介護 暮らし

出来事も感情も、忘れてしまうこともあるらしい(後日談1)|らっこ

こぎ母が、大好きな恩師の訃報を受け止めた話を長々と書いてしまいました。
時間がたっているので後日談を少し。

(ツレから、”完”なのに続くんだねとツッコまれました。テヘ)

こぎ母と恩師の別れのお話(1)

こぎ母は、思い出した人の安否が気になります。

もう何年も会っていなかったり、連絡も取っていないような方のことを思い出しては、こぎ父に安否を尋ねます。

知り合いの安否をこぎ父に尋ねるこぎ母

ついさっき電話で話した方のことも尋ねます。

ついさっき電話で話した相手を忘れてしまったこぎ母

友達が誰も自分に連絡してこないから、みんなは自分のことを死んだと思っているだろう――

こぎ母はよく口にします。

「みんな、私は死んだと思っているよね」

ご友人さん方と電話でおしゃべりすることも、手紙を書くこともあるのですが「死んだと思われているだろう」と思ったその瞬間には、そうなのでしょう。

何十年も前に亡くなっている、ご自分の親のこともこぎ父に尋ねます。

30年前に亡くなったおじいさんの安否をこぎ父に尋ねるこぎ母

 

おじいさんが死んだことを知らないというこぎ母

 

なんで教えてくれないのかと、こぎ父に言い放つこぎ母

 

「なんで教えてくれないの⁉」

 

どんなふうに言葉を返したら……

直接は言われていないらっこでも、「なんで」って言われるとなんかもう、苦しいものです…

 

まあ、

「なんで教えてくれないの⁉」

って言っていしまうくらい、知らなかった(と思っている)こぎ母が苦しかったんだという……

 

こんな感じのこぎ母ですから、あんなに悲しんだワトソン先生の訃報もそうですね。

こぎ母「ホームズ先生とワトソン先生は元気?」

 

「ホームズ先生とワトソン先生は元気?」

こぎ父に尋ねます。

ホームズ先生とは御年99歳の大先生で、今でもこぎ母と連絡を取り合う関係が続いている方です。

ホームズ先生とワトソン先生と、こぎ母とご友人の4人。

こぎ母が大好きな先生お二人とご友人とで交流があり、ホームズ先生は今もご健在でいらっしゃいます。

ワトソン先生はそうですねえ、そう。

最近お亡くなりになったのですよね。

 

さあ、

続きますよ。

 

 

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