでみたものの、これで焼けてくれるのか、なんだか心配。

魚焼きグリルにセットしたタケノコ包みです。

魚焼きグリルにセットして、水を受け皿に入れ、強火で10分。

片面焼きグリルなので、10分たったらひっくり返そうと、ツレにタイマーをセットしてもらいました。

 

10分経過。

 

「ちゃんと焼けているのかよくわかりません」

 

分からないことは分からないと言わないと伝わりませんが、中身が見えないように包んで焼いているので、包みを開けてみないと誰にもわかりません。

 

ツレに促され、ひとまずホイルを開いてみることに。

グリルの中でひろげたホイルの上にのせたタケノコです。

焼き始める前と、10分で変化があったのかどうかがわからない現実。

「10分じゃ全然焼けないんじゃないの?むしろ、ホイルはずして直接焼いたら?」

ツレの提案に乗っかって、ホイルをひろげて直火で焼くことに。

 

強火で5分。

焼けたタケノコです。

見た目に変化がありました。

竹串を根元の方に刺してみると、すっと刺さりました。

刺さったのですが、焼けていない状態でのかたさが分からなかったので、やっぱり不安。

ツレに促してもらって、これ以上焦げる前にひっくり返しました。

 

さらに5分。

タケノコの様子を見ています。

反対側にも焼き色が付いていました。

 

ここまで焼いておきながら、ところでこれは、焼いてからどうやって食べたらいいんだろうと、頭の中が疑問でいっぱいのらっこです。

 

何が疑問って、皮は先端につけっぱなしだし、根元の方もどこまで食べられるのかわからないし、焼くことだけ考えていたので、テレビでどんな風に食べていたのかも思い出せませんでした。

 

「焼けたかどうだか、切ってみよう」

ツレがそういって取り出してくれたおかげで、

そうか!切って食べるんだ!

と、当たり前すぎる解答に辿り着きました。

こーぎーが刻んでくれたタケノコです。

先端の方の皮をはがして、全体を輪切り(半月切り)に。

 

輪切りのタケノコの姿には馴染みがなかったので、新鮮でした。

 

ツレが半分を刻んでくれている間に、らっこも、もう半分のタケノコの先端の皮を何枚もむいていました。

らっこの手元を見たツレに、

「皮むきすぎていない?食べられるところなくなっちゃうよ?」

と言われて我に返りました。

 

産毛が付いている、はがした皮の下の方についている黄色い部分をかじってみましたら、

「ああっ!食べられます!おおっ。しかも美味しい!」

むきすぎたらしい皮はらっこがつまみ食いして、もう半分もツレに切ってもらいました。

焼いて刻んだタケノコです。

こんなタケノコの姿、見たことなかった!!

 

 

「いただきます!」

 

ツレは、しょう油とマヨネーズをかけて食べるのが好きなようです。

らっこも、しょう油もマヨネーズも大好きですが、タケノコにかけて食べる(つけて食べる)のはもったいない気がしてなりません。

 

こーぎーの顔です。笑顔「おいしい。ちゃんと焼けてるよ」

こぎ父の顔です。笑顔。「うん。おいしい。何もつけなくてもおいしいよ」

こぎ母の顔です。困った感じの表情です。「なに?これ?タケノコ?久しぶり。おいしいじゃない」

 

 

こぎ父にならって、何もつけずにいただきました。

 

 

 

ううん……

 

 

1年以上振りに食べるタケノコ。

食感はタケノコで、ほんのり甘くて、舌がひりひりしました。

 

これは……

えぐい??

 

「おいしいんですけど、なんかちょっと、えぐくないですか?これがアクなんでしょうかねえ?」

 

ツレが言うには、

「確かにちょっとえぐみがあるけど、こんなのは大した方じゃないよ。おいしいと思うよ」

 

そ、そうなのかぁ……

 

こぎ父もこぎ母も、苦いとかなんとも言わずに食べていました。

 

「焼いて食べるのなんて、初めて!おいしい!」

 

いろんなことを忘れてしまって、初めてではなくても、よく「生まれて初めて」と言うようになったこぎ母ですが、ツレもこぎ父も、焼きタケノコは初めてだったとのこと。

らっこも初めて。(たぶん)

 

みんなの初めてでした。

 

輪切りのタケノコを食べ比べると、根元の方の太い所の方が食感もあっておいしく感じましたが、えぐみもより強く感じました。

先端の方がよりやわらかく、えぐみも少ないように感じました。

一番えぐみを感じなかったのは、最初に食べた、はがした皮についていた黄色い食べられる部分だったような?

 

「先の方がやわらかくておいしいよ」

根元のかたい方ばかり食べようとするこぎ母に、ツレがすすめていました。

らっこの感想の通りです。

根元も先端も、おいしかったので、食べられるんならどちらでもいいですけどね。

 

ひと口だけならおいしいのですが、続けて二口三口と食べると舌がひりひりします。

 

今度食べる機会があれば、茹で方をしっかり調べて、あく抜きをして食べたいと思ったらっこです。

 

えぐかったけど、おいしかったのも本当です。

 

えぐかったけど。

 

 

300円の小ぶりなタケノコ。

4人でいただくには、少ないような贅沢なような。

どのくらい食べられるのかわかりませんでしたが、焼いて丸ごと食べようと思ったら、4人でちょうどいいくらいだったように感じました。

 

ツレが言うには、お味噌汁に入れて食べるのもおいしいのだそうです。

 

たけのこ。

筍。

竹の子。

 

 

そう言えば、スーパーではどう表記されていたか、思い出せないらっこです。

農家の直売所には、値段以外の表記はありませんでした。

 

「タケノコ」

 

おいしいタケノコご飯が食べたいなあ……

 

 

 

 

 

水煮のタケノコっていうのを、買ってもらえばいいのかな?

 

すべての問題を解決しそうで、結局解決していない案ですね。

経験値を積みたいものです。

 

また、機会があれば買ってもらいたいと思います。

 

ごちそうさまでした。

読んでくださり、ありがとうございます。

-らっこ飯, タケノコ