それは今年の春。
こぎ母が脳出血で入院をして、バタバタと落ち着かない日々を送っていた頃でした。
こぎ父のもとに電話があり、ツレが出たところ、「新茶の季節、今年も注文しますか?」という案内だったようで、「去年のが残っているんだけど、毎年頼んでいるから今年も注文します」とこぎ父。
しばらくして新茶が届いたので、よほど新茶がお好きなのかと思いつつ、残っているという去年のお茶を探したらすぐに見つかりました。
お勝手の床下に、未開封のままの新茶。
その量、2キロ。
え?
今年も2キロ注文したようで、……え?
お好きなのかお嫌いなのか、飲む機会を逃してしまったのか、数百グラム単位ではなく、キロ単位で残っていたことに驚きました。
せっかくの新茶なので、水出しで何度かいただきました。
低い温度でいれると苦くならないということでしたが、らっこの舌には普通に苦い冷たいお茶でした。
水出し緑茶は、今年届いたお茶っ葉でいれていまして、新しい今年のお茶から頂こうかと思ったら、ツレに「古いものから飲もう」と言われ、只今、1年前の新茶をせっせといただいています。
低めの70~80度のお湯で丁寧にいれると、苦い物が苦手ならっこでもおいしくいただけるお茶が入ります。
冷たいお茶よりも、温かいお茶に馴染みがあるから飲みやすいのでしょうか。
今年の新茶が届いたときに、「エーコープ銘茶65周年新茶キャンペーン」の案内が同封されていました。
なになに?
飛騨牛のコロッケセットがもらえるかもしれないということで、張り切って応募しました。
6月に応募が締め切りで、発送の予定が9月になっていたので、同封されていたチラシは見直せるようにとっておくことにしました。
まさか、本当に見直す機会がもらえるとは思わず。
半分忘れていた頃に、届きました。
飛騨牛。
冷凍品で荷物を受け取ったツレは、何だろうかと、どなたが送ってくださったのか、こぎ父が自分で注文していたのか、箱を見ながら不思議そうにしていました。
ただ、らっこは飛騨牛と聞いて、さては?と思い、保管しておいたキャンペーンのチラシを確認しました。
これだ!
「当たったんだ!」
飛騨牛のコロッケセットです。
ついついうれしくて、らっこ、謎の喜びの舞を踊りました。
「わーいわーい」
エーコープさん?飛騨牛さん?
どこでもなんでもありがとうございます。
わーいわーい。
大事に冷凍庫にしまいました。
コロッケですから当然、食べるためには油で揚げないといけないので、まともに揚げ物をしたことがないらっこは少々ビビっていますが、揚げるしかありません。
お茶と一緒に、いただくのが楽しみです。
ピノの星形やコロッケの当選など、嬉しいことが続きました。
ありがたやーありがたやー。
ありがとうございます。