2020年9月21日は敬老の日。
1年前はお年寄りの方を敬うも何もあったものじゃないくらいにすっかりスルーしていたらっこです。
こぎ母がデイサービスで豪華なお祝い御膳をいただいたということをきいてようやく、そうか、お祝いをする日なのかと気が付いたらっこは、2020年、敬老の日の1週間くらい前に、ツレに「21日が敬老の日なので、なにかお祝いになるようなものを買えたらいいかなと思っています」と伝えました。
”お祝いになるようなもの”とは、もちろん食べ物です。
どのあたりがもちろんなのかはともかく、自分で食事を作らなくていいタイミングがやってきたとばかりにツレに相談しました。
こぎ母はお寿司やお刺身を喜んでくださるので、ツレは最初はお寿司を買ってこようかと言ってくれたのですが、お寿司は最近、らっこが発狂した次の日にごめんなさいでしたとばかりにツレと買って来て食べたばかりだったので、ちょっと違うのが選べたらどうかと提案したのはらっこ。
1週間ほど前にスーパーで物色していたところ、美味しそうなお弁当を見つけました。
「敬老の日」本番の21日は月曜日で、祝日だろうが何だろうがこぎ母のデイサービスの日です。
帰ってきたところにどうぞとご馳走が並んだらどうだろうかと思っていましたが、前日の20日。
ツレが「明日ごちそうを買って来たとしても、デイサービスから帰ってきて『眠い疲れた』ってぼんやりしながら食べるより、1日早くして今日ごちそうを食べた方がいいんじゃないか」と提案してくれ、なるほどそれもそうだと1日早い敬老の日のお祝いとなりました。
ありがたいことに、こぎお兄さん(ツレ・こーぎーのお兄さん)から文明堂のお菓子がたくさん届いたのも前日の20日。
敬老のお祝いセットとかなんとかのようで、カステラの見事なこと。
開封していない状態で写真を撮っているのでわかりにくいかもしれませんが、カステラの表面に鶴さんと亀さんがいて、いつまでもお元気でとメッセージが入っているのです。
文明堂さんすごいっすね(感想がそこかい)。
頭の中はCMのメロディーでいっぱいです。
カステラ~
頂いたくるみや栗のお饅頭に大きなどら焼きをお昼のデザートに、プリンを夕飯前のおやつにいただくという贅沢なスイーツ日にもなりました。
スーパーで見つけたおいしそうなお弁当がコチラ。
紅鮭と紅ズワイ蟹のお弁当です。
ちらし寿司のようにみえますが、ちらし寿司とはどこにも書いてありませんでした。
4人で食べるのに3食分。
スーパーで買う時にツレが確認したところ、この残り3つで売り切れだったそうです。
午後はご飯を炊かないとか、今日は12食出していてこれが最後だったそうです。
「あー?ええもうないですね。売り切れです」スタスタスタ……(自分の仕事にすぐ戻る)
みたいなそっけない店員さんにも心当たりがありますが、ツレが声をかけた店員さんは、事情も説明してくださって、残念そうに申し訳ありませんと言ってくださり、店員スキルの高さを感じました。
まあ、あくまで買い物客の立場として感じただけですけどね。
感謝感謝です。
4人で3食。
全然問題ございません。
ちらし寿司がさらに豪華に見えるよう、カニの足を1本ずつ追加。
豪華!!
もちろん、カニ風味かまぼこでございます。
こんな風に大きなサイズで作って売っているのを買ってもらったのは初めてだったかもしれません。
よしよし美味しそうだとながめてから気が付く。
だから4人で食べるんでした。
4人で食べられるように取り分けます。
こぎ母のお弁当分かららっこの分に取り分けて、それでも多そうな分をツレのお弁当に追加して、こぎ父は黙って1人分。
こぎ父がらっこのごはんが少ないんじゃないかと気にかけてくださいましたが、ちょうどいい量でございました。
「4つ残っていたら4つ買って来ていただろうね」とツレと話しましたが、普段食べるごはんのボリュームで考えれば、3食分がむしろ調度よかったくらいです。
カニカマはしっかり4人分、こちらも結構大きくてボリュームがあり満足満足。
スーパーでお弁当のほかに、こぎ母が大好きなカツオのお刺身をツレが選んでくれました。
1本吊りのトロガツオだそうで、こちらもおいしかったです。
この日の野菜はレタスにきゅうりとトマトのサラダ。
こぎ母に作っていただきました。
こぎ母はきゅうりの板ずりを知らないらしく、丁寧に皮をすべてむいてくださいます。
きゅうりっぽくなくなるんですよね。見た目が。
ご自分で食べながら「これは何?」とこぎ父に尋ねることもよくありますが、きゅうりの皮はかたいという思い込みがあるようで、ピーラーで全部むいてくださいます。
ゴミ箱に捨てられたきゅうりの皮……
食べられるものをゴミにしているのを見るのはもったいなくて仕方がないのですが、こぎ母がお一人でもできる作業のひとつになってきているので、いいのでしょう。
少し前にこぎ母がきゅうりを切る様子を覗いてみたら、そぎ切りしていました。
きゅうりをそぎ切り。
難易度高そうです。器用なんですよね。
サラダにしてもらっているトマトの皮は口に残るらしく、いつもこぎ母の食べ終わりのお皿に残っていますが、らっこが皮付きのままで刻んだきゅうりの皮を食べ残しているところは見たことはありません。
きゅうりの皮はむかずに刻んで、トマトの皮をむいたらどうかと提案したこともありましたが、トマトの皮をむくのは難しそうだからやめておくとのことでした。
庭の紫蘇は実を付けるようになってきたそうです。
まだやわらかいうちにツレが摘んできてくれるので、茎ごとパクリといただけます。
ブランデー風味の梅酒のソーダ割りをツレが作ってくれました。
甘くなくて飲みにくかった梅酒がおいしくなりました。
この日らっこがしたと言える作業は、ごはんを取り分けて、取り分けて、カニカマを添えたくらい……
御馳走を眺めたこぎ母が、
「こんな贅沢させてもらえるなんて、らっこさんのおかげです。本当にどうもありがとう」
と言ってくださったのですが、何もしていないんですけど……
私の方がこんな御馳走いただけるなんてありがとうございます。
デザートにツレがこしらえてくれたヨーグルトがとてもきれいで美味しそう。
普段は食べ終わったお茶碗でヨーグルトをいただいているので、器がオシャレになっただけでも美味しそうで思わずパシャリ。
ツレは盛りつけが丁寧でいつも嬉しいです。ありがとうございます。
らっこは雑でごめんなさい。
バナナの上の緑色の粉は頂き物の青汁の粉末です。
ヨーグルトで食べると違和感が無くておいしくいただけます。
見た目もきれいだわ。
ごちそうさまでした。
敬老の日は感謝を伝える日でもあるそうですから、ありがとうございますと心で何度も唱えるように。
ありがとう。
ありがとう。
いつもありがとう。
ありがとうございます。
生きとし生けるすべてのもの、そうじゃないものも安寧であれますように 合掌
ありがとうございました。
追記:
敬老の日当日の月曜日。
デイサービスでもお祝いしてくださったようです。
ありがとうございますしか言葉が出ませんわほんと。
ありがとうございます。
豪華なお昼をいただいて元気満々で帰ってこれたのでしょうか。
夕飯の前にこぎお兄さんが贈ってくださった文明堂の大きな(本当に大きい!)どら焼きをまるッと1個平らげて
「お父さん!神社にお散歩に行こう!」
とお散歩に行く気満々で声を張り上げたところに、ツレが笑いながら「これからご飯だよ」と言って落ち着いてもらうくらい元気でした。
らっこの夕飯の支度が遅かったとも言う。
夕飯の後も、いつもならもう疲れて眠っているような時間になってもノートに一生懸命思い(日記なのか詩なのか俳句なのか川柳なのか)を綴っているようでした。
どうかどうか、みなさんが安寧であれますように……
今日も一日ありがとうございました。