こーぎー家のテレビはこんな感じです。
テレビの上に何か載っています。
そうです。
テレビを見るための地デジのチューナー。
そうです。
ブラウン管テレビです。
家電製品にかなり疎いらっこの実家でも、たしかアナログ放送の終了に合わせて数年前には薄型のテレビに買い替えていたので、初めてこーぎー家のテレビを見た時には実は小さく驚いていました。
『箱型のテレビがまだ映るんだ~!』
それももう3~4年前のことです。
古いテレビが今でも現役な理由を考えると、それもそのはず。
こーぎー家では、テレビを見る時間が1日に1~2時間あるかないか。
こぎ父が興味のない放送は鬱陶しいらしく、つけっぱなしとかありえない方のようです。
見ているのは限られたニュースのほかには大相撲とたまの特別番組位でしょうか。
(ほかにも見ているかも)
らっこの実家では基本、朝つけたら寝る前までつきっぱなしのようなイメージでテレビという存在があったので、ちょっといろいろ感じるものがありました。
(大丈夫か?らっこの実家よ)
らっこの感傷はさておき、それほど使われることのないテレビだからなのか寿命も長いのでしょうか。
まだまだ現役で大丈夫だと思っていたのに、その日は突然やってきました。
神妙な顔つきでお勝手にやってきたこぎ父が
「テレビが見えなくなっちゃったんだよ」
と最初に言った時は、操作を誤ったのか何か勘違いしているのではないかと疑い、故障の可能性はすぐには浮かびませんでした。
ツレと一緒にテレビの様子を確認すると、待機状態の青いランプが付いているのに画面に何も映っていませんでした。
なに?この状態?
遂に寿命か?
今のテレビは予兆もなく突然見られなくなるんだねえと、話しましたが、ブラウン管のテレビって「今のテレビ」かな?
なにか対処方法はないのかと説明書をあちこち探しても見つからず、メーカーのサイトで検索しても品番が古すぎるのか見つけられず。
いよいよ壊れてしまったのだろうとこぎ父も諦めて
「こーぎーとらっこさんに任せるから、新しいのを買ってください」
と任されました。
新しいテレビの候補を選んだり、古いテレビの処分方法を調べたり。
急な故障が原因で、イチから調べないと訳がわからない。
- 新しいテレビのサイズやタイプ。(液晶テレビの32型に決定)
- 壊れたテレビの処分方法。(購入店に連絡してリサイクル料金と運搬費用を支払う)
- 電気屋さんには行かずにネットでテレビ選び。
ツレが見つけて決めようとしていた通販サイトでは、古いテレビの下取り有りで設置まで込みの税抜き3万円を切る価格。
ツレはもうそのサイトが一番お得だと決めつけて、そこで買おうと決めていたようだったのですが、話だけ聞くと胡散臭い。
家電リサイクル法で処分に費用がかかるはずのテレビが、下取りと設置込みでそんな料金になるのは怪しくないかい?
テレビの設置が無料のはずないし!
それで安くなるのはなんでだ?
某引越し屋さんでは、オプショナルサービスの『テレビの配線は6,600円』でした。
怪しいと感じたらっこがもう少し確認してみると、案の定、めっちゃ小さな文字で
『リサイクル料金と運搬料が別途必要だよ』
みたいなことが書かれていました。
めっちゃ小さい文字で。
気になったことだったのでもう一度書きます。
めっちゃ小さい文字で。
そういう売り方しているところで買いたくない。
ツレに対して『もっとよく読んできちんと調べてよ~』といった感情が浮かぶより先に、らっこはこんな感情が浮かんでくる人間(あ、ラッコなのに)なのでした。
ツレと改めて検討した結果、
- テレビだけを通販で購入して、設置・配線はらっこがやりましょう。(取説見ながらたぶんできる)
- 壊れたテレビは郵便局でリサイクル料金払って手数料も払って、車で指定引取場所に持ち込みましょう。(運搬費用の節約)
- 地デジのチューナー(テレビの上に置いていた小さい箱)が不要になるだろうから、テレビの契約状況を確認・見直しましょう。(ケーブルテレビの契約か何かをしているらしいがよくわからない)
あれこれ決めて早くテレビが見られるようにしましょうね、ってツレと確認して、その日はそこまで決めて眠りにつきました。
翌日。
ツレが改めて、リサイクル券を購入する前にもう一度テレビの品番やら何かを確認しようと思ってテレビの電源をつけてみたら、ついたらしいのです。
うん。
復活!?
テレビが壊れた日にツレがネットで調べてみたところ、電源ボタンを10秒長押ししてリセットする方法があるらしいということで、コンセントを抜いてみたり長押ししてみたり、一応はできる対処をツレがしてくれていたのです。
効果が時間差でやってきたのでしょうか。
視聴もリモコン操作も問題ないらしく、結局テレビの買い替えは無しになりました。
あ~よかったよかった。
安心9割と残念1割。
テレビが今のブラウン管テレビよりも液晶テレビの綺麗な画面で見られるようになるかと楽しみにもしていたので、ちょっぴり残念でもありました。
もうしばらく、今のテレビに頑張ってもらいましょう。
一応、今回テレビが壊れた時に何がどう必要なのかは一通り調べられたので、今度本当に完全に壊れてしまった時には、あまり慌てずに対応できそうです。
製造 2001年の箱型テレビ。
テレビが何も映らなくなってしまい、何をどうこう対応はできないこぎ母でしたが(こぎ父もらっこも大概同じ)、何をすべきかの対処方法(買い替え)はしっかりとわかっていらっしゃるようでした。
手は出さないけど口は出す!
そして4人が4人とも諦めていた20年物のテレビ。
そうです。
テレビに貼ってあったシールには『製造2001年』の記載がありました。
20年選手のこーぎー家のテレビ。
思いがけずにまだまだ現役です。
これからもどうぞよろしく。
こぎ母の思考回路がしっかりしています、というお話でした。
読んでくださりありがとうございます。