今日は、こぎ母(ツレ・こーぎーの母)の81歳の誕生日。
フライパンいっぱいにハッシュドポテトを作ってお祝いです。
丸くて大きいから、お誕生日のケーキに見えなく……ないか。
栗原はるみさんの、「ハッシュドブラウンポテト」を参考にしました。
付け合わせのおかずを作る時間と気持ちの余裕がなかったので、じゃがいもだけで満足できるよう、増量した分量です。
オリジナルのレシピは、検索なさってくださいませ。
誕生日(ハッシュドポテト)ケーキ
じゃがいも 中9個
薄力粉 大さじ4
塩 小さじ1/2
コショウ 少々
オリーブオイル 大さじ3
誕生日(ハッシュドポテト)ケーキ
1.じゃがいもは洗って皮をむき、太めの千切りにします。
水にはさらしません。
ボールに、オリーブオイル以外の材料を入れて混ぜます。
2.フライパンにじゃがいもを敷き詰め、中火にかけたら、オリーブオイル 大さじ2 を鍋肌から回しかけます。
重さを計っていないので不確かですが、じゃがいもの量を、オリジナルレシピのだいたい倍で作っています。
フライパンに入れたら厚みが 4~5cmにもなり、焦がさずに火を通せるか不安になりました。
それでも、じゃがいもをふたつに分けて2度焼くという時間的余裕と気持ちの余裕はなかったので、一度に全部、焼きました。
3.中火にかけて3分たった頃です。
表面の見た目の変化はほぼありません。
焦げつくにおいがしないようにだけ気をつけました。
4.蓋をして、弱火で約12分。
じっくり火を通すのだそうです。
5.蓋に着いた水滴をじゃがいもに返しながら蓋を取ってみます。
表面のじゃがいもも透き通ってきていて、しっかり火が通ったようです。
フライパンをゆすって、じゃがいも同士がくっついていることを確認したら、ひっくり返します。
両手にヘラをもって返そうとしたら、じゃがいもが崩れてしまいそうだったので、丁寧に慎重に、まな板を利用して裏返しました。
6.わお。
表面がカリッと焼けていておいしそうです。
オリーブオイルの残りを鍋肌から回しかけ、中火にしました。
焦げるのがこわかったので1~2分で弱火に戻し、約5分。
底もカリッとするまで焼きます。
底の焼き加減の確認を、どうやってすればいいかわからなかったのですが、フライパンをゆすってみたら、なんとな~く底が硬くなっていそうなのがわかったので、焼けたことにしました。
温かいうちに切り分けます。
「サクッ」という、冗談のようにおいしそうな音が響きました。
7.ケーキに見立てたハッシュドポテトと、にんじんスープ、ロッテのチョコパイに「81」のろうそくを立てました。
「いただきます」
誕生日(ハッシュドポテト)ケーキの余談
お芋好き、ポテト好きの私にはあまりにおいしかったローソンのハッシュドポテトを食べた後、何度か自分でもハッシュドポテトらしきものを作ってみました。
小判型にしてみたり、小さなフライパン目いっぱいで作ってみたり。
その時は、味はいいのですが崩れてかたちはバラバラ。
焦げてしまったり焦げ目がつかないままだったり。
あまり成功した記憶がありません。
そんなこんなでしたが、栗原さんのレシピにならい、油を後から加えたり、蓋をして弱火でじっくり焼いてみたり、結果、何がよかったのか自分でもわかりませんが、とてもとてもおいしく作ることが出来ました。
じゃがいもそれ自体がおいしいじゃがいもだったことは間違いありませんが、それにしたっておいしく出来ました。
焼き色がついた部分は「パリッ」と音が聞こえるくらいにぱりぱりなのに、中はしっとりもちもち。
塩加減もちょうどよかったようで、お芋の味を感じられつつも、きちんと塩気がきいていておいしかったです。
ケチャップをかけて食べるのもまたおいしかったです。
じゃがいもとケチャップ、よく合いますね。
ツレとこぎ父(ツレ・こーぎーの父)にも好評で、誕生日の主役、こぎ母のお口にもあったようです。おいしいと言ってとても喜んでいただけました。
夕食のとき。
おかずの野菜炒めに入った千切りじゃがいもが、こぎ母の目に写ったようでした。
「お昼にもこんなの食べなかったっけ?何食べたっけ?」
とたずねるので、ツレが、
「千切りにしたじゃがいもをさ──」
と説明してくれました。
私が撮影していた写真を見せると、
「ああこれぇ!おいしかったぁ。
何食べたか覚えていないけど、おいしかったっていうことだけは覚えているよ」
と言ってくださいました。
わあわあ。なんて嬉しいことでしょう。
またつくります。
また、おいしい焼き加減でおいしく焼けますように。
お誕生日、おめでとうございます。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。