紅玉でお砂糖煮を作りましたの。
コンポートって言うんですね。
ピンク色に染まったりんごがめちゃんこ可愛い。
赤ちゃんの頬っぺたみたいにツンツンしたくなりそうです(しないけど。しないんかい)。
甘さと酸味と程よいバランスが見た目を裏切らないおいしさで、自分で嬉しくなっちゃいました。
「これはなかなか食べられないよ?高~級品だね」と言ってくださるこぎ母のセンス。
改めましてこんにちは。
料理が好きなのか嫌いなのかよくわからないけど、作らざるを得ない状況で毎日ご飯を作っているらっこです。
難しいことも無理もしないで、できるだけ楽な気分でおいしいご飯を作ろうと餡中模索しております。
そうそう。お昼に食べたアンドーナツがとってもおいしかったのだけどね?中の餡が少なくてね?(あんこの中は探してないわ。誤字変換せい)
りんごのコンポート
- 紅玉 3個(芯を取って6つ切り。皮はむきました)
- グラニュー糖 大さじ5
- 水 200ml
紅玉以外の品種だと、どうやらきれいに赤く染まらないそうです。(らっこ調べ)
厳格に間違いなくおいしく作る方法は、きちんとりんごの重さを計量して、重量に対して何パーセントかの砂糖を計算・計量して作ることだと思います。
思いますが、らっこはむいたりんごの皮をちょぴっとかじってみて、スッパくってスッパかったので(甘みも感じた)1個に対して砂糖を大さじ1.5~2弱くらいをイメージしての大さじ5にしました。
色をきれいに出したかったのとすっきりとした甘さになるかと期待して、グラニュー糖を使っています。
らっこ、紅玉でコンポートを作る
1.紅玉を6つ切りにして皮をむき、鍋に入れてグラニューと絡め合わせ、むいた皮を上にかぶせて30分程おきます。
2.水を加えたらふたをして、中火にかけ煮立ったら弱火にしてときどきかき混ぜながらやわらかくなるまで煮ます。(10分~20分)
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし、器によそって完成です。
煮汁が紅玉全体にかぶるくらいあればきれいに赤く染まるのでしょうけど、水をケチったら浸りきらず、ときどきかき混ぜたもののムラのある染まり方になりました。
「全部が同じ色よりもおしゃれできれいじゃないか」
ツレが前向きにとらえてくれたので、煮ムラ(固めな部分とやわらかい部分)色ムラ(染まり方)もいいんでないかと。(開き直り。食べると色は気にならないけど煮ムラは気になったぞ)
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紅玉は3つ。
皮も使いたいのでキュッキュッキュッとよく洗います。
赤が本当にきれいです。
おっと、こちらの写真の方が赤が映えますでしょうか。
紅玉は6つ切りにしました。
4つ切りだと大きすぎるし、8つ切りにすると小さすぎる気がして6つ切り。
芯を取って皮もむきます。
りんごの変色を防ぐため、皮をむいたそばから砂糖をまぶそうかと鍋にグラニュー糖(半量)を入れて準備していました。
最初の2片はすぐにグラニュー糖をまぶして写真も撮りましたが、あれれ?
りんごの皮むきで手がべたべた、毎回鍋をゆすっていたら鍋の持ち手もベトベトになるじゃん?
よし、
一気に頑張って皮をむいちゃおうっ、
ということで、
3個みんな皮をむいて鍋に入れました。
鍋底に敷いたグラニュー糖に意味があったかどうかは謎。
残りのグラニュー糖(半量)も振りかけてかき混ぜ、りんごの表面全体に砂糖をまぶします。
すぐに火にかけてもいいかと思うのですが、しばらく置きます。
白いりんごの実を赤く染めてくれる皮をかぶせて30分。
りんごから水分が出て、表面が汗をかいたような状態になりました。
りんご自体も少ししんなりとやわらかくなっています。
水を加えます。
鍋底の砂糖を溶かしつつ、水に浸らないりんごを減らすようにできるだけ平らにならしました。
りんごがやわらかくなっているのでぎゅうぎゅう押し込みます。
最初から水をもっと多くすればいいのでしょうけど、煮汁が薄くなって甘さも薄くなるのかと思って水を減らした末路。
実際に水が少ないと、甘さが薄くなるのかどうかはすみません、知りません。
りんごが浸りきっていないので鍋にふたをして、中火にかけて煮ていきます。
煮汁がふつふつと沸いてきたら、そうッとそうッとかき混ぜます。
できるだけまんべんなく煮汁に浸るように……
煮えてくるとりんごからも水分が出てきて煮汁が増えますが(増えた煮汁の表面見えますか?10時の方向に水面が……)、浸りきらない……
ふたをして弱火に落として煮続けます。
徐々にりんごがやわらかくなってきて形が崩れやすいと言いますか、傷がつきやすくなるのでそうッとかき混ぜます。
なかなか赤く染まらないものだなあと思いながらも、煮えていなそうなところを底に向け、煮えていそうなところは上にしてと案外忙しい。(作り方間違えているかな)
火にかけてから15分たたないくらいでほんのりと赤く色づいてきました。
りんごも全体に透き通ってきてやわらかくなってきたのを感じます。
固めの仕上がりが好きな場合はこのくらいで火を止めてもよさそうです。
らっこはとろとろが好きなのでもうひと煮込み。
追加でもう10分。
触ると簡単に崩れてしまいそうなくらいやわらかく煮えました。
色はまだ薄いです。
ひとまず火を止め、やわらかいりんごをできるだけ煮汁に浸らせるように平らにしておいて、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
1時間くらい冷まして冷蔵庫に入れて1時間くらい。
染まっていました染まっていました。
まだキンキンに冷えてはいませんでしたが、赤味はだいぶしっかりと染まっていました。(ムラはあるけど)
いただきましょう。
器によそって完成です。
見て見てこのピンク!
きれーかわいーすてきー!
りんごはやわらかくとろ~りとろ~りになっているので(煮すぎかしら?)傷つけないようにそうッと取り分けるのが思ったより大変でした。
使ったスプーンの形もよくなかったのかもしれませんが、冷ます前に少ない煮汁に浸そうと、ぎゅうぎゅう詰めて平らにしたから当然です。
ガラスの器によそって一応おしゃれしたつもり。
陶器の小皿はらっこ用。
「いただきます。」
りんごのコンポートの余談
器によそったらスプーンも4人分用意して、ラップをかけてしばし退場。
ツレが「おやつにしよう」とみんなに声をかけ、先に一人でりんごを見つけたらしく戻ってきて
「なんかすごいおやつが用意されていない!?」
すごく目をキラキラさせて嬉しそうにしてくれていました。
ああ……作ってよかった……
人になんと思われようと作ったもん勝ち精神で作っていますが、やっぱり誰かが喜んでくれるのって本当に嬉しい。
ありがたい。
ツレはこぎ母をテーブルに誘導しながら
「今日はいいものがあるよ~おいしい~のがあるよ~」
と声をかけています。
食べる前からおいしいって決まっている(笑)
まあ実際、おいしかったですけど(急に偉そうだ)。
こぎ母からは何度も「これはなあに?」と尋ねられ、「りんごですよ」「りんごを煮たやつだ」ツレが何と言ってもらっこが何と言ってもピンとこないようで、なかなか手を付けようとしてくれませんでした。
なにかを疑うかのようにほんの少しだけ口に運ぶと
「おいしい。りんご?らっこさんが作ったの?どうやって作ったの?」
お口には合ったようですが、疑問不思議は解消されなかったよう。
「これはなかなか食べられないよ?高~級品だね」
と大事に大事に食べてくださっていました。
実は今回使った紅玉は頂き物。
らっこがイメージする紅玉は、出回る期間が短くて高価でなかなか買えない高級品、でしたが、ツレのイメージでは昔からあってりんごといえば紅玉で安くてごくごく一般的なのだそうです。
へぇ~。
らっこはその昔、なにかのお菓子を作ろうと思って(なんだったろう?アップルパイとか?)スーパーに買いに行き、みつけた紅玉が高くてまた今度来た時にしようと買うのを見送っていたら、あっという間にスーパーの棚から消えてしまったという思い出があります。
バーゲンセールみたいに一瞬で売れてなくなったとかではなく、単純に時期が終ってしまっていたというお話し。
頂いた紅玉、無事においしくいただきました。
あとで皮だけつまんで食べたら、やわらかくて歯ごたえもあっておいしかったです。
「ヨーグルトに入れたら絶対おいしいやつだよ」とツレは言ってくれましたが、ヨーグルトに混ぜる前に食べきってしまいましたとさ。
ごちそうさまでした。
読んでくださりありがとうございます。
りんごのお菓子を作る時だけ、りんごの芯取り器が欲しくなるらっこです。
子どもの時から欲しいと思っていまだに買っていないってどういうことでしょう。
一生に1本。
調べてみたら、燕三条のブランドに惹かれるらっこ。
一生に1本……