しばらく鶏のむね肉を食べていませんでした。
スーパーのチラシでは、ツレが好きなもも肉は、むね肉の2倍近くの値段差が(汗)
以前作って、とても好評だったみそ味の焼き肉と、もも肉で焼いたら美味しかったカレー味の2種類で、お腹いっぱいいただきました。
らっこのおすすめは、みそ味。
カレー味の方は、むね肉らしさが強くて、やわらかいものの、さっぱりであっさりでちょいとパサついてしまったかと。
ツレは、「そう?カレー味もおいしかったけどなあ」と言ってくれました。
よし。
またむね肉を買ってもらおう。
鶏むね肉の焼き肉
鶏のむね肉 300gくらいのをふたつ
炒める用のごま油やサラダ油 適量
お好きな野菜 いろいろ
サニーレタスと相性がいいと思います。
<みそ味用の調味料>
味噌 大さじ2
しょう油 小さじ1
みりん 大さじ1
てんさい糖 小さじ2
おろし生姜(チューブ) 小さじ1/2
おろしにんにく(チューブ) 小さじ1/2
片栗粉 大さじ1
<カレー味用の調味料>
プレーンヨーグルト ティースプーン4杯
カレー粉 小さじ2くらい
塩 小さじ1/3くらい
タイム(瓶詰め)2振り
らっこ、鶏むね肉をたくさん焼く
~下処理~
1.鶏むね肉を、1cmくらいの厚みでひと口大に切り、めん棒で叩いて半分くらいの薄さになるまで伸ばします。
2.300gくらいずつ、ビニール袋に二つに分けておきます。
3.みそ味用と、カレー味用の調味料をそれぞれ合わせ、よく揉み込んで下味をつけます。
~焼く~
1.熱したフライパンに、好みでごま油やサラダ油をひいて、弱火でじっくり、両面をこんがり焼きます。
(みそ味の場合)
最後に10秒くらい火力を強め、香ばしく焼きます。
お好きな野菜をたくさん用意して、お肉と一緒にいただきます。
今回は、2種類の味付けで下処理をして、冷蔵庫で1晩、みそ味を焼いて食べて、2晩目にカレー味を食べました。
焼く30分くらい前に、冷蔵庫から出して常温に戻しておくことも忘れず。
下処理をしているおかげで、焼いて食べる日には作業が楽ちん。
こういう作り方や食べ方をうまく組み合わせれば、毎日のおかず作りが、すこーしスムーズになるように感じながら、たまーにしかできないらっこです。
鶏むね肉をおいしく焼くための下処理
らっこが「むね肉を」と言ったら、ツレは「モモがいいんじゃない?かたくてパサつくよ?」と、言いました。
たぶん、その通りです。
やわらかくパサつかないように焼くために、刻んでつぶして下味をつけます。
買ってもらったのは、630g入りでふたつ入っているパックでした。
ひとつ取り出して、1cmくらいの厚さで、ひと口大に切り分けます。
まな板の上でひろげて、ラップをかけます。
すりこ木でトントン叩いて、半分くらいの厚さになるまで叩きます。
こんなんなりました。
繊維を壊して、焼いたときに硬くなるのを防ぐのだそうです。
ビニール袋に入れて、もうひとつも同じように叩いてビニール袋に入れます。
これで2種類用準備できました。
<みそ味用の調味料>味噌(大さじ2)、しょう油(小さじ1)、みりん(大さじ1)、てんさい糖(小さじ2)、おろし生姜(小さじ1/2)、おろしにんにく(小さじ1/2)、片栗粉(大さじ1)を混ぜ合わせて、片方のビニール袋に入れて、口を縛り、よく揉み込みます。
わりと、さらっとしたタレになったなー、と思ったら、片栗粉を入れるのを忘れていたことに気がつき、後から足したらっこでした。
お次は、冷蔵庫に入っていたのですが、一度も使った覚えのなかった香辛料のタイムです。
せっかくなので使ってみました。
みそ味用のタレとは違って、ヨーグルトなら簡単に混ざるだろうと高をくくり、<カレー味用の調味料>プレーンヨーグルト(ティースプーン4杯)、カレー粉(小さじ2くらい)、塩(小さじ1/3くらい)、タイム(2振り)は、直接ビニール袋に入れて混ぜました。
みそ味用のように混ぜてから加えたほうが、当然ムラにはなりにくいと思います。
カレー粉の色でくっきりわかるし。
でも、しばーらくモミモミしていれば、ちゃんと均一に馴染んでくれていると信じています。
見た目はどちらも均一に混ざったかと。
すぐに焼くなら、そのままフライパンの前へ。
らっこは、この日はここまでにして、冷蔵庫で一晩寝かせました。
らっこ、鶏むね肉のみそ味を焼く。
焼き始める30分くらい前に冷蔵庫から取り出し、お肉を常温に戻しておきます。
熱が入った時の温度差を小さくすることで、硬くなるのを防ぐのだそうです。
まずは、味噌をつけ込んだ方から頂きます。
あわせて一緒に食べたい野菜やサラダを用意しておきます。
熱したフライパンにごま油をひいて、お肉を重ならないようにひろげて並べ、弱火でじわじわ焼いていきます。
直径24cmのフライパンに、お肉を並べるだけ。
だいたい300gくらいのボリュームが、一度に焼ける限界でしょうか。
かなり無理矢理広げました。
つけ込んだ調味料は、べっとり付けたまま焼いています。
表面の色が白っぽく変わってきて、焼き色がついていたらひっくり返します。
フライパンにぎゅうぎゅう並べたので、よく焼けたところから返して、裏面も焼き色がついたらお皿に取ります。
味噌でほんのり焦げた感じがたまらん。
焼き加減は、ずいぶんらっこの好みに焼けました。
広くなったフライパンで、引き続き焼きます。
焼けてる。焦げてる。
おいしそうです。
ずっと弱火で焼いていましたが、香ばしさアップをめざして、最後に10秒くらい火力を強め、焼きつけました。
フライパンに付いた味噌が焦げ焦げですけど、お肉はほどほどに焼けました。
お皿によそって、「いただきます」
やわらかくって、全然パサついていなくって、焼きたてが何ともおいしい。
準備していたサニーレタスで包んで食べたら、めっちゃ合う。
キムチも一緒にサニーレタスで巻いて口の中へ。
おいしい……
ベジファースト(野菜を最初に食べてからお肉を食べる)なツレに思わず、「お肉、温かいうちに食べてくださ~い」と懇願してしまいました。
こぎ母も気に入ってくださったようで、
「あら?私お肉食べすぎかしら?」
なんてハッとしたようにお肉を取る手を止めたのですが、
「むね肉だからね。カロリー気にしなくても大丈夫だよ。タンパク質だからいっぱい食べな」
とはツレ。
確かに。
もも肉のようにギットギトの油がほとんど出てこなかったので、らっこの胃にも優しいむね肉でした。
もも肉よりも、むね肉の方がらっこは食べやすいんだな、と思ったこの日。
次の日は、カレー味を焼きます。
らっこ、鶏むね肉のカレー味を焼く。
焼いたお肉とサラダを、今度は一緒に盛りつけようと、サニーレタスをちぎって大皿に盛り、赤いパプリカをひと口大に刻んで飾りました。
黒い大きなサラダボール(?)サラダ鉢を久しぶりに出して使いました。
きれいな器なのですが、全体が見える写真を撮るのを忘れました…
では、ヨーグルトとカレーで下味をつけたお肉を焼きます。
お肉を冷蔵庫から取り出して、常温に戻しておきます。
熱したフライパンにサラダ油をひいて、お肉を重ならないようにひろげて弱火で焼きます。
つけ込んだ調味料は、ついたそのまま焼いています。
油か水分なのか、フライパンにめちゃくちゃたまりました。
あら?みそ味の時には無かったのに、と思ったら、こちらのカレー味の調味料には片栗粉を入れていませんでしたね。
もも肉を焼いた時には、油が溢れてもおいしかったのですが、むね肉の場合はどうでしょう。
キッチンペーパーを使って、取り除きました。
拭いても拭いてもにじみ出てくるんですけど。
お肉の表面が白っぽくなってきたところでひっくり返しました。
汁が溢れすぎたせいか、ちっとも焼き色は付きませんでした。
火力を強めても、焦げ目は付かないだろうと判断して、両面焼けたらサラダを盛ったお皿に盛りつけました。
こぎ母が、何用に刻んだのかわからない、ねぎの青い部分。
葉っぱだけのかたい部分(左)と、小口切りにできるやわらかい部分(右)と、その中間くらいの部分(真ん中)と、細かく小分けされていました。
お味噌汁の仕込みが終ったこぎ母が、一人で3本分のねぎの青い部分を刻んだようです。
様子を見に来たこぎ父に、「何に使う何をそんなに刻んでいるんだ?」と、少し大きな声で怒られたらしく、「失敗して、ごめんなさい。何をしようとして刻んでいたのか、わからなくなってしまったの」とこぎ母から言われました。
はてな?
お味噌汁に、最後に入れようとしたんじゃなかろうか?
誰にもわかりませんけど。
お味噌以外の仕込みが終ったお味噌汁のお鍋をのぞくと、キャベツの外葉がぷかぷかたくさん浮かんでいたので、「青みはもう十分かな?」とらっこが勝手に判断し、お味噌汁にはちょこっとだけ入れて、残りのやわらかそうな部分を、お肉のトッピングにもらいました。
サニーレタスとねぎが見事に同化。
あら?思った感じと違ったけど、まあいいです。
焦げ目の付いていないお肉の存在感を薄く感じ、黒こしょうをふりました。
パプリカの赤が華やかできれいです。
サラダがたっぷり過ぎて、サラダメインのお肉をちょっと、みたいな割合になりました。
肉がメインのつもりでしたけど。
野菜たっぷりでいいじゃない。
「いただきます」
あら?
みそ味の時よりも、少し噛み応えがあり、あっさりさっぱりで、少しパサついているように感じました。
あれれ?
片栗粉を入れたら、もっと違ったのかもわかりませんが、時すでに遅し。
あらら。
それでも、皆さんたくさん食べてくださいました。
包んで食べるより、別々に食べた方が美味しい印象。
野菜でお腹いっぱいになりました。
パプリカが美味しかったです。(話をそらしたぞっ)
パサつくの覚悟で、むね肉でよければ、また焼きます。
パサつかないほうが嬉しいけど。
もも肉の倍量買えますからね!
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。