要介護の母親と暮らす家族の日常

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要支援ではなく要介護1から2になった母を在宅介護する家族の葛藤

両親の散歩風景

母が脳内出血で倒れたのがちょうど一年前。

一時は半身麻痺という本人にとっても家族にとっても深刻な状況がありました。

現在、母の日常生活を献身的に補助している父も、当時は母の車いす生活を覚悟していたといいます。

片方の視力については医師からも戻ることはないだろうと告げられていました。

そんな母が現在は補助なしで散歩に出かけられるまでに回復したのは、もちろん本人の努力もありますが、運がよかったのでしょう。

以前のように家事全般をこなすことはできませんが、夕食のお米とぎとみそ汁を作るのが母の日課になっています。

ひとりで用を足すこともでき、お風呂の湯船にも自分でつかることができるのは、もともと綺麗好きだった母には何よりのことです。

日常生活のちょっとした補助をしてあげれば、十分に普通の暮らしができている現在の母の状況は、在宅介護している家族からすると本当にありがたいことだと思っています。

 

脳卒中発症から1年後の認定調査

回復期リハビリテーション病院からの退院後、初の認定調査では要介護1と認定されました。

週に1回の入浴つきデイサービス、週に1回の半日リハビリサービス、そして週に1回の作業療法士によるリハビリを受けてきましたが、母がとても楽しんでいるのがよくわかりました。

しかし、母の劇的な回復もあって、ケアマネージャーからは次回の認定調査で要介護1から要支援あたりになる可能性を示唆されていました。

要介護1から要支援になると、これまで受けられていたサービスが受けられなくなってしまうようで、特に入浴つきデイサービスが受けられなくなると、家族の負担はとても大きなものになるはずです。

特に母の生活のほぼすべての面倒を見ているといっていい、父の自由時間が無くなってしまうことが心配でした。

深夜に母がトイレに起きれば、父も起きることになるので、父はおそらく慢性的な睡眠不足になっているはずです。

父が唯一休めるのが、週に一度入浴つきデイサービスに母が出かけるときだけです。

母が回復するのは喜ばしいことなのですが、それによって受けられないサービスが出てくるとなると、手放しで喜べないのも事実です。

しかし、ふたを開けてみると母は要支援どころか要介護2という、前回の認定調査よりも重い認定結果となりました。

ケアマネージャーの話では要介護から要支援になる可能性が濃厚だったので、逆に母の状態が以前より悪くなっているということになります。

一緒に暮らしている家族は慣れてしまって気づかないのかもしれませんが、第三者が客観的に判断すると、そういうことになるのでしょう。

これまでと変わらないサービスを母が受けられることはありがたいのですが、母の状態が悪化している事実については複雑な心境です。

 

要介護と要支援の違い

認定調査の結果いかんで受けられるサービスの内容が大きく変わるという話は聞いていました。

デイサービスへ出かけるとさすがに少し疲れた様子で帰ってきますが、自宅で過ごすよりもいきいきした時間を過ごしてきたことがよくわかります。

「楽しかったぁ。」という母の話を聞くと、やはりずっと家にいるより外へ連れ出してあげたほうがいいようです。

現在母が通っているデイサービスは、要支援の場合入浴が対象外となってしまうようで、認定調査の結果次第では新しい施設を探す必要がありました。

要支援でも入浴を受け付けてくれるデイサービスは一般的で、現在母が通っている施設の方が特殊だそうです。

ただ、毎回楽しく通っていて、お友達もできて慣れた施設にこのまま通わせてあげたいというのが、本人と家族の願いだったので、結果的には認定調査の結果には感謝しています。

 

時折感じる程度の悪化

母を年齢なりと言ってしまえばそれまでなのですが、朝食、昼食、夕食の区別がつかなくなってしまったり、直前に食べたものの記憶が消えてしまったりといったことが増えてきました。

また、用を足す際に下着を完全に降ろさずに排尿をしてしまうことも、頻度が増えてきたように感じます。

私と連れの知らない間に父がひとりで処理しているケースもあるはずで、認定調査ではそのあたりが正当に評価され要介護度がひとつ上がったのかもしれません。

ただ、遠い昔のことも覚えていることはしっかり覚えていて、認知症も進んでいるのか落ち着いているのかよくわからない状態です。

お風呂につかっているときの気持ちよさそうな母や、「おいしかったぁ。」と食事を平らげる母を見ていると、このまま母にとっての幸せな時間が続くといいなと感じます。

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