2021年5月19日のことでした。
こーぎー家の裏山の山際に、大量の白いひらひらと舞う物体に気が付きました。
最初は花弁かと思ったのですが、桜はもう散っているし、白い花が咲いている木も見当たらないしと、もうしばらく眺めていると、白いちょうちょが大量発生しているんじゃないかと思いました。
なにこれ!?
らっこは初めて見る光景でした。
40年以上ここで暮らすこぎ父もこぎ母もツレも初めて見る光景だと言います。
ツレが調べてくれたところによると、
「キアシドクガの大発生」
だそうです。
あら何?
白い蝶ではなくて蛾だったの?
しかも毒蛾!!
ツレの口から毒蛾と聞いてビビっていると、すぐに
「でも人間には害はないらしいよ」
との言葉にホッとするらっこです。
(毛虫も蛾も無害だそうです)
らっこも調べてみたところ、よこはま動物園ズーラシアのブログでタイムリーな情報ゲッツ。
『~ キアシドクガ ~|ズーラシア春夏秋冬|よこはま動物園ズーラシア公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会 (hama-midorinokyokai.or.jp)』(閲覧日:2021年5月23日)
こちらのブログには幼虫の写真もありました。
そういえば、らっこが山際の側溝の草むしり中に見かけた毛虫がこんな姿だったことを思い出しました。
キアシドクガだったのかもしれないと思っています。
キアシドクガのことを調べるうちに、大量に群がっていた木がミズキの木であること、幼虫が葉を食べつくしてしまい、ミズキが徐々に弱まり、いずれは枯れてしまうおそれのある事、いろいろ問題もありそうだということがわかりました。
スマホで撮影している時は気にならなかったのですが、ミズキの食害ですね。
画像中央に鳥(いるんです。名前もわかりませんが、鳥が!)がとまっている枝があるわけなのですが、そういうわけです。
丸坊主やんけ。(気づくの遅い)
キアシドクガの幼虫に食べ荒らされた姿ではないでしょうか。
その日は暮れる前にも山際の様子を眺めてみました。
数は減ったようでしたが、まだいる……
次の日はあまり気にせず過ごしましたが、その次の日、やっぱりミズキの木の周りに乱舞するキアシドクガが確認できました。
19日に羽化した成虫の生き残りなのか、新たに羽化した個体なのかわかりませんが、この日はらっこの目線の高さを舞う姿を発見できました。
近くで見るとなるほど「蛾」でした。
羽は角ばっていて葉っぱにとまった時に羽を広げている様子が「蛾」(だから蛾だってば)
山際の高い木の周囲を飛び回っている様子を見た時、最初は蝶かと思っていましたが「蝶がこんな高い所を飛ぶなんて?」とツレと話をしていたことを覚えています。
キアシドクガは昼行性(夜行性の反対だ)である点も蝶かと勘違いした原因のひとつだったようです。
蛾ってらっこのイメージでは夜行性でした。
昼間に蛾が飛び回るという発想がない。
それでも、
~前略~シロチョウの仲間は小さな野草を食草とするので、キアシドクガのような高いところは飛ばない。
参照:いきもの図鑑(キアシドクガ) (jugemusha.com) (閲覧日:2021年5月23日)
そんな記載を見つけると、自分の違和感は正解だったらしいぞと納得でした。
忘れていなければ、来年もどんな様子か観察してみたいと思った次第です。
家の目の前にミズキの木がないことに心底ほっとしているらっこでした。(本当は虫コワい)
読んでくださりありがとうございます。