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桃の皮でジャムを作ったら、赤いジャムができあがったよ|らっこ菓子

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らっこが桃の皮で作った赤いジャムです。

桃は、皮をむいて食べますか?

らっこは皮のまま食べたい人です。

ツレもこぎ父もこぎ母も、皮はむいて食べる方です。

こぎ父の御友人が、桃を贈ってくださいました。

桃の皮だけ細かく刻み、袋に詰めて冷凍しておいたら、ジャムを作ってみました。

桃の皮ジャム

桃の皮 200g弱(4~6個分)
砂糖 100g弱
レモン果汁 大さじ5くらい

砂糖入れすぎ注意です。(自分向け)

桃の皮の50%の割合は、らっこには甘すぎ。桃の甘さがどこかに行ってしまいました(惜涙)

甘さを多少誤魔化してくれたレモン果汁、ありがとうでした。

 

桃の皮ジャム

刻んで冷凍しておいた桃の皮がコチラ。

桃の皮を細切りにしてフリーザーバックに入れ、冷凍したものです。

色は茶色くなって霜もたくさんついてしまいっていますが、きっと大丈夫。

玄関前の荷物の上に積んである計りに載せてみると、190g。

せっかくなので、上白糖も計ってみました。

使いかけの上白糖です。

袋のままでちょうど100g。

桃の重量半分、50%の割合になりそうなので、全部使うことにしました。(失敗・反省)

小鍋に凍らせた桃の皮と砂糖を大さじ2くらい入れたところです。

小鍋に、凍ったままの桃の皮と、砂糖を大さじ2くらい桃に振りかけて弱火にかけました。

まずは桃皮を溶かします。

 

 

・・・・・・

 

 

ああ。

 

 

凍った桃の皮がなかなか解けない様子です。

簡単に解けないじゃん(焦)

なぜか勝手に氷が解けるようにとろ~ととけるようなイメージで火にかけたのですが、あちゃちゃ。

なかなか解けてきません。

特に考えもなく砂糖も一緒に解ける前から入れているので、砂糖が焦げてしまわないかとひやひや。

電子レンジで解凍すればよかったかしらとか考えながら、大きな塊になっている桃の皮を、焦がさないように時々ひっくりながらほぐします。

なかなか解けない凍らせた桃の皮です。

これでどうだ?

なかなか解けない凍らせた桃の皮です。

これでどうだ?

ようやっと解けた、凍らせた桃の皮です。

なんとか焦がさずに9割がた解けてきました。

小鍋にかけた桃の皮に砂糖を加えたところです。

残りの砂糖を加えます。

あちゃちゃ。

一気に袋から入れてから、多いな……と思いましたが、

時すでに遅し。

保存性が高まったと思うことにして、混ぜます。

桃の皮と砂糖を煮詰め始めたことろです。

このまま煮詰めます。

桃の皮ジャムを煮詰めているところです。

カメラの色が均一に撮れません(涙)が、しゃぶしゃぶしてきました。

桃の皮ジャムを煮詰めています。沸騰したところです。

沸騰したらアクを取り除きます。

なかなかとろみがついてこないので、足りないのは「ペクチンだ」と考えました。

桃皮のジャムにオレンジのワタを刻んで加えたところです。

ペクチンが何かと聞かれても自分で説明はできません。

ずいぶん昔、オレンジの皮でマーマレードを作ったときに、とろみがちっともつかなかったので不思議に思っていたら、「白いワタの部分がとろみになるのよ」と伯母が教えてくれたのです。

その時は何かのレシピで、「白いワタの部分が入ると苦いジャムになる」みたいなことを読んで、ずいぶん丁寧に徹底的にワタを取り除いて作っていたので、伯母の話を聞いてなるほどと思ったのでした。

写真を見たところ、そろそろとろみがついてきていそうですが、入れました。

オレンジの皮からワタを2~3センチばかりこそぎ取り、細かく刻んで桃の皮に投入です。

とろみがついた桃皮ジャムです。

オレンジのワタを加えたからか、タイミング的に煮詰まっていたからか、とろみが付きました。

味見をして見ると、

 

甘っ

 

やばい甘いやばい甘いやばい甘いやばいあまい。

体全体で甘さに拒絶反応が出たような気分です。

ほんの1滴舐めただけなのに(涙)

甘さを落ち着かせるために、レモン果汁(瓶詰)を加えました。

これじゃあレモンジャムだな、なんて思いながら味見をしながらドバドバ加え、もうひと煮立ちさせたところで火を止めました。

瓶に詰めた桃皮ジャムです。

茶色く変色していた桃の皮が、赤いジャムになりました。

保存容器に詰めて完成です。

 

冷めたらとろみがつきすぎたのか、硬くなっていました。(反省)

オレンジのワタ、入れる必要なかったかしら……?

硬めのジャムとして楽しもうと思います。

 

さっそくプレーンヨーグルトに入れてみます。

プレーンヨーグルトの容器に桃皮ジャムを入れたところです。

自分で食べる分は、ヨーグルトの容器そのままで。

こぎ父の分は、ツレが器によそってくれました。

容器によそったプレーンヨーグルトに、手製の激甘桃皮ジャムを添えた様子です。

ジャムの色がきれいです。

少しくすんだいちごジャムのような色合いです。

ぐるぐるッと混ぜて「いただきます」

 

桃の皮ジャムの余談

すっぱいプレーンヨーグルトに、ちょぴッと加えて混ぜたくらいでも、甘いあまい。

がしかし、その甘さがまた何とも、おいしいじゃん。

桃皮の歯ごたえ。

桃の皮の食感が、加熱してもまったく衰えていなかったというか、より歯ごたえが増したというか、ヨーグルトだけなら飲める柔らかさなのに、ヨーグルトをよく噛みながら飲み下す感じ。

「歯ごたえがいいじゃない。おいしくできたね」

ツレが珍しがって喜んでくれました。

「桃の皮も捨てなくてよかったね」

と言ってもらえたので、作ってみてよかったです。

 

らっこが桃の皮を食べるようになったきっかけ

何年か前にテレビで、外国出身の方が数人で、「日本のここに驚いた」といったテーマで話をしている番組がありました。

そこでどこかの国出身の誰かさんが、

「日本人が桃の皮をむいて食べていたので驚いた。なんてもったいない。私の国では皮ごと食べるのが普通ですよ」

ということを話すと、ほかの国の方たちも大きく頷き、大変同感しているようでした。

当時のらっこには、これがなかなか衝撃でした。

 

桃の皮って食べられるの?

 

例えばバナナの皮。

サルもむいて食べていますよね。

動物園のカバとか象は、皮ごとだったかもしれませんけど。

それまで桃の皮はむいて食べるのが当たり前だったので、まさか食べられるという発想がありませんでした。

 

桃を皮ごと食べるために、まずは水で洗います。

桃の皮の産毛は、手のひらで撫でながら流水で流すと簡単に落とせます。

割れ目に添ってタテに切込みを入れ、種を中心にひねって半分に割ります。

柔らかい桃だと、うまく二つにできないこともよくあります。

形はどうであっても、食べやすい形に切ったら、皮ごとぱくり。

硬くて小ぶりサイズの桃なら半丸かじり。

もぐもぐもぐもぐ。

 

へえ~。

 

食べられるじゃん。

 

 

実だけで食べるよりも歯ごたえがあり、よく噛んでからでないと飲み込めません。

「桃を食べた!」という気分により長い時間浸っていられます。

 

何より、食べようと思ってから食べ始めるまでの時間が短くて済みます。

 

桃の皮をむくのって、ちょっと難しくありませんか?

手はべたべたになるし。

むいているうちに実が傷んできてしまったり。

 

皮ごと食べると、ゴミも減量できます。

さすがに食べられない種とヘタの周りくらいしか出ないんですから。

自分一人で食べてもいいなら、皮ごと食べたいところですが、お年寄りには、桃の皮は噛み千切るには硬いかもしれませんし、ツレには、皮ごと切った桃を出したことがありましたが、「うぅん。皮なしで食べたい」と言われてしまったので、むかなくてはなりません。

私が意地悪しているみたいになってしまいます。

 

ジャムでもなんでも、捨てる以外の使い道があるとわかれば、今回のように冷凍保存でもなんでもしてためておいてもいいわけで、それなら桃の皮をむく時も遠慮なく向けます。

いただいた桃の皮をツレがむいてくれていた時は、桃を洗っていなかったようなので、さすがのらっこも産毛付きの皮ジャムを食べる気にはなれず、もったいなかったですが、生ゴミ行きとなりました。

 

嗚呼。

なんてもったいない。

貴重ならっこの 食料が……

 

らっこが皮をむいた桃は、洗ってから皮をむき、皮だけを細切りにして冷凍してためておきました。

4~6個分、ためられたでしょうか。

桃はやはり傷みやすいようで、切ってからすぐに冷凍していたのですが、色が茶色く変色してしまっていました。

切ってからすぐ、砂糖水に付けると変色しにくいというのをインターネットで見たことがありましたが、そういう手のかかることはやらないのがらっこです。

やっておいてから保存しておくと、もっと鮮やかな色のジャムに仕上がるのでしょうか。

わかりませんけど。

多少変色していても、十分きれいな色にできあがりましたからね。

 

 

今回出来上がった桃皮のジャムは激甘なので、少しずついただこうと思います。

パンに塗って食べてみたりもしたいのですが、甘すぎるような気もします。

パンにヨーグルトと桃皮ジャムを塗って食べてみるとか?

今度やってみようかしら。

 

ごちそうさまでした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 

 

 

追記:

パンにのせて食べてみました。

桃皮のジャムをトーストにのせた様子です。ほんのちょぴッとで十分甘いです。

らっこがパンにのせたのは、このくらいのスッカスカ状態です。

お箸でひろげて載せました。

 

ぱくり。

おお。

十分すぎるくらいに甘くて、それでもジャムらしい甘さで噛み応えもあって、要するにおいしかったです。

こぎ父とこぎ母も、パンにのせて食べてくださいました。

「甘いので、少しだけ」

のせてくださいと言ったのに、こぎ父ののせ方は、

食パンに激甘の桃皮ジャムをたっぷりのせたイメージ画像です。

うぉうぉうぉう。

八つ切りの食パン半分に大さじ1以上。

かけすぎだよ~~~~甘いって言ったのに~~~~

ご自分で食べる分ならまだしも、こぎ母の分まで……

口には出しませんでしたが、目は見開いてしまいました。

 

こぎ父のジャムに対する「少な目」ってすごいな。

 

らっこの感想はまあ置いておきますが、普段こぎ父ははあんずジャムを買って食べてらっしゃるので、酸味のあるジャムのイメージだったのかもしれません。

甘すぎて食べられないんじゃないかしらん、というらっこの心配もよそに、こぎ父もこぎ母も、ぺろりと平らげてくださいました。

しかも、「おいしいじゃない」

と言って、お二人とも喜んでくださいました。

「桃の皮っぽくないねえ。でもかたいかな」

とはこぎ母。

そうですね。かたいですよね。

 

嬉しさ反面、上白糖という毒を食べさせてしまっているんじゃないかという後ろめたさ反面。

 

こぎ母は、今どきは桃の皮のジャムなんていう珍しい物が瓶詰めで売っているのかと感心していました。

こぎ父が、買ったんじゃないよ、これはらっこさんが作ったんだよ、と言って訂正してくださっていました。

 

お口にあったようならば、やっぱり作ってみてよかったと思います。

食べすぎ注意ですよ。

ちょっとずつ食べましょう。

 

追記その2:

カスピ海ヨーグルトと甘すぎ桃皮ジャムの相性がばっちりだったようです。

ヨーグルトを食べるたびに桃皮ジャムで食べていたら、2週間ほどでひと瓶食べきってしまいました。

 

瓶の中の残りが少なくなった頃、ツレが、「もうなくなりそうだね」と残念そうに言ってくれました。

使い切ってしまった時も、「なくなっちゃったね」と言って惜しんでくれました。

 

「今度作れる機会があったら、甘さはどうしますか?ちょっと控えてみます?」

と聞いてみたところ、

「控えないほうがいいよ。このくらいの甘さがおいしいんじゃない?」

との答え。

 

甘すぎるとばかり思っていたらっこでしたが、ジャムとは本来、このくらい(果物の50%の砂糖)の甘さが妥当なのかもしれません。

保存性の面を考えても。

また作れることがあれば、ツレに喜んでもらえるよう、甘々で作ろうと思います。

レモン果汁もたっぷりで。

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