たぶん、最近、疲れていたんだと思います。
自分で自分にプレッシャーをかけるのをやめてみようと思い、塩蔵わかめを水で戻しただけのサラダを作ってみました。
らっこが手を抜いたら、肩の力を抜いて作ったサラダを食べたツレと、衝突しやしたぜ。
まあ、らっこの完敗だったわけですが。
そんなお話です。
まとめ買い注意
昨年末、こぎ父が毎年購入しているらしい三陸の水産会社(復興支援の意味合いもあって買っているそうです)から取り寄せた海藻類のひとつに、ありました。
塩蔵わかめ。
1年分(とこぎ父は言っていました)の乾物を、箱買い。
塩蔵わかめは、「濡れているから」と言って屋外の冷暗所にしまってくださったのですが、そのほかの大量の乾物類は、「らっこさん、よろしく」(あとはしまっておいてくださいね、の意)と。
食べ物をたくさん買ってくださって、ありがたいだけなのに。
いったい、どこにしまえばいいの?
あまりのボリュームに、らっこの許容量とお勝手の収納力をオーバー。
届いた箱のまま、部屋のどこかに置いておきたかったらっこでしたが、こぎ父が、ご丁寧に種類ごとに分けて袋詰め。
送られてきたダンボールは、すでに潰して縛って廃品回収に出す準備済み。
大量の乾物は、口をびしっと縛って中身がわかりずらい状態にセットしてくださっていました。
スーパーに買い出しに行く予定だったその日、お勝手の棚の前で、収納しきれずに力尽きたらっこを見かねて、ツレが床下収納に突っ込んでくれたものでした。
保存場所は冷暗所?
およそひと月たった頃、そろそろ買っていただいたワカメをいただこうかと、外にしまってあったワカメと初対面を果たしたところ、新事実が発覚。
常温保存品じゃなかったぞ。
冷暗所じゃなくて冷蔵庫って書いてあるぞ、おい。
乾燥ワカメは冷暗所保存でも大丈夫なはずですが、塩蔵は違ったのね。
常温で郵送されたのか、クール便で届いていたのか、今となっては謎ですが、大丈夫かしらこのワカメ。
1月の気温でも、最高気温が10度を超える日だってあるというのに。
ツレに話すと、
わりとのんびりしていました。
ツレがいいと言うのならと、すぐに冷蔵庫に移さずに、しばらくそのまま屋外で保存することにしました。
(数日後、こっそりらっこが冷蔵庫にしまいました)
そういえば、1年前の今頃は、こぎ母(脳出血を起こす前)が野菜室にしまっていたように思い出しました。
開封済みの袋だけ、野菜室にあった気がします。
野菜室の温度が気になったので、調べてみたら、
冷蔵室 約2~6度
野菜室 約3~7度
参照:HITACHIのWebサイト
ううん……
開封後に野菜室で保存するのもちょっと微妙?な気がしました。
結局、チルド室(約-1~+1度)で保存しています。
あ、こーぎー家の冷蔵庫はナショナルだった。
ワカメの保存方法に話がそれましたが、食べましょう食べましょう。
塩蔵ワカメの戻し方
せっかくなので、ドドンと一袋全部水戻しして、サラダでいただこうじゃないか。
というわけで、冒頭の水で戻しただけのサラダが完成したのでした。
1袋300g入りの塩蔵ワカメ。
水で戻すと、2~3倍に増えるそうなので、600~700gくらいでしょうか(適当)
4人で食べてもたくさん食べられます。
袋の裏面に書いてあるように、
お召し上がり方
表面の塩分をさっと洗い落とし、水に3分位浸してからすぐに水を切って適当な大きさにカットして各種お料理にご使用ください。
さっと洗ってカットして、お好きなドレッシングをどうぞ~と並べて、ツナ缶も開けて。
今夜のおかずが出来上がったぜ。
と、思ったものの、やっぱり自分で物足りなくて、ちょっとだけ付け足しました。
水菜や大葉を加えましたけどね。
ワカメだけでも十分なのに!
「いただきます」
山盛りワカメにたじろぐことなく、おいしいと言って食べてくださるふたりの前に、
ワカメのサラダに一家言あるらしい人物が。
「一袋全部使っちゃった?そうか。もっと戻していいんだよ」
そんな……
(前略)水に3分位浸して(後略)
3分と説明書きされているのに、10分でも足りない?
(どうして10分も浸けていたのかって?
ふふふ。
ほかの作業をしていたら、うっかり忘れてしまったのさ(ドヤ))
これ以上水に浸けていたら、旨味もみんななくなってしまうわ(たぶん)。
浸けていられないわよ(たぶん)。
と思ったものの、確かにワカメに塩っ気が残りすぎな気がしないでもない。
(おい)
ちょっとしょっぱいよね。
(ちょっとね?)
ものは試しと、食べかけのお味噌汁に沈めてみたら、
あら。
いい感じ。
ええ~?
そんなことないと思うんだけどなあ……
「水で戻してから時間がたったから、乾いてしまっただけですよ」
小声で言ってみました。
(そう言えば、30分位ラップしないままだったなあ)
……あっ?
そしてワカメは戻され過ぎる
そっと立ち上がったツレ。
そんなにかたかったかなあ……?
たっぷりの水に浸ったワカメ……
……(?)…………(!!)
ツレは4分ほど浸して水を切り、
とぅるんとぅるんなワカメに仕上げていました……
ツレが自分で戻した分をパクリ。
「うん。サラダで食べるならこのくらい戻さないとね。
この方が食べやすいよ」
ツレは、こぎ父とこぎ母にもやわらかいワカメをすすめます。
「うん。おいしいね」とお二人が言っても、ツレのワカメには手を付けないらっこに、
「このくらい戻したほうがおいしいんだって。
食べてみてよ。
俺は、このくらい戻してほしいんだってこと」
しぶしぶ、取り皿にワカメを取ったらっこです。
少な。
パクリ。
・
・
・
・
・
べちゃっとしていて塩っ気がすっかりなくて、水っぽさはあってやわらかいけど、これは……
サラダで食べるならこれくらいがおいしいとツレが言うのは、好みの違いか?
まあ、ツレが水で戻す様子を見て気がついたのですが、たぶん、
「戻すときの水が足りなかった」のだと思います。
(そこかい)
そうですよ。
きっと、足りなかったのは浸す時間じゃなくて、水の量なんだよ!
(ということにしたい)
300gも入っている塩蔵わかめを、小ぶりなボールで戻したから、水が少なくて戻り切らなかったんだ!
(はっ、戻したりないことを認めてしまった)
そんなこんなで食事の後もしばらく、ふくれっ面でいたらっこに、
「海の中のワカメの姿を」
らっこ注:ワカメは水に長時間浸しても大丈夫だよ。
ぷっ。
……笑っちゃったよ……
「水で戻した後も、そんなに絞らなくていいんだよ。(いいえ、絞ります)
濡れているくらいでいいんだって。
明日は俺が作ってみるよ。
またやってみよう」
というわけで翌日。
ワカメサラダをたくさん食べる
ツレが、
お手本を見せてくれました。
パチパチパチパチ
(やっぱり水の量じゃないか?)
えー?
らっこの時とちがーう。
ぷりぷりじゃん。
- 流水でしっかり塩を洗い流す。
- 浸水時間は2~3分。(らっこが「もういい!もういい!」と言い続けた。「もっと浸してもいい」とツレは言う)
- ワカメを切る時は、まな板の上できれいに伸ばして、ひろげて刻むと大きさが揃いやすい。
- 食べるまではラップをかけて、乾燥を防ぐ。
ワカメの上にのっている新玉ねぎのスライスは、らっこが昼間のうちにスライスして、空気にさらしておいた「生の新玉ねぎ」です。
スライサーで薄く切れたのと、空気に5時間ばかりさらしてあったので、生のままでも、らっこが食べられるくらいに辛さはやわらいでいました。(辛い玉ねぎ苦手)
玉ねぎは薄くて、歯ごたえはありませんでしたけどね(自分めんどくせー。ふたつは得られないのね)。
輪切りのきゅうりは、ツレがちゃちゃッと刻んでくれていました。
料理は見た目も味のうち
二日連続で夕飯に並んだ、ワカメサラダを見たこぎ父が、
「今日のワカメはやわらかそうだね」
一目見て口から出た感想が、すべてを物語っています。
前日にらっこが戻したワカメは、ツレだけじゃなくてこぎ父にもかたかったんですね……
申し訳なくしかない。(日本語OK?)
苦し紛れに、胡麻ドレッシングをちょちょいと作ってみたら、今度は胡麻ドレがかたかった……
ワカメの次はドレッシングかい。
(味の評判はよかったわ)
このワカメの違い。
写真が暗くて黒くてよく見えずらいですが、
どっちがおいしかったとか言わないもん。
見たまんまだもん。
こぎ父がまとめ買いしてくださった塩蔵わかめは、あと3袋ありますよ。
こーぎーさん。
あと3袋。
食べるときにはよろしくお願いします。
ごちそうさまでした。
らっこはサラダで食べるワカメよりも、お味噌汁やお蕎麦に入れて、トッピングとして食べるワカメの方が好きかもな。
(着地点がここでいいのか)
麺類とわかめって相性いいよね。
山盛りワカメのラーメンとか食べたいな。
読んでくださり、ありがとうございました。