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初めてのショートステイはなにごともなく|らっこ

庭の満開の彼岸花です。

庭の真っ赤な彼岸花が満開になったころ、こぎ母が初めてのショートステイを利用して帰って来ました。

午後に出発して1泊、翌日の午後には帰宅というスケジュール。

出発の前も帰宅してからもこぎ母は落ち着いた様子で、施設でも淡々と過ごせたのではないかと想像します。

ケアマネージャーにも施設の方からも、午後から午後までの一泊利用なので、家族も本人も施設側もなかなかゆっくりできるということもなく慌ただしい(かもしれない)、といった説明は聞いていましたが、なるほど確かにほんの少し慌ただしくはありましたが、ゆっくりも過ごせたように感じました。

 

施設の決まりで初回利用時には家族も来所が必要ということ。

利用施設の見学などをするのかと思いきや、諸々の同意やら説明やらサインやらで事務的な内容でした。

利用が一泊で半日と半日の二日間。

実際の食事は夕食と朝食と昼食の三食でしたが、食事代も回数ではなく一日単位での請求でしっかりと二日分のお支払い。

せちがれえやと感じつつも、見学できた玄関先だけでも、スタッフの方々に余裕があるように感じられる雰囲気だったのでほっとした気持ちで預かってもらっている気持でした。

 

こぎ母のいない夕飯。

「寂しいな」

とツレがぽつり。

こぎ母のいない夕食は、脳出血で入院した後、退院して以来 1年と半年以上ぶりだと振り返りながら、お酒が進んでしまったこぎ父。

「右側にお母さんがいないっていうのは寂しいもんだな。酔っ払いましたね。お酒飲み過ぎました」

こぎ母の空席はこぎ父の左隣だったので、

「左側ですけどね」

とつまらないツッコミを入れるらっこ。

夜の9時を過ぎた頃にはこぎ父は就寝していました。

 

翌日、昼ごはんの後にこぎ母が帰ってきて、こぎお兄さんから届いた山梨のブドウをいただきながらお茶をしました。

少し早いのですが、こぎ父へのお誕生日プレゼントに贈ってくださったのだそうです。

「お茶にしましょう」とツレとらっこに声をかけてくださったのはこぎ父なのに、こぎ母の着替えや荷物の確認整理や洗濯やらで一向にお茶の席にやってこないこぎ父。

3人で「美味しいね」と珍しい皮ごと食べられる種なしブドウをごちそうになりながら、ようやくやって来たこぎ父は、椅子にに座らずに

「お母さん、目薬を差しますよ」

と言って、ぶどうを食べてもぐもぐと咀嚼しているこぎ母をぐいと仰向けにさせて少々強引に(見えた)こぎ母に目薬を差していました。

 

「こんなのひどいですよ」

 

と泣きながら目薬をぬぐうこぎ母。(目薬ね。流れちゃってるし)

こぎ母を思っての行動なのはわかるのですが、わかるのですが、タイミングがどうも噛み合っていないような?

ケアマネージャーには、施設でも特に問題なく過ごせたようだったので、また利用させてもらいたいと電話をしていたこぎ父でした。

帰って来た後にこれだけ慌ただしく動き回らずにいられない様子だと、1泊だろうが2泊3泊だろうが慌ただしいことに変わりなさそうだと感じました。

 

次の利用は正式には決まっていませんが、また利用するのだからと、ツレがある程度カゴにまとめたままにしておいたお泊りセットを、カゴから何からすべてバラバラにして元に戻してしまい込んでいたこぎ父でした。

3人でお茶をしていた間にそういうことをしていたらしい。

洗面所に名前が書かれたうがい薬と、こぎ母が泊りに行っている間に家族が使う用にと新しく出したうがい薬がふたつ並んでいる状態。

名前が書かれた歯磨き粉と、これまた開封したばかりの歯磨き粉が狭い棚の中に押し込まれた状態。

倉庫にビニール袋で包んでしまい込まれたかごを再び取り出し、お泊りセットを再回収。

ええ。

確かにちょっぴり慌ただしいですね。

 

夕飯の前にこぎ母とこぎ父で、何の話をしていたのかはわかりませんが、楽しそうな笑い声が聞こえてきました。

「盛り上がっているね」

とツレも嬉しそう。

 

これからの生活やショートステイの利用がどんなふうになるかはまだ分かりませんが、毎日を淡々と過ごせることとは本当にありがたいことだとしみじみ感じたらっこでした。

 

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