2021年11月19日の金曜日、牡牛座満月で「ほとんど皆既月食」が起こるというではありませんか。
前日の夕方、わざわざ新聞の切り抜きを用意したこぎ父が「4人で見よう」と気合を入れていました。
よくわからない隊長に任命されたので、一応時間や方位を確認。
出典:国立天文台
国立天文台のホームページで月食各地予報が確認できるのです。
今回初めて知りました。
あらら。
月食を観測できるのは東の空の低いところかな?
らっこは調べてみてすぐに、家の東側にある山に遮られてしまって月が見られないんじゃないかと考えたのですが、見えるかもしれないところまで移動すれなばいいじゃないかと。
4人で移動?
夜に移動?
どこに移動?
どうしようかなと考えつつも、明日になったら考えよっと。
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月食当日の19日。
こぎ父は、日が暮れる前に何度も窓から空を見上げて気にしていました。
こぎ父が気にしながら見上げている空は、西の空なんですけどね。
うしろ!
月はうしろの東ですってば!
結局、観測できる時間が時間だったからいけませんでしたね。
いつも通りの4人で食卓を囲む晩ごはん。
月食見ないんかい。
最大食のハイライトはラジオとスマホのライブ中継(しかも見ていたのは名古屋からの中継で曇り空につきやや視界不良)
食事が終ってこぎ母が洗い物を始めたところで隊長らっこ出動です。
らっこがひとりで公園まで歩いて行き、スマホのコンパスアプリ(ただし自分でダウンロードした覚えはない)で方位を確認。
だいたいこの辺かなあと空を見上げてみたら
横浜は快晴でとてもきれいによく見えました。
見えないかもしれないなんて考えた自分がばかばかしく思えるくらい、とてもきれいにくっきりと欠けた満月の姿。
何が嬉しいのかよくわかりませんでしたが、ちょっと感動してきました。
一刻も早くみんなに教えようと、急いで家に駆け戻る隊長らっこ。
スマホで電話すればいいのに。
コンパスアプリが入っているスマホは通話ができないのです(汗)
息をゼイゼイ切らして「月食見れますよー!」と報告。
こぎ母のお皿洗いを中断してもらい、ツレとこぎ母と改めて3人で外に出ました。
こぎ父はお留守番です。(4人で見るんじゃなかったの?)
公園まで行く必要もなく、山から少し離れるように歩いたところで後ろを振り返りツレとこぎ母と3人で、夜空を見上げました。
こぎ母がどのくらい月食のことを理解していたのかはわかりません。
理解度合いなんてどうでもいいくらい、とても不思議で珍しい光景を「きれいだねえ」と喜んで眺めていました。
ご実家の家族・兄弟の名前を並べ(既に亡くなっている方も含めて)
「見せてあげたい!」
「私しか見ていないだろうね!」
と少し興奮した様子でした。
しばらく眺めてのんびり帰宅。
家に入るのを名残惜しく感じながらの帰宅でした。
ひとり留守番をしていたこぎ父は、その後お一人で見たようです。
スマホで取っていた写真を拡大してみると、
横浜 2021年11月19日 18:39
満月が欠けている様子がちゃんと写っていてびっくり。
肉眼で見て感じられた影部分の赤っぽさはさすがに写っていませんが、スマホのカメラってすごいなと再認識しました。
なんやかんやで日々をそれなりに過ごしております。
読んでくださりありがとうございます。