介護 暮らし

普通のことを堂々と言う|らっこ

こぎ母がデイサービスに行った日は、お腹を空かせて帰って来ます。

入浴と昼食アリのさくらんぼの木。

さくらんぼの木という施設で、こーぎー家では「さくらんぼ」と呼んでいます。

入浴と昼食有りで1日・7時間、いろんなレクリエーションをして過ごさせてもらっているようです。

 

リハビリ運動に通っている、野菜が買えるデイサービスは別の施設。

野菜を売っているデイサービス、すくすく館。

すくすく館と呼びます。

 

ショートステイに利用しているのはバナナ苑です。

ショートステイ施設はバナナ苑。

 

さくらんぼの無い日であれば、こぎ父とこーぎーが食卓に来るのを待ってから食事に手を付けるこぎ母ですが、さくらんぼに行った日は別。

 

一人で先に食べ始めるこぎ母。

「誰も来ないけど先に食べるね」

よっぽどお腹が空いて帰ってくるのか、帰ってくるとお腹が空くのか。

4人分のおかずをよそった丼を自分の前にそっと寄せ、ひとりで先に食べ始めたときもありました。(笑った!らっこが一人ずつに分けてよそわないから(汗))

 

「今日は何日?」

「今何時?」

日付や時間を質問するのは毎日のこと。

今日が何日で今が何時で今の食事が何ごはん(朝?昼?夜?)なのか、わかったりわからなくなったり、半々くらいのこぎ母ですので、こんなことも。

お腹がいっぱいで果物を夜にとっておいてというこぎ母。

夜ごはんに食べきれなかった果物などは、あとで食べようと思うのでしょうね。

「夜に食べるから、とっておいて」

と言われるのですが、これ、夜ごはん。

夜ご飯を食べているこーぎーとらっこ。

食べ始める前によく質問するのです。

「これは何ごはん?」

確認をしていても食べているうちに忘れてしまって、夜ご飯を「今が昼ご飯」だと思うことがしばしば。

 

お腹がいっぱいになってもうひと言。

 

なんか疲れちゃった。今日はもう寝ますというこぎ母。

 

「朝まで寝ます」と堂々と言うこぎ母。

 

はい、そうですね。笑いをこらえるこーぎーとらっこ。

夜に眠れば朝まで眠るのは普通のこと。

普通のことを堂々と言うこぎ母に、失礼の無いよう笑いをこらえるツレとらっこだったのでした。

 

そんなことが可笑しくて笑える今は、大丈夫。

大丈夫。

 

 

 

ツレとらっこが笑っていても、こぎ父は聞き流していたわ……

 

 

 

心に平穏がありますように……

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