赤カレイの煮つけの煮汁が残ったので、タッパーに移してとっておきました。
こぎ父もこぎ母も、煮こごりが大好きらしいという情報を得て、冷蔵庫で固まるのを待っていました。
・1晩目
まったく固まっていない煮汁に困惑。
「ゼラチンを加えて固めればいいんじゃない?
固まったのを出せば、両親が喜ぶよ」
ツレが裏技(ごもっとも)を教えてくれたので、ゼラチンで固めることにする。
・2日目
まったく固まっていない。煮汁の状態のまま。
ゼラチンを加えて溶かす作業にやる気が起きず、放置。(おい)
・2日目の夜
やっぱり汁のままだったことと、いよいよやる気が起きなかったので、
『明日こっそり処分しよう』
と、心の中で、煮こごりは最初からなかったことにすることに。
・3日目
冷蔵庫からタッパーを取り出すと、なんと、ゆるーく固まっている。
えっ?
固まった…?
しっかりと固まっているわけではないものの、液体だったものがゼリー状に変化しているのは確か。
ツレに話すと、
「ほんと?よし、見てみよう」
すぐに冷蔵庫を確認してくれました。
ツレもゆるーい煮こごりを見ると、
「おお。固まってるじゃない?
(固まらなかった原因は)時間だったのかな?
チルドに入れておいたらいいんじゃない?」
なるほど。
冷蔵庫のチルド室なら、冷蔵室よりも温度が低いわけでして、より冷やされれば固まるんじゃないかということです。
・チルド室に移して夜
数時間前よりも、チルド室に入れた効果か、固まりました。
ゆるいことはゆるいですが、煮こごってくれました(日本語変)。
容器の底を少し持ち上げて、傾けている写真です。
固まっていますね。(何度も言う)
ツレが、
「いいじゃない。ふたりとも喜ぶよ~」
と、器に取り分けてくれました。
トゥルントゥルンじゃないですか。
煮汁が固まった物体を食べることに、少々の抵抗があったらっこは、
「少しでいいですよ」
と言って、少しだけよそってもらいました。
残りを3人で分けてもらい、(写真忘れた……)
「ほら、これ。カレイの煮こごりだよ」
ツレに言われて器を見たこぎ父とこぎ母。
「これ?キュルキュル?」
「おお。キュルキュルだ」
クスクス。
「そう、キュルキュルだよ」
なんか、こぎ母とこぎ父は、キュルキュルというらしいです(笑)
「いただきます」
「うん。おいしい」
「おいしいねえ」
「おいしいじゃん」
なんだか評判いいじゃない?
らっこは、砂糖がたっぷり入った煮汁だったことを知っているのと、元々煮こごりに苦手意識があったのですが、それだけみなさんおいしいと言うのならと、ひと口スプーンですくって食べてみました。
ゴクン。
あれ?
おいしいじゃん。(おい)
「おいしいですね?甘いですけど」
「でしょ?」
あまり得意じゃないと言っていたはずのツレも、おいしく食べているようで、肩透かしとでも言うのでしょうか。
あんま~~い醤油味のゼリーでした。
「ごはんにかけて食べたいけど、もったいないからとっておこう」
どう食べようとかまわないのですが、何より嬉しそうなのが嬉しい。
一口食べたらっこも満足して、残りはあとで食べようと置いておきました。
置いておいたら
・
・
・
液体に戻っていました。(え?そうくる?)
写真の履歴で時間を確認したら、5分しかたっていませんでした。
そんな短時間で?
暖房のきいた部屋で常温に戻ってしまい、せっかくゼリーになっていた煮こごりが、元の煮汁に戻ってしまったようです。
他の人の器の煮こごりは、まだ、煮こごっていました(日本語変)
仕方がないので、一気にぐいっと飲み干したところ、めちゃくちゃ甘い。
甘くて苦笑いですよ。
甘いのに。
今回の赤カレイの煮汁が固まりにくかった理由は分かりませんが、参考までに、初めてナメタガレイを煮た時の煮こごりはこちらでした。
とてもしっかりと固まっていたことがうかがえます。
固まった煮汁に水を足して、きしめんのおつゆにして食べたのですが、水を加えた時にもこんな風に、固まりが残っていました。
まあ、この時は水は冷たかったのかもしれません。
火にかけたら溶けましたし。
この、しっかりと固まった煮こごりを、こぎ母とこぎ父に食べてもらったらよかったなあと、思うのはらっこ一人です。
お二人とも、煮こごりができていたことをご存じないですからね。
もったいないことしたかしら。
またツレが、おいしそうな煮魚用の魚を選んでくれるのを期待しようかと思います。
ごちそうさまでした。
読んでくださり、ありがとうございます。