株式会社オカベの、半生タイプの手延べうどんをいただきました。
こぎ父はご存じだったそうで、「あら?半田?有名なのだね?美味しそうだよ」とこぎ母に説明されていましたが、らっこ、まったく知りませんでした……
ハンダ?オカベ?徳島県?うどん?有名?とくしま?
香川のうどん県は知っているつもりでしたが、徳島県も有名だとはまったく。
時代と情報と常識に付いて行けて無い感半端ない。
さっそくいただいて、ファンになりそうなくらいハマっちゃた感半端ない。
半生タイプの手延べうどんをいただく
1袋に3人前のうどんが入って2袋。
麺つゆが4袋。
どうもありがとうございます。
賞味期限までまだ余裕があり、常温で保存して大丈夫なようでしたが、「半生」の文字が気になるらっこ。
らっこの実家では、うどんと言ったらまず乾麺。
生麺とか、ソフト麺と言うのですか?
冷蔵庫に保存しておくようなタイプのうどんはまず食べることがなかったので、乾麺でないことに軽く動揺。
賞味期限は急がなくていいみたいなんですけど、半生ってあるので、早く食べた方が美味しいんじゃないでしょうか?
知らんけど。
頂いた次の日に、さっそく茹でました。
4人で食べるのに1袋は3人分。
2袋茹でて6人分はさすがに多いので、3人分を4人で分けることに。
茹で時間の”約12~15分”の表記に、なるほど、うどんだ、と思うらっこです。
普段よくいただいている、信州小妻屋さんの手折り蕎麦は、茹で時間6分。
よくいただいている、関西風のカップおうどんは、お湯を注いで3分。
12分から15分も茹でるようなうどんをいただくのは、いったいいつ以来でしょうか。
ひと月くらい前に、らっこの実家から届いた稲庭うどんを茹でましたが、稲庭は細くて茹で時間も短かったです。(何分だっけ?)
12分と15分じゃ、だいぶ違うやんけ、と思いつつ、
茹で時間は目安です。鍋の大きさ、ガスの火力等により若干異なりますのでお気をつけてください。
との注意書き。
その通りだと思い、若干緊張します。
パッケージには、茹で方しか書いていないのです。
温麺で食べたいのですが、茹でた後にどうしてこうして、薬味だつゆだをどうするとか、何も書いていないのです。
「玄人向けのうどんだなこれは。」
らっこの感想です。
麺つゆは4袋いただいたので、1度に2袋で、2回に分けていただくことに。
2人分のおつゆを4人で割るので、小鍋に入れて、分量の水で薄めて温めます。(20lm2袋に水:180ml×2)
12月。
頂くのなら温麺でしょう!
ビバ。温かいうどん!
かけつゆです。
らっこの独断です。
他の人に選択の余地はありません。
作る人の特権乱用です。
2週間くらい前に買ったような記憶の長ねぎが、野菜室で待ってくれていました。
薄い斜め切りにしておいて、麺つゆで軽く火を通す算段です。
たっぷりのお湯でゆでるように書いてありましたが、3人分を茹でるたっぷりのお湯……お鍋……
ちょうど良いのはお味噌汁が入っているし、大鍋は大きすぎるような……
お湯をケチって、フライパンで約2リットルほどのお湯を沸かし、麺を入れました。
あんれまあ。
やはりお湯をケチりすぎたかしら。
熱湯が、まさか水にはならないでしょうが、すっかり温度が下がってしまっている気配を感じます。
”麺を茹でるときって、お湯の量が少ないと、麺を入れた時にお湯の温度が下がりすぎてしまい、麺に均一に火が通らないから、たっぷりの湯で茹でたほうが明らかにおいしいぞ”といった実験記事が紹介されていて、(詳細の記憶が無くてすみません)少ないお湯で茹でるのは、おいしく食べられないから損、みたいに思っていたはずなのですが、やっちまったのでしょうか。
(わかってないだろホントは)
麺を軽くほぐしてみても、なかなか沸騰していきません。ううっ。
よく見たら、うどんの切れ端がくっついたままです。
ちぎらないようにそっとほぐして、沸騰するのを待ちます。
何分たったか忘れてしまいましたが、やっと沸騰してきました。
差し水はせずに、吹き零れないように火加減で調節するのがおいしい茹で方だそうですが、フライパンで茹でると、なぜか吹き零れません。
火加減の調節、不要。
小学生くらいの頃?20年以上前ですが、テレビで「フライパンで茹でると吹き零れない」と裏技のように紹介されていたので、理由はあるはずです。
覚えていませんが。
うどんが茹で上がる前に、温まった麺つゆにねぎを入れて、余熱で温めておきます。
茹で始めて12分。
麺が薄く透き通ってきました。
あげてもいいかしら?
冷水にとって、流水でモミ洗い。
うどんのぬめりがどこまでかよくわかりませんでしたが、まあ、いいかな?くらい洗って、ざるに上げて水気を切ります。
うわー。久しぶりのうどんだー。つやつやしてるー。
ひとり静かに感激しながら、食卓を調え、食べる直前に、茹でたお湯でさっと温めました。
全部食べてから、公式サイトの麺つゆのページで、冷水でしめた麺を温めた麺つゆに入れて温めて食べる食べ方が紹介されているのを発見。
なるほど。
でも、3人分の麺を2人分のおつゆで茹でるのは無理があるでしょう。
まあいいさ。
4人分、小ぶりな丼に分けます。
男性陣は気持ち多めに。
よそったうどんに、若干煮えすぎてしまったらしいねぎとめんつゆをかけます。
うどんだうどんだ。
トッピングで、とろろ昆布とのりを添え、チリペッパーと山椒の粉を振りかけました。
食べる人がなかなか席に揃いませんでしたが、
温かいうちにさあどうぞ。
「いただきます」
オカベ麺の手延うどんをいただく
ちゅるんっ。
うわーうわーうわーうわー。
お尻がイスから0.001mm浮かび上がったようでした。
おいしいうどんだわぁ。
表面がちゅるちゅるで、噛み応えはあって、温かくて、おつゆも甘すぎずしょっぱすぎず。
ああ、これはこれは、おいしいうどんだわぁ(2回目)
こぎ母は、うどんを食べる前に付け合わせで用意した焼き芋に目がいったようでした。
うどんが3人分だったので、足りなくならないようにと、オレンジ、ゆで卵、焼いた切り餅と焼き芋を用意していました。
一番大きい焼きいもを1本(と言っても全部小ぶりのお芋)みんな食べたから、おうどんをすすっていました。
みんなで美味しいねえと。
「私のうどんは、よそう量が多すぎです。もっと少なくて結構。食べられないから分けて頂戴。こういう時には、私には多すぎますよ」
うどんはおいしかったのでしょうけど、焼き芋でお腹が膨れたのでしょうか。
らっこがよそった1/3くらいしか食べてもらえませんでしたが、「ねぎもおつゆも麺もみんなおいしい」と喜んでいました。(量が多かったこと以外)
多いと言ってよけた分は、こぎ父がすすってくださいました。
とにかく、らっこには衝撃的においしかったので、次の日もうどんです。
作る人の特権。
残りの3人前を、やっぱりフライパンで茹でて、
ぶくぶくぶくぶく。
やっぱりお湯が少なかったかな?と心配になりながらも、吹き零れそうで零れないゆで汁を不思議そうに眺めながら、今度は釜揚げにしてみました。
冷水で洗わず、しめず、ぬめりをとらずに、どんぶりへ。
決して、面倒くさく感じたからとかじゃなく、こんな風に食べてみたいと思っていただけです。ほんと。
こぎ母の分は、少な目に。
二日目なので贅沢に、これもまた頂き物で、仙台の阿部の笹かまぼこを切って入れました。
え?
どこに入ってるんだって?
ここです、ここ。ちょっと移動しました。
ねぎと同化していますが、笹かまぼこです。
なんて贅沢な。
「いただきます」
「おいしいよーこれ!」
頂き物のうどんであることとか、昨日も食べたことだとか、こぎ母は色々忘れてしまっていましたが、おいしいことには変わりなかったようです。
「これで最後?もっと食べたいねえ?お変わりないの?そうなの?これじゃあ足りないんじゃない?」
えぇえぇ。そうでしょうとも。
前の日に「多すぎる」と2回もくぎを刺されたので、張り切って少な目によそってしまったからですよ。
すみませんでした。
ほんと。おいしかったですね?
近所のスーパーに、置いていないかなぁ……
よく食べるお蕎麦もおいしいですが、うどんもいいなぁ……
たまにでいいけど、うどんもいい……
また食べたいと思って、公式サイトを見に行きましたが、自分で注文する訳にも……
ええ。
グダグダと考えてしまうらっこです。
おいしいうどん、どうもありがとうございました。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。