暮らし

治らない巻き爪と完治した水虫の話|らっこ

今回は、足の爪トラブルのお話です。

巻き爪はらっこ、爪水虫はツレ・こーぎーの観察談です。

巻き爪の話

らっこは10代の頃から両足の親指の爪に巻き爪の症状がありました。

10代の後半だったか、あまりの痛みに1度病院を(整形外科?形成外科?記憶が曖昧)を受診したことがありましたが、化膿止めの処方が出ただけ。

経験がある方はお分かりのように、それじゃあ何もどうにもならないのが巻き爪なんですよね。

巻き爪の症状で病院に行ったのはそれが最後でした。

らっこの症状は主に足の親指だったので、病院に行かないかわりにいろいろ無茶苦茶にも見える対処療法を自分で考えて実践していました。

らっこが自分でやった巻き爪治療

家にいて、お風呂上りにジッとしていられる間だけつけてみたり。

これだと歩けないので(トイレに行こうとすると外れてしまう)そのうち考えてやっていたのが、

自分で巻き爪治療

書類を挟む文房具のクリップを、爪の幅に短くカットして巻いた爪の間に挟み、接着剤で固定してしまえば靴下も履けてそのまま歩けるぜ、というもの。

接着剤でかぶれたことがないことは、足先の皮が厚いからでしょうか。

この方法ならひと月くらいはクリップ片を付けっぱなしにして日常生活が送れます。

巻き込みが強い時なんかは、取りつける前は真っすぐだったはずのクリップが外してみると湾曲しているほど、巻き込む爪の力の強さがすさまじかったりしました。

それでも最低限皮膚に食い込むのを抑えられるため、だいぶ巻き込みによる痛みが楽になるのですが、巻き込んでいないとクリップが挟めなくなるのですよね、この方法は。

爪にクリップが刺さらなくなるので。

爪が伸びて痛みも楽になって、はずしてしばらくやらないでいると、また巻き込んでしまうという循環が止まらない。

この方法も1~2年?暫くやっていませんでした。

20代の後半くらいから、親指だけにとどまらず足の人差し指や中指、手の小指や薬指も巻き込むようになってしまいました。

時々強い痛みに耐えながら、また、ほとんどの時間は痛みもなく平気だったり。

ぶり返したり平気になったり。

久し振りにたまらなく痛くても、なにごともないように過ごしたり。

35歳。(巻き爪歴20年以上?)

そろそろ堪えなくなってきてしまい、「痛い痛い」とツレに愚痴っていたら、心配してくれたのか鬱陶しくなったのか、ネットで探してくれました。

市販の矯正器具装着

まきづめリフト

まきづめリフトという商品ですね。

 

指先で挟んだまきづめリフト

2本の形状記憶ワイヤーがチューブの中に納まっていて、鈎の付いたクリップで爪に固定して爪を押し上げるという仕組みのようです。

指先で挟んで曲げたまきづめリフト

指で挟むと簡単に曲がりますが、指先が白くなっている通り、弾力性はしっかりと感じられました。(ちょっと指が痛い)

鈎がひっかけられる程度(2.5mm~3mm)爪が伸びた状態で使用します。

クリップで矯正している巻き爪

お風呂で爪を軟らかくしたら、クリップで挟みやすいように矯正しておきました。

(この矯正はらっこが勝手に判断して行った行為です。製品の説明書きには一切ありません)

巻き爪リフト装着中

ある程度爪が平らになったところで、説明書に書いてあるように装着してはみ出たワイヤーをカットします。

初めて装着したまきづめリフト

爪が厚くなりすぎてクリップが挟めない場合は、付属のやすりで爪を削って薄くするそうです。

らっこの爪はギリギリは押し込めている?かしら?

やすりは使わずに若干無理矢理押し込んで装着しました。

爪が食い込んですっかり跡がついてしまっていた指先が痛々しいですよ。

装着自体は難しいこともなく、といってなんでもないと言いのけるほど簡単でもなく、慣れれば簡単にできそうな作業のようだと思いました。

らっこは巻いた爪を予め平らにしてから装着したので、ニッパーでワイヤーを切る時にちょっと緊張したくらいです。(自分の足も切ったらどうしようっていう心配がありました)

必要に応じて爪先をテープで保護するなどの対策を行って日常生活を送ります。

装着により持ち上がった爪のおかげで、食い込んでいて痛かった痛みは軽減されたのですが、爪を持ち上げている痛み(違和感)がずっとあり、静かに耐えながら数日過ごしました。

装着5日ほどで持ち上がる違和感も消失。

平らに持ち上がった足の爪

爪が平らになっていますね。(先端の方だけですが)

ワイヤーを少し長めに切ってしまっていたようで、爪からはみ出したワイヤーが靴下に引っかかって難儀しましたが、しばらく放置。(おい)

装着直後に感じられた爪が持ち上がる違和感の正体は、たぶんこれです。

爪が剥がれすぎて深爪が進行中

お風呂上がりでやわらかい状態の爪に装着したせいで、ワイヤーの強制力がききすぎてしまい、いわば爪をじわじわと剥がすかのように力がかかりすぎたんじゃないかと。

推察ですけど。

数日たってこれ以上さすがにはがれるほどはもち上げられないよっていうくらいのところで痛みが治まったんじゃないかと。

全部想像ですけどね。

 

実はこの商品、1個ずつ売っていまして、片足やってみてよさそうだったらもうひとつ買ってみましょうという予定で始めた巻き爪矯正でした。

片足に使ってみてよさそうだからと、2~3日後にネットでもう一つポチリ。

10日ほど遅れて追加で届いたもう1個で右足にも装着。

右足初装着

今度は風呂上がりの装着はやめにして、クリップで軽く平らにしてから(風呂上がりの時ほどは平らになりません)付けてみました。

まきづめリフト装着中の側面

平らになるほどは持ち上げられていませんが、指先にできた食い込みがくっきり見える程度には持ち上がっています。

らっこの場合、やはり食い込みから解放された痛みの軽減よりも、爪を持ち上げる力の強さによる違和感程度の痛みが気になりました。

装着したからって、劇的にあっという間に一瞬で痛みから解放されるほどやわな巻き爪ではなかったようです。

その後、爪が持ち上がる違和感は数日で治まり、時々、まったく爪が食い込んでいないのにもかかわらず食い込んでいた時のような痛みに襲われる瞬間がありましたが、耐えますね。

爪が伸び切ってさすがにもう歩けないよね?というくらいまでずっとつけっぱなしです。

 

ワイヤー装着後の爪先の保護について

ワイヤーの付いたクリップを爪先に装着しただけの状態で靴下を履くと、ワイヤーの先が生地に引っかかったり、クリップの隙間に糸が引っかかったりと、何もしないでそのまま日常生活が送れる器具ではありませんでした。

絆創膏をぐるぐる巻いたり、引っかからないようにテープを貼る工夫は必要かと思います。

らっこが辿り着いたテープの巻き方はこんな感じ。

爪先保護用のテープの巻き方1 爪先保護用のテープの巻き方2

指先全部を包むように貼るのはどうにも合わないようで、気持ちが悪いし1日ではがれてしまいました。(毎日貼り直し)

肌にはテープが付かないようにして、爪に対して貼ると落ち着きました。(らっこはね)

肌にも負担少なく貼れるサージカルテープが理想だよなと思いつつ、爪に貼るだけならばとまさかのマスキングテープを使ったこは黙っておこうかと思いましたが参考までに。

説明書によると、ジェルネイルを施すことができる器具だそうです。

巻き爪矯正を隠しつつ、ぐるぐる巻きのテープじゃなくて見た目も綺麗にクリップの保護も兼ねられるみたいです。(たぶん)

装着から1ヶ月

まきづめリフト装着1ヶ月の状態

まだそんなに爪が伸びてきていないので装着続けます。

 

装着2ヶ月と2週間。

まきづめリフト装着2ヶ月の状態

(汚い状態の写真で申し訳ありません)

そろそろ歩きにくくなったと思って、ワイヤーの引っかかり防止で覆い隠すように巻き付けていたテープをはがすと、なんだかいろいろツッコみたいような無いような。

爪の矯正若干失敗?

一見平らに持ち上がったかのように見えて、くの字に曲がった片側の爪と、爪の長さに収まっていたはずのワイヤーがはみ出した反対側。

巻き込む爪の力がワイヤーに勝ったと推察。

爪を切る時はワイヤーは付けたままでも先にはずしてからでもいいそうです。

先にワイヤーを外してから爪を切ろうとしたところ、想像したとおり、鈎を引っかかって固定してくれていたクリップで爪が傷だらけになったことは言うまでもないですか?そうですか。

まきづめリフトを外して爪を切りスッキリした足の爪

爪を伸ばしすぎた反動で、若干切りすぎてしまった気もしましたが、これでだいぶすっきししました。

爪の先は丸くならないよう、できるだけ四角くカットしたつもりです。(角のバリは皮膚に当たると痛いのでやすりをかけています)

 

ただし、ワイヤーを外した直後から、ぼんやりとした嫌な予感はありました。

はずして5日でたまらない痛み発生。

巻き爪の再発

だろうなと思ったんですよね。

装着してからは概ねだいぶ楽に過ごしていましたが、巻き込む爪の状態・体質が変わっていないことは分かっていました。

対処療法ですね。

それでも痛みから解放されるにはやらないよりはやったらいいかなと。

今回右足の爪はやっぱり切りすぎで、クリップが挟めなかったため左足だけに再び装着。

新品は買わず、まだ使えそうだった前回使ったワイヤーの使い回しです。

持ち上げる痛みの軽減にならないかと、あまり巻き込んでいないほうの爪の角をざっくり斜めにカットしてみました。

斜めにカットした爪の角

斜めにカットしたのは白い三角の部分です。

意味があるかどうかはわかりませんが、初めての装着時よりは痛みは小さく感じられました。

左足の再装着から1ヶ月、ほとんど痛みを感じることなく過ごせています。

引っかかり防止のテープで爪先をぐるぐる巻きにしているみっともない状態であることを除けば、概ね改善はしていると思います。

そろそろ再装着をしなかった右足の爪が巻き込んできてじんわり痛いのですがね。

巻き込む状態・体質の改善変更が叶わなければ、治らないのが巻き爪なのかな……

何から変えれば変わればいいのかわからないので、らっこの巻き爪は治りません。

 

生き方かなあ……

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爪水虫の話

らっこがツレと出会った5年前には、すでに足の爪は部分的に白く分厚くなっていたように思います。

こーぎーの爪の話です。

綺麗な爪の状態でないことは素人のらっこにも分かっていましたが、基本放置。

かかともカサカサで分厚くて、普通じゃないことは分かっていましたが、素人は放置。

そろそろいい加減、こんな分厚くて真っ白でなんだかこりゃあどうなんだい?と疑っていた頃。

歯医者さんの待合室でらっこが読んだ雑誌にありました。

女性にも爪水虫の人が多いから注意して病院に行きましょうね?

みたいな記事だったと思います。

載っていた症例写真は1枚だけでしたが、これこれ。

見覚えありますよ?

ツレにも雑誌の写真を見てもらうと

「そうかもしれないね」とツレもすぐに病院に行く気になったようでした。

 

実はらっこの父親も昔、爪水虫の診断を受けており、その時は皮膚科を受診して顕微鏡か何かで菌を確認して診察を受けて来たんだみたいな話を聞いた覚えがあります。

『同居人にも必ずうつっているから、今度来る時一緒に来なさい』(診察して治療が必要だろう)

みたいなことを皮膚科医からは言われたらしく、母親も同行して診察を受けたそうです。

結果、母親は水虫ではありませんでした。

おいおい。

らっこもその時一緒に住んでいたんですけど、診察受けなくていいのかよ?え?

そんな風にやさぐれた感情が思い出されていました。

今度こそらっこも検査受けたりするのかな~と軽く考えていましたが、そういうことはありませんでした。(あっさり)

ツレが通ったのは近所のかかりつけ医。内科の先生ですね。

顕微鏡とかの検査も何もなく、ツレの爪の状態を診て

「典型的な爪水虫だね」

と判断されたようです。

治療は、1日1回1錠の飲み薬で、6ヵ月から1年かかると。

薬はネドリール(治療中にテルビナフィンと販売名が変更)というもので、肝臓に影響があるかもしれないからと、薬の処方は1ヶ月分ずつ。

毎月通院することになりました。

仕事と家(こぎ母)のことがある中で、通院の時間を作るのは負担がゼロではなかったと思います。

隔月で血液検査を行い、検査の翌月、結果を確認して肝臓に影響が出ていなければ続けるというスタンスだったようです。

爪水虫

薬を飲み始めて1ヶ月。

爪の生え際がピンク色になってきて、特に分厚かった右足の中指の爪がポロリと剥がれました。

ほかの爪もそんな風にはがれるのを待っていたらよかったんじゃないかと思いましたが、深爪がしたいツレは待てない様子。

白く分厚くなってしまった爪をそぎ落とすように爪を切り続け、薬を毎日飲み続けた結果。

爪水虫が治った状態

完治しました。

拍手ですよ拍手!!

 

薬は結局10ヶ月か11ヶ月飲み続けていましたが、肝臓が悪くなることもなく、無事に本来の爪の状態を取り戻せたように思います。

よかったですねぇ。

 

ツレが水虫治療で通院するようになってから数か月後、こぎ父も爪の様子がおかしいと、ツレと同じかかりつけの病院に行きました。

聞くとやっぱり水虫だったそう。

ツレはよく

「どこかで(爪水虫菌を)うつされた。誰かにうつされたんだ」

と言っていましたが、一応らっこも

「こーぎーさんが誰かにうつされてしまったのかもしれませんけど、自分も誰かにうつしてしまっているかもしれないっていうことも考えてくださいね?」

と何度か言いましたよ。(2回くらいかな?)

水虫マン2人と同居して同じバスマットを使い続けたこぎ母とらっこ。

幸いなことに水虫らしい症状は現れていません。

 

女は強い?

フフフ。

いい風に捉えましょう。

 

油断はできませんが、バスマットは交換していません。

あとはこぎ父の完治を待つばかりです。

爪水虫は、かゆみとかそれらしい症状はないらしく、痛くもかゆくもないからツレのように放置してしまいがちなようです。

それでも爪の感染状況は、塗り薬で治る症状ではないそうなのですね。

医師の診断と処方でもって薬を適切に服用して、きちんと完治させ、気持ちよく過ごせたらいいですね。

巻き爪も、飲み薬で治りませんかねぇ……

 

読んでくださりありがとうございました。

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