暮らし

本能に従わない男・こーぎー|らっこ

 

こぎ母が元気だった頃、庭にはまったく興味がなかったらしいツレ。

こぎ母の入院を機に庭の手入れをやるようになり、1年ほど前からは家庭菜園もしてくれるようになりました。

畑や花の水やりも、ツレが夕方に日課として行ってくれているようです。

……ようです。

……みたいです。

……たぶんです。

らっこは庭のことはあまり関せずでして、知らぬ間にやってくれているようです。お任せ状態。

夕方、ツレが「雨が降りそうじゃない?」と言い出しました。

雨の気配をまったく感じていなかったらっこは、空をチラリとみて「そうですか~?」と軽く答えていました。

しばらくすると、また尋ねられました。

 

 

 

ツレが真剣に雨が降るのかどうなのか考えているとはつゆ知らず。

 

 

ツレに雨のことをきかれたことも気にせずしばし時は流れます。

 

 

こぎ母のお風呂をツレが見守り。

そのすきにらっこは夕飯のおかず作り。

時は流れます。

 

 

窓の外にも突然流れ始めました。

雨粒が。

それはもう、窓を開けて直接見なくてもめちゃくちゃ降っていることが間違いなく確信できるぞ!と言えるくらいの雨音。

『ツレの言っていた通りだなあ』なんてのんきに捉えながらも、ツレも風呂場でこぎ母と雨音を聞いているだろうなあと思っていたところ、こぎ父がお勝手にやってきました。

 

 

「あんなに自分で雨降りそうだとか気にしていたのに?!」

ツレが水やりをしてくれていたこととはつゆ知らぬらっこ。

作業を見守っていたこぎ父が、わざわざらっこに教えに来てくださいました。

 

ツレのいないところでふたりして笑っておりましたとな。

 

 

お風呂から上がったツレが、悔しそうにつぶやいていました。

 

 

言うのは簡単なんですけど、言いますよね。

ツレが言うには、

雨が降りそうだと思ったけれど、時間を読み間違えた。

降るなら夕方、日が暮れる前に夕立がくるんじゃないかと予想してたから、日が暮れる直前、結局降らないかと思って水やりしたんだよね。

まさか日が暮れてから降るなんて。

俺の直感も鈍ってきたなぁ。

 

ツレは数年前まで何年間か、キャンピングカーで暮らしていたような時期があり、屋根のない車暮らしで天気の変化には敏感になったのだそうです。

いろいろあってキャンピングカーでは暮らさなくなった昨今、直感が鈍ったように感じたようです。

 

どうぞ、無駄な時間なんて言わず、直感にしたがってくださいませ。

 

 

においで察知しているのかどうかは知らないんですけど、大抵ツレが「降りそうだ」というと、たしかに雨が降るんですよ。

すごいな。

野生の勘?

 

読んでくださりありがとうございます。

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