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【やわらかぼたもち】作りながら食べる?2021年3月20日|らっこ飯

2021年3月20日。

春分の日。

ぼたもちを『みんなで作りながら食べよう』として、やっぱり『らっこが作ってから』食べました。

やわらかぼたもち

  • もち米 1.4合
  • うるち米 0.6合
    (合わせて2合・浸水30分)
  • 水 400ml(うるち米2合の目盛りまで)
  • 塩 ひとつまみ
  • あんこ 適量

5~6センチくらいの小さな俵形で20個。

4人でお昼にお腹いっぱい食べられるくらいできました。

もち米を使う割にたぶん水が多めなんですね。

やわらかくてほどほどのモチモチで、お年寄りにもやさしいぼたもちができたと思います。

1年前も作っています。

きな粉と黒ごまのぼた盛、あんこ入りです。
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お好みで、あんこ、きな粉、黒ごまを用意します。

春のお彼岸のぼたもちは、こしあんで作るのが一応伝統?のようです。秋のお彼岸のおはぎは粒あんね。

らっこは、

茹であずき缶・400gをザルでこして煮詰めてこしあんもどきにしました。

2合分のぼたもちに400gのあずき缶、1回で使い切りました。

400gの缶詰って結構大きいタイプなんですが、ぼたもちにすると食べ切ってしまうんですねぇ……(食べなかったことにはできない)

あんこのほかには、きな粉・大さじ山盛り2杯と、てんさい糖(粉末タイプ)が大さじ小盛り1杯、塩はひとつまみで甘めのきな粉。

黒すりごまは大さじ山盛り1杯で、塩をひとつまみ。

ごまに加えた塩はほのかにアクセントになって食べやすくなりましたが、別に入れなくてもよかったかも。

作った後は、きな粉もすりごまもたくさん残ります。

残るくらい用意したほうがまぶしやすいです。

残った分はヨーグルトにかけたりご飯にかけたり、おいしくいただきましょう。


最初は、お餅を丸めて団子にするところまでらっこが作っておいて、最後はみんなでわちゃわちゃあんこで包みながら作って食べたらいいかと考えていました。

ツレとこぎ父に

「後はこれであんこでこうして、ラップで包んで作ってもらうか、きな粉かごまをお義母さんにまぶしてもらえばいいかなと……」

『一緒に作って食べました感』を演出しようと思って説明してみたら、こぎ母にやってもらうには少々複雑と言いますか、見守り作業がより大変になりそうじゃないかと判断されたようでして。

こーぎーの顔です。困り(笑)です。「作っちゃおう。まぶしながら食べよう」

こぎ父の顔です。困り(笑)です。「作りながらじゃなくていいよ。お仏壇にお供えするのだけ先に作ってもらって。らっこさんに作ってもらおう」

とまあ結局、だいたいらっこが作りましたとさ。

らっこの華麗なバタバタぼたもち物語です。

 

らっこ、やわらかぼたもちを作る

もち米とうるち米を合わせて研いで水に浸しています。

もち米とうるち米を合わせて研いで、水に浸しておきます。

30分。

その間に、あんこの用意です。

ざるにあけた茹であずきの缶詰です。

こしあんを買っておけばよかったと思いつつ、常備しているのは茹であずきの缶詰。

缶詰からこしあんをこしらえます。

茹であずきをボールにあけてざるでこします。

茹であずきをザルでこしています。

だいたいこせたら、缶に水を少々入れて缶に残ったあずきを洗い、その水でザルに残った小豆も洗うようにしてできるだけ全部使います。

フライパンにあけた、ザルでこしたあずきです。

フライパンにあけた小豆を均一に混ぜて、

濾した茹であずきを火にかけて煮詰めています。

火にかけて煮詰めて水分を飛ばします。

沸騰してからは焦がさないように、弱火でよくかき混ぜながらです。

甘い香りが台所に充満しますね。(換気扇を回そう)

こしあんを作っています。

どのくらいのかたさになればいいのかがよくわからないまま、ある程度もったりしてくるまで煮詰めました。

こしあんを作っています。

冷めたら多少かたくなるので、このくらいでいいかと火を止めました。

ヘラがそこそこ重たくなって、角がしっかり立つくらい。

それでもまだ、お団子にするにはまだゆるいような状態に感じました。

加減がほんとわからないわ……

そろそろお米が膨らんだかな?

もち米とうるち米です。水に浸しています。

研いだ直後のお米がこんな感じです。30分で、

 

水を吸ってよく膨らんだお米です。

そこそこ水分含んで膨らんでくれてそうです。

こうして見ると、うるち米がしっかり膨らんでいるのがわかります。

もち米は30分程度ではそんなに膨らまないのでしょうか。(知識も経験値も足りない 涙)

炊飯器の2合の目盛りです。

こーぎー家の炊飯器はガス炊きで、もち米モードとかの水量目盛りが無いんですね。(らっこの実家の電気炊飯器にはついていたの)

ちょうど2合の目盛りまで水を注ぎます。

水を量ったら400mlでした。

スイッチオンで、あとは普通に炊きます。

もち米だけをうるち米と同じ水の量で炊飯器で炊くと、たぶん水が多すぎて多いなりの炊きあがりになるんだと思います。

たぶん。

今回はうるち米も加えて浸水時間も取っているので、水は多いけど多いなりにやわらかく炊きあがってちょうどいいと、らっこは感じています。

こぎ父もこぎ母も、80代にしては歯が丈夫でして、だいたいなんでも食べられます。(あくまでだいたい)

かたいお餅・お団子もおいしいですけど、年齢を考えたらお餅に関しては、やわらかくしようと注意しています。

 

ご飯を炊いている間に、ぼたもちと一緒に食べるサラダと汁物の準備です。

サラダはゆで卵をレンジで作って、サニーレタスをちぎってよそうだけ。

汁物は、お味噌汁の具という海藻類の乾物をカップに入れて、乾燥細切りめかぶとだしの素としょうゆを垂らしてセットしておきます。

お湯を注げばすぐにできあがるインスタントお吸い物。

きな粉と黒ごまも用意しておきます。

器にひろげたきな粉とてんさい糖と塩です。 器にひろげた黒すりごまです。

らっこの慌てたバタバタ感を表現している黒ごま、ではなくて、単純に写真を撮った後に確認を怠りました。

見にくい写真でごめんなさい。

 

そう言えば、お米に塩を加えて炊き込むつもりが、入れ忘れていたので炊けてから加えます。

炊きあがったら塩をひとつまみ。

炊飯器の保温を切り、ほぐしつつ混ぜつつ、量が少ないのでお釜のままでヘラで潰します。

切るようにつぶすようにしばらくコネコネしていると、

ざっくりとひとつの塊になるようになってきました。

全部潰してきれいなお餅を作る気はさらさらないので、目指すは半殺し。

ほどほどに粒が残った状態でいいでしょう。

手に水をつけながら、食べやすそうな大きさをイメージして、適当な大きさの俵形に丸めていきます。

らっこが作るのは、市販のぼたもちなんかのイメージよりもだいぶ小さめかと思います。

長い所が5~6センチくらいの俵形にしたらちょうど20個できました。

形は歪。

大きさ不揃いどんとこい。

気持ちと時間に余裕がない証拠です。

ん?

不器用なだけだって?

炊けたご飯をボールにあけたり、すり鉢を使わずに炊飯器のお釜のままご飯を潰しているので、ちょっとお餅は熱かったですけど手水で冷やしながら一気に握りました。

 

あんこを包んだバージョンを作ります。

冷ましたこしあんです。

煮詰めたあんこにはラップをしておいたほうがよかったでしょうか。

冷ましている間に表面が少し乾燥してしまったようでした。

くじけない。気にしない。

水で濡らした手のひらに、丸めたお餅をのせて平らにつぶし、あんこを薄く広げます。

お餅であんこを包もうとしています。

冷めたあんこが期待したほどには固くなっていませんでした。

煮詰める時間が足りなかったのでしょうか。

あんこを丸めて詰めようと思ったら丸められそうになかったので、ヘラでちょこんと適当にのせてみました。

頑張って包みます。

(コツとか要領とかあるのでしょうけれど、らっこが教えていただきたい)

お餅であんこを包んだようすです。

包めた……?か……?

あ包んだあんこが透けて見える状態です。

ひっくり返すとあんこが透けていますけど?

気にしない。くじけない。

あんこを包むのは、きな粉か黒ごまをまぶして食べる用です。

きな粉だけ、黒ごまだけ、を表面にまぶしてもおいしくないことはないのでしょうけれど、あんこを包んでいた方がおいしいと思うのでこれはちょっと頑張ってお餅の半分、10個をあんこ包みにしました。

あんこ包みバージョンと包んでいないバージョンです。

不器用大炸裂。

くじけない。気にしない。

よし。

これで準備できたかなと。

ぼたもちみんなで作ろうセットです。

お皿とか水とかお箸とか用意して、じゃあ

「みんなで作りませんか~?」

と声をかけたところ、「どれどれ?」とツレとこぎ父が最初にやってきてくれました。

 

こぎ母が来る前に「こうやってこうやって……」と説明してみたら、一緒に作るのは無しにして、らっこが食べられるように作ってしまいましょうということになりました。(こぎ母がお便所に行っている間に…)

 

というわけで、慌ててらっこがひとりであんこで包むバージョンのぼたもちを作ります。

あんこに水分が結構残っていてねっとりしたあんこでしたので、ラップを使って包みます。

たぶん、もっと水気がなくてしっかりとしたあんこだったら、手でも包めるんじゃなかろうかと思っております。

ラップにあんこをひと気た状態です。

大きめにちぎったラップを手のひらにひろげて、ラップの上にあんこを薄く広げます。(適当に適量を)

あんこでお餅を包んでいます。

まるめておいたお餅をあんこの上にのせ、ラップごと包んで形を整えます。

あんこは全体に包まずに、置いたときに下になる部分はお餅のままにしておきます。

お皿に付くあんこを最小限にとどめます。

あんこで包んだぼたもちです。

こんな感じにできました。

ラップからはがす瞬間に形が崩れてしまうのね。

できあがってもお皿によそわないんかい?

自分で作って自分で思いましたけど、この際バットをお皿にそのまま使おうじゃないか。

あんこぼたもちをひとつだけは、綺麗な小皿によそいましたよ。

こぎ父がお仏壇にお供えしてくださいました。

仏さんたちにも食べていただきましょう。

こぎ母がお便所から来るまでに、ツレがサラダやお吸い物を調えてくれまして、みんな揃ったら、きな粉と黒ごまもまぶしてくれました。

らっこはせっせとあんこで包むよ(汗)

ツレがぼたもちを作っていくれています。

ツレが、できあがったぼたもちから取り分けてくれています。

らっこのあんこ包みが追い付かないわ(汗)

ツレがぼたもちを作っていくれています。

うるち米とたっぷりの水で炊いたお餅がやわらかいので、ツレがお箸で握った後がくっきりと付いていたりします。

気にしない。くじけない。

らっこが残りを包んでいる間に、みなさんで

 

「いただきまーす」

 

あんこが大好きなこぎ母は、「今日は何の日?」と驚きながらも、喜んで食べてくださいました。

 

ぼたもちを食べて「おいしいでーす!」と言ってくださるこぎ母。

 

わーい、よかったー……

まだ作業を続けていたらっこの背中に、こんな風に言ってくださいました。

こんな風に言ってくれる方なんて、ほかにどこにいらっしゃるか!!

 

あんこも無事包み切り、少し遅れてらっこも

「いただきます」

 

きな粉のぼたもち。中にあんこが詰まっています。

ツレがまぶしてくれたきな粉から。

砂糖多めで甘くしすぎているかと思いきや、甘さ控えめの茹であずき缶のあんことちょうどいい感じ。

やわらかいお餅のぼたもちできました。

黒ごまぼたもちです。

黒ごまをまぶすときに、お箸でつかんだところがよくわかるぼたもちです。

塩が程よくきいていて、今回のぼたもち、らっこは黒ごまがお気に入りでした。

黒ごまのぼたもちの中のあんこです。

中にあんこを包んだかいがありますね。

おいしくできてよかったです。

ツレはきな粉が気に入ったようで、こぎ父とこぎ母は表面があんこの普通のぼたもち。

あんこ好きのこぎ母は、ツレが最初によそった3個を食べ切ると、あんこをおかわり。

ツレが隣でくすくす笑い出しました。

「オシャレなことになっている」

と。

こぎ母の胸元にティッシュが付いています。

いつの間に?

こぎ母の襟もとにティッシュがナプキンのようにささっていました。

ナプキンをつけるような襟に付いていたのは、ティッシュです。

ティッシュが小さすぎてあんまり効果がある気はしませんでしたが、たしかにオシャレに見えました。

食べ終わったら、そのティッシュで鼻をかんでいましたよ。

(自分で襟につけたことは忘れていました)

お腹いっぱいよく食べました。

 

使い切れなかったきな粉と黒ごまです。

あんこは全部使い切って、使い切れなかったきな粉と黒ごまは器を変えてとっておきます。

 

ごちそうさまでした。

 

3月20日はチロの命日

スピリチュアル界隈では宇宙元旦と言われるこの日、2021年3月20日は、昔、こーぎー家で飼っていた柴犬のチロの命日でもありました。

こぎ母が朝、起きた時にこぎ父に話していたそうです。

「チロの夢を見たよ」

ぼたもちを食べる頃にはご自分で見た夢のことは忘れてしまっていたようですが、覚えているうちにこぎ父に話していたのでこぎ父が覚えていたんですね。

「なんでそんな夢見るの?」

こぎ母の純粋な質問に、答えを出せる人はいるのでしょうか。

(こぎ母はよく、ご自分が見た夢を「なんで?なんで出てきたんだろう?」とこぎ父にきいています。

「知らんがな」

とは言わないこぎ父がすごい)

ツレが、

「チロがなくなった日だからお母さんに会いに来たんじゃない?」

模範解答ではないでしょうか。

 

こぎ母が、こぎ父とご自分の椅子の間を指差しながら、

「この辺に誰かいる気がするよ」

と言っていました。

今日はチロの命日だということもあり、お彼岸の中日と言うこともあり、誰がいても誰かがいてもおかしくない気もしました。

こーぎーの顔です。笑顔 「誰かいるかもね」

らっこの顔です。困惑「そうですね」

こぎ母の顔です。笑顔。「おはぎ食べてて羨まし~って、見てるよ?きっと」

(春ですが、みなさんぼたもちを「おはぎ」と言って食べてくださいました。おはぎは秋まで待っておくれ。今日はぼたもちでっせ)

 

振り返ると、1年前のこの日はチロのお墓参りに行っていました。

ちくわをお供えしたペットの墓です。

チロはちくわが好物だったということで、ちくわをお供えしたんでした。

お皿も何も用意していなかったのは迂闊でしたが、チロもこれなら食べやすかっただろうと前向きに考えておきましょう。

懐かしい気持ちで1年前の写真を見ると、まだマスクはしていなかったんです。

初めての緊急事態宣言が出る前だったことを覚えています。

今年のお墓参りはどうしようかとツレと話をして、お彼岸も過ぎて人が少なそうな頃にまた、みんなで行こうと決めました。

 

チロさんや。

今年もちくわを買って行きますから、待っててくださいな。

らっこの夢に出てきてくれても構いませんことよ?

ツレも夢でも会いたそうだから、よかったら会いに来てね。

 

読んでくださりありがとうございます。

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