らっこ飯 ニンニク

【保存食】にんにく醤油2020|らっこ飯

らっこが2020年に仕込んだにんにく醤油です。

こぎ叔父さんから、ニンニクをたくさんいただきました。

らっこが「新にんにくですか?わー嬉しい!」と喜んだら、「穫れ過ぎて食べきれないから、どうしようかと思っていたんだ。まだあるから明日持って来てやるよ」と言って、二日続けて届けてくださいました。

1日目。

こぎ叔父さんが育てたニンニクです。

らっこ、初めてニンニクに砂と根っこと葉っぱが付いている状態を見ました。

2日目。

こぎ叔父さんが育てたニンニクです。

こんなにたくさんいただいたら、こぎ叔父さんがお家で食べる分がなくなってしまうんじゃないかとそんな心配も。

こぎ叔父さんは、「これから買い物があるから」と、こぎ父に託してあっという間に去って行ったそうです。

お礼も言えずまま。

 

ではでは。

保存食でもあり、色々使えておいしく便利な「にんにく醤油」を仕込んで、こぎ叔父さんの元へ里帰りさせましょう。

もちろん、こーぎー家の4人で食べる分もいただいて(笑)

にんにく醤油

ニンニク あるだけ(いただいた新にんにくを使用。皮をむく)
醤油 ニンニクが浸るくらい

らっこは今回、ニンニクを漬けるのは初めてで、どのくらい保存容器を用意したらいいのかわかりませんでした。

色々戸惑いながらのスタートです。

 

らっこ、新にんにくの醤油漬けを作る

1.清潔な保存容器を用意して、皮をむいたニンニクを入れ、しょう油をニンニクがかぶるまで注ぎ、冷暗所でおいしく漬かるまで置きます。

 

食べごろはこぎ父曰く、「さてなあ?夏に漬けて冬に食べ始めていたから、6ヶ月くらいじゃない?」とのこと。

加熱していない生のニンニクを漬けているのですが、中までしょう油がしっかり染みた頃か、後で加熱するなら、2~3日でも食べられるんじゃないかと思います。(2~3日では食べていません。なんか、もったいなくて)

「おいしい」と思ったその時が食べごろじゃないかと。(いつだよ)

 

===

いただいたニンニクは、グリルで焼いたりレンジでチンしたりしても食べましたが、本番はこれからです。

保存食!

あるとおいしいにんにく醤油!

念のため、葉も根もついた状態で量ってみたところ、1.5キロありました。

漬け込んだ重さがどのくらいだったのかは量りませんでしたが、1キロくらいあったんじゃなかろうかと、出来上がりを見て話しました。

 

清潔な保存容器を用意します。

瓶の煮沸消毒中です。

どのくらい瓶を用意したらいいのかのイメージがつかず、とりあえず使えそうな瓶を数個、煮沸消毒です。

きちんとしたやり方がわからないのですが、水から火にかけて沸騰させて5分以上。

よく水気を切って使えるように用意しておきます。

瓶のふたは、パッキンが付いているタイプだったので、熱湯消毒はパッキンが傷むとかなんとか読んだので、洗ってアルコール消毒しました。

瓶のふたのパッキンの有りとなしです。

らっこも、ちょいと前までは「瓶のふたのパッキン?何それ?」状態だったので、写真をのせておきます。

ふたの内側の白いゴムだそうです。

写真の左は何もついていませんが、右のふたには内側の外周に白いゴムが付いているのがわかるかと思います。

パッキンが付いている方が、密閉できるのだそうです。

まだよくわかりませんが。

 

 

よし。

ニンニクの皮むきです。

砂と根と葉っぱの付いたニンニクです。

どうやって作業したものか。

まずは砂が付いていない状態にしたいなと。

ニンニクの値をキッチンバサミで切り落としています。

根っこをキッチンバサミで切り落とし、かさばる葉っぱは少し長めに切り落とします。

ニンニクの砂が付いた皮をむいています。

葉っぱの先を持ちながら砂の付いた皮をはがせば、

きれいに砂が落とせたニンニクです。

やった。

きれいに砂を落とせました。

作業用に敷いた新聞の広告の、写真の空色がきれいです。

ニンニクの葉っぱの切り口です。

葉っぱの切り口から染み出る水分を、どうにか見てもらいたいと思って撮った写真でしたが、まったくわかりませんね。(下手)

根っこと葉っぱを落としたニンニクです。砂付き

むき方はこんな感じでよさそうだと思い、まとめて根っこと葉っぱを切り落としました。

砂が飛び散らないよう、順調に皮むきしていたら、

「皮をむけばいいの?私もやりましょう」

と、こぎ父参戦。

パラパラパラと音がしたので、こぎ父の作業を見ると、まあ。

砂の付いたニンニクと付いていないニンニクです。

らっこが砂が付かないようにきれいにむいて、きれいになっていたニンニクのその上に、こぎ父が砂付きのニンニクの皮をむきながら砂をパラパラパラと振りかけておりました。

 

まじか……

 

しかも、砂が付いた手で砂が付いていない中の皮も触りながら作業してしまっているようで、皮をむいたニンニクも、砂が付いていてちっともきれいになっていない。

 

まじか……

 

砂が飛び散らないよう広げた新聞紙を無視するかのように、新聞紙の周りに飛び散った砂

 

まじか……

 

らっこは、根っこを切り落とす作業に切り替えました。

ニンニクの根元を切り落とそうとしています。

包丁で根元にぐるり。

根元が取れたニンニクのお尻です。

きれいに取れました。

こぎ父の参戦で素早く済んだものの、結局砂を落とさなくては……

 

次の写真は、先端やブツブツの集合体が苦手な方は、飛ばして見ないが吉でございます。

 

 

 

 

 

 

砂の付いた皮をむいたニンニクです。

きれいになったんだか、なっていないんだかわからないニンニクです。

皮が少し茶色く変色してしまっているものもありました。

傷んでしまったのでしょうか。

 

らっこの不穏な気配を察してか、ここまで終わってこぎ父退場。

 

砂を洗ったにんにくです。

この段階では洗わなくていいように皮むきしようと思っていたのですが、洗いましたよ。

洗いましたとも。

表面の砂を落とします。

砂の付いたニンニクです。

洗ってきれいになったかと思いきや、砂が根元に入り込んでしまっているものもありました。

結局洗い直しです。

ニンニクの皮をむいています。

皮が茶色く変色していたものも、変色は皮だけのようで、皮をむいたら綺麗なものでした。

あとはもう、ひたすらむきます。

ニンニクの皮をむいています。

薄皮を取るのがちと大変。

こぎ父に代わってこぎ母も参戦。

参戦してくださったのですが、こぎ母は、薄皮が残っているのかむけているのか区別ができなかったようです。

途中、生のニンニクをポリポリかじっていました。

2個かな?

3個かな?

 

 

 

 

おいしいんでしょうか……?

 

むき終わる前に疲れてしまったようで、ツレが促してくれて、気分転換にお散歩に行きました。

こぎ母も退場。

 

らっこ、淡々とむきます。

水に浸したニンニクです。

水に浸してみたり、

お湯に浸したニンニクです。

お湯に浸してみたり。

 

どのやり方が負担が少ないのか、まだ、らっこは見つけられません。

瓶やボールに入れて振って皮をはがし取ったり、ビニール袋に入れてこすり合わせたり?

明らかに乾燥しているニンニクだからこそ有効そうなむき方は、今回の新ニンニクでは却下です。

あれれ?やっぱり却下せずにやってみれば違ったでしょうか。

 

コツコツ。

 

コツコツ。

 

1個ずつ。

 

むきました。

皮をむいたニンニクです。

ザルに広げて乾かせばいいのに、待てません。

残った水気を拭きとりながら、瓶に詰めていきます。

瓶詰めしたニンニクです。

時々、薄皮が残っているものも何個も発見。

ひと片ずつ向き合いながら、瓶に詰めました。

瓶にしょう油を注いでいます。

後はしょう油を注ぐだけ。

仕込んだにんにく醤油です。

しょう油を注いだ直後はにんにくが浮いてしまいました。

「しょう油は多めがいいだろう」

とツレに促され、たっぷり注ぎました。

使ったしょう油はどのくらいだったのでしょう。

全部で1リットルは使い切っていないと思いますが、どのくらいかなあ。(適当)

瓶のふたをしたにんにく醤油です。

これで、完成。

 

 

 

 

 

と思いきや、翌日、瓶のひとつからしょう油漏れが発生。

 

「保存するときに瓶に目いっぱい詰めたらだめだよ。

ふたを開けた瞬間に発泡して溢れるよ?

人にあげようって言うんならなおさら、せめて9分目くらいまでに減らしておいた方がいいよ」

 

ツレの助言を受け、瓶に目いっぱい詰めてしまっていたらっこは

「明日詰めかえます……」

 

と言って、思い直してその日に詰めかえました。

 

ふたを開けた瞬間に、こぼれそうなほどに泡立つにんにく醤油。

泡が立った醤油です。

発酵しているということなのでしょうか。

これは人様にあげられない。

もらってもらう前でよかったです。

瓶の9分目まで詰まったにんにく醤油です。

「せめて瓶のふちまで減らしな?」

ツレに言われて減らしました。

その他の瓶も、発酵しているのでしょうか?

泡が立ったにんにく醤油です。

後はときどき様子を見ながら、冷暗所で保存します。

 

しょう油を注いだ直後は浮かんでいたニンニクも、次の日には沈んでいるようでした。

 

参考に、こぎ母とこぎ父が2年前に漬けてくださっていた、しょう油に漬かり切ったにんにく醤油です。

2年物のにんにく醤油です。

中まで真っ黒!

この時は、大粒のニンニクだったようです。

こぎ叔父さんから頂いた小粒の方が、食べやすそうだなって思うのはらっこだけ?

 

せっかくなので、瓶に貼るラベルを作ろうとしてみました。

新ニンニクの醤油漬けのラベルです。

こーぎー家では、「にんにく醤油」あるいは「にんにく」と呼んで食べているのですが、漬物っぽい言い方はこちらかなと思い、「新にんにくの醤油漬け」というラベルにしてみました。

 

普通の紙に印刷し、透明の梱包用テープで瓶に貼りました。

 

ラベルを張ったにんにく醤油・新にんにくの醤油漬けです。

瓶のサイズとラベルのサイズが合っていなくて、いろいろ無理矢理。

ツレは、「シールのサイズを変えて、もう1度印刷して、寄れたり皺になったりしないように作り直せばいいんじゃない?」

と言ってくれましたが、一旦ここまで。

らっこの気力はここまででした。

 

そのうち、いつか、気力が戻ったら作り直してみようかな……

 

 

 

ニンニク作業をすると手が荒れるんですか?

 

こぎ母は、親指の先が痛くなってしまったそうで、こぎ父も、ずっと素手で作業していたらっこを気遣ってくださいました。

「らっこさんは大丈夫?ニンニクは強いからね。あとからヒリヒリしてくるかもよ?」

こぎ母も心配してくださり、手のひらを見つめるらっこ……

荒れる?痛い?

むしろ、いつもより艶々していて綺麗なような気が……?

「痛くもないし、いつもより艶々しています」

と言うと、ツレが、

「ニンニクの化粧品とかあるらしいからね。相性がよかったのかもしれない」

とのこと。

ニンニク化粧品?

知りませんでした。

そうだったのかもしれません。

 

 

「おいしくな~れ」

瓶詰めが終った瓶を並べていたら、こぎ父とこぎ母が念を送ってくださいました。

 

きっと、おいしく漬かってくれやぃ。

 

食べるのが楽しみです。

 

 

読んでくださり、ありがとうございました。

 

追記

にんにく醤油のその後です。

 

1ヶ月後。

漬けて1ヶ月のにんにく醤油です。

まだニンニクが白色に見えます。

漬けて1ヶ月のにんにく醤油です。

ピーナツと同じかそれより粒の小さいようなのもあったので、小さいのから取り出してみると、極小粒にんにくは、すでにいい醤油色に染まっていました。

カットして断面も見てみます。

漬けて1ヶ月のにんにく醤油です。

極小粒はもう漬かっていますね。

粒が大きくなるとまだ色が浅いようです。

どんな風に漬かっていくのかわかっていませんが、見たところ、表面からじわじわ染みていくことに違いはないのでしょうけれど、表面の見た目とニンニクの中央部分と、ほとんど差はないようです。

表面が濃ければ中も濃いし、表面が薄ければ中の方までもまだ薄くまでしか漬かっていないと。

味は、濃い色に染まった極小粒はもうそのまま生で食べてもおいしい醤油漬けになっていましたが、色が薄いコたちはまだ辛かったです。

食べられなくはないけど、辛い。

「まだ(漬かりが)浅いね」

「そうだね。浅いね」

ツレやこぎ父も同じ感想。

 

生で食べるのではなく、丸ごとでもスライスしたりしてでも、加熱して食べたら、なかなかいい塩梅のしょうゆ味で美味しそうかな?という印象でした。

結局、加熱もスライスもすることなく、そのまま漬けていましたけど。

 

2ヶ月後。

漬けて2ヶ月のにんにく醤油です。

照明が反射して見にくい写真ですみません。

表面上、まだ、薄茶色にしか染まっていませんでした。

漬けて2ヶ月のにんにく醤油です。

ひと片取り出して食べてみました。

 

かっらーーーい!

 

辛い辛い辛い辛い!!!

 

1ヶ月前の方が辛くなかったと思ったら、今回は切らずにまるごとひと片かじったから辛かったようです。

 

らっこが口を開けて「はーはー」言いながら

「食べないほうがいいですよ」

と制止するのも聞かずに皆さんも食べていました。

「あ、おいしいね」

「おいしいじゃん。でも、まだ早いね」

 

あらま。

らっこが過剰に辛がっただけのようでした。

平然とかじっていましたわ。みなさん。

 

スライスしないでかじってしまったので、断面の観察を忘れていました。

 

3ヶ月後。

漬けて3か月後のにんにく醤油です。

まだ真っ黒には染まっていないけれど、確実に色は濃くなってきているようです。

漬けて3か月後のにんにく醤油です。

極小粒サイズは容器の底に沈んだのだろうか?と不思議に思うくらい、容器の上の取りやすいところにあったのは、長さ1センチ程度の小粒サイズでした。

食べやすくていいサイズ。

写真で取ったらこのくらい黒く染まってきているように見えますが、肉眼で見たニンニクの色は

漬けて3か月後のにんにく醤油です。肉眼で見た時により近い色味。

このくらいです。

カメラって難しい……

試食してみると、辛くてしょう油の味がして普通においしくなってきていました。

もう、らっこの舌でも辛い!と叫ぶことなく食べられる辛さです。

長く漬けているにんにく醤油から感じる「甘さ」に近いものを、やっと感じられるようになりました。

ニンニクが甘くなるんじゃなくてしょう油が甘くなるのでしょうか。分かりませんけど。

漬けて3か月後のにんにく醤油です。

みなさんにもいたって好評。

まだ漬け途中で試食のつもりだったので、少ししか出さなかったせいか、ツレがおかわりをしてくれて、2度3度と追加で取り出し、4人で20~30粒くらい食べてしまったかもしれません。

試食なのにね。

 

4ヶ月後。

自分の記憶力と写真を比較してみても、色が濃くなったのか見た目の変化があるのかどうかわからなくなってきました。

お皿に取りだしてみても、3ヶ月目の頃と見た目は変わらない気がします。

粒が大きかろうと小さかろうと、漬かり具合の差もなくなってきているようです。

上の写真、11時の方向の1粒が一部黒く濃く染まってしまっていて、傷んでしまったのかしら?と心配したのですが、よく見てみたら、漬け込むときに皮むきで傷つけてしまっていたのかもしれません。

食べてくれたツレによると「問題ないよ。大丈夫」だそうです。

食べてみると、なんだかもうきちんとそれなりに漬かったと言ってもいいんじゃないかというくらい辛さやしょっぱさが落ち着いてきたように感じました。

出した分だけじゃ足りなくて、何回か追加で取り出して、ごはんとお肉とお野菜と一緒においしくいただきました。

 

そろそろ試食は終了でいいような?

そんな風に思っていたら、ツレは「まだだな」と。

おいしく漬かってきているね、とパクパク食べるツレがまだだというので、まだのようです。

 

5ヶ月後。

漬け込んで5ヶ月後のにんにく醤油です。

辛いながらもそのまま食べられますし、しょう油もニンニクの香りが付いていい香りなのですが、おそらくまだです。

試食の量が多いので、おいしく漬かり切った頃にたくさん残っているのかどうかがそろそろ心配になっても来ました。

試食は試食で楽しみます。

 

また一月後。

 

と思ったら試食を忘れて通り過ぎていました。

 

7ヶ月後です。

漬け込んで7ヶ月後のにんにく醤油です。

見た目の違いはもうよくわかりません。

漬け込んで7ヶ月後のにんにく醤油です。

表面の色と断面の色はほぼ同色です。

どんなものかとみんなで試食。

完成!

4人一致で美味しい出ました。

それまではずっと「おいしいけれどまだかな?」という感想から抜け出せずにいたのですが、「漬かった」と感じられる味になっていました。

じゃあそれがどんな味かを伝えてくれよと思いつつ、むむむ?言葉にできません(おい)。

すみません。

どんな言葉が最適かわかりませんが、まずは単純においしくなっていること、辛さが和らいだように感じたこと、この2点でしょうか。

そんな風に感じたのはらっこだけではなかったようなので、

7ヶ月、あるいは6ヵ月かもわかりませんが、こーぎー家のにんにく醤油はできあがりということにいたします。

 

これからはどばどば使って、ごはんのお供においしくいただきます。

 

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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