料理研究家のリュウジさんが『ナスの唐揚げ』を紹介していました。
ナスが唐揚げ?天ぷらじゃなくて?
ナスは唐揚げが一番おいしいとおっしゃっていたので、唐揚げじゃなくてもおいしいけどなあとか思いつつ、作ってみたらなるほどこりゃこりゃ。
外はカリッとサクッとしていて、中からはナスの水分がジョワ~しみだしてきてちょっとこれかなりおいしいやつです。
口の中でね、ジョワジョワジョワ~とね。
ナスの唐揚げ
小さいナス 6本(乱切り。全部揚げきれず、2~3本くらいは漬物として食べました)
白だし (ねこぶだしを使用)大さじ3
(入れればよかった……らっこはねこぶだし大さじ1と水を大さじ2……)
片栗粉 適量(結構たくさん使った印象)
サラダ油 鍋底から1センチくらいになるくらい
4人分のつもりの分量です。
基本揚げものはやらないらっこですが、ほどほどの油で揚げ焼きでいいということで、これはやってみてほんとによかった。
レシピ通りに作らず珍しく後悔と反省(4人分に増やしてみたりとか)。
揚げものなので頻繁に作る気はさらさらないらっこだったりしますが、次回レシピ通りに作るのが楽しみでもあります。
らっこ、ナスの唐揚げを作る
1.乱切りにしたナスに白だしを加えて揉み込むようにして下味をつけ、15分程おいて味を馴染ませます。
2.鍋底に1センチになるくらいサラダ油を注いで中火で熱します。
3.片栗粉をまぶした(1)を油に入れて色よく揚げ、網の上にとって油を切り、お皿によそって完成です。
お好みで、レモン汁やらブラックペッパー、をかけて食べるとおいしいそうです。
らっこはレモン塩を、こぎ父とこぎ母はトマト塩をかけていただきました。
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ナスを乱切りにして下味をつけています。
リュウジさんはナスのヘタを取ってから切っていましたが、らっこはヘタ付きで切りました。
てっぺんの固いところを軽く切り落とせば、ヘタも食べられます。
油で揚げれば固いところとかそんなに気にならない(だろうと思いますよ。たぶんね)。
ナスの乱切りは、ヘタの方からひと口大になるよう回しながら切っていくのだそうです。
らっこはまるいお尻の方から切ることもあったのですが、ヘタから切るんだと聞いてなるほど。
細い方から切り始めないと、乱切りの大きさが揃わないのですね。勉強になりました。
刻んだナスに白だしを大さじ3加えて下味をつけます。
らっこはビニール袋を使ってモミモミ。
リュウジさんはボールでモミモミ。
らっこは白だしを買ったことが無く、冷蔵庫にあった「ねこぶだし」を使いました。
大さじ3って、めちゃくちゃしょっぱいでしょう?と勝手に想像したらっこは、勝手にねこぶだしを大さじ1と、水を大さじ2加えてモミモミ。
正直、これだと味が薄いです。
唐揚げはおいしくないことはなかったのですが、下味になっていませんでした。
どうぞ、大さじ3使ってみてください。
常温で15分置いておきます。
紹介されていたレシピは、1人から2人前分の分量で、小さめナスを3本ということでしたので、4人前作ろうと張り切って小さめのナスを6本使いました。
結論から言いますと、おかずがナスの唐揚げだけ!ならそのくらい揚げても食べられたかもわかりませんが、30代ひとりと50代ひとりと80代ふたりの4人前の唐揚げで、ナス6本は多いよね?ニコ笑
揚げるペースと食べるペースと油の減り具合のペースでだいぶ残しました。
たぶん、2本分以上は揚げずに残して漬物として生で食べました。唐揚げの次の日にですけどね。
揚げものを作り慣れていないため、どのくらいの量を食べられるのかがよく分からなかった典型的な例かと思います。
フライパンにサラダ油を底から1センチくらいになるように注ぎ入れます。
らっこが使った量は、少ない方かもしれません。
少なくても揚げ焼きになったので大丈夫かと。
中火にかけて温め、ずっと中火で揚げていきます。
ナスに片栗粉をまぶして、油の中に投入です。
片栗粉はかなり厚くつきますが、厚く付いていいそうです。
最後に軽くはたけばいいとのこと。
らっこがはたいてもそんなに落ちなかったですが、厚くていいそうなのでいいのだと思います。
リュウジさんは、バットに片栗粉をひろげて手を使って衣をつけていたのですが、らっこは小皿に片栗粉を入れて菜箸で衣付けをやっていまして、手でやればよかったんだなと後で気が付きました。
片栗粉をまぶしたら、即揚げるそうです。
らっこの手際とフライパンの大きさと油の量では、一度にあまりたくさん投入できませんでした。
頃合を見て、全体を揚げるためにひっくり返します。
菜箸で触るとナスの皮についた衣が剥げてしまうのが何とも切なかったですが、仕方ないですよね。
バットにキッチンペーパーを敷いて揚げたナスを受けるために用意しておきます。
全体がちょっと茶色くなったくらいで揚がるそうなのですが、このくらいの色ならいいんじゃないでしょうか。
用意しておいたバットに上げて油を切ります。
この写真だと暗くて見えにくいかしら?と思って取り直した写真がコチラ。
はいーボケボケで余計に見にくいー。
ここでまあ、当然と言えば当然なのですが、らっこが揚げたナスの周りにはきっちりと油のシミができていますが、リュウジさんの揚げた後のナスの周りには油が染み出ていないというね……
アレですか?
やっぱり油の温度かな?
もうちと長く揚げて茶色くすればよかったのかな?
お皿を変えて盛りつけましたが、油が気になるのでキチンペーパーを敷いたまま。
はいヨ。
完成です。
「いただきます」
揚げた人の特権ということで、揚げたてをパクリとつまみましたよ。
ぉぉおおおおおお……
うまいぞこれは……!
ナスをこんな風に食べられるなんて、どうして今まで知らなかったんでしょう。
どうかしていましたよ。
衣がカリッとサクッと揚げられたというだけでもなかなかの幸運と言いますか、とにかくよかったよかったと思うのですが、ナスのジューシーさをこんな風に味わえるなんてなんて幸せなんでしょ。
我ながらよくもまあ味見がひとつですんだなあと。
我慢したらっこ、自分で褒めてあげる。
ご飯の上にナスの唐揚げ。
ん?ナスっぽくないでしょうかね。
これだとナスですね。
下味が薄かったので、らっこは沖縄のお土産でいただいたレモン風味のレモン塩をつけて食べました。
こぎ父とこぎ母もおいしいと言ってくださいまして、お二人はトマト塩というのを付けて食べていました。
らっこは一応「唐揚げです」と言って紹介したのですが、こぎ父もツレも、「ナスの天ぷら」って言うんですね。
「天ぷらおいしい」って。
まあ、天ぷらでもいいかなあと思って訂正はしませんでしたけど、あとで調べました。
「食材」+「粉」= 唐揚げ
「食材」+「粉と卵や水」= 天ぷら
「食材」+「粉と卵や水とパン粉」= フライ
(らっこ調べ)
なるほど。
間違いなく、らっこが作ったのは唐揚げだったようです。
ま、天ぷらでもいいですけどね。
結局、ナスを4回揚げることになりました。
4回目の揚げは、油が減ってなんじゃこりゃ状態です(足せよ)。
これだけ油が少ないと、フライパンの底にナスが当たって普通に焦げさせてしまいましたが、らっこの舌ではおいしくいただきました。
残った薄い下味の付いたナスは次の日に「お漬物」としていただきました。
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ナスの唐揚げが異様においしかったので、天ぷら(市販品)を食べた時にはこんなにおいしいと思ったことがなかったぞ?と、らっこの頭なりに考えてみました。
切り方でしょうかね?
大学芋を乱切りで作った時にも思ったことでした。
乱切りで細い部分と分厚い部分ができるわけでして、細い部分は先に火が通ってカリッとサクッと揚がると。
分厚い部分は水分が抜ける前に揚がるから、ナス独特のジューシーさを味わえるのかなと。
白状すると、小さく切りすぎてしまったらしいナスは、噛むとカリッとサクッと外側の食感は味わえるのですが、中がスカッとしていてジューシーさを味わえなかったナスもありました。
水分の少ないナスだったのかもわかりませんが、小さく切ればいいってもんでもないようです。
天ぷらでいただくナスは、たいていタテかヨコの輪切りで厚みが無いかと思います。
厚みがないために、外はカリッとサクッと味わえても、乱切り唐揚げで味わえるジューシーさまでは感じられないのかな?とか。
特別な天ぷらの専門店とかで、プロが揚げた天ぷらだったら、中もジューシーなのかもわかりません……(知らない)
スーパーで買った天ぷらだっておいしいんですけどねえ……
自分で作るなら、ナスは乱切り唐揚げがおいしいぜ!ということで、次回作るのはいつだろうな?
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ナスで浅漬けを作るなら、薄い半月切りで作ってばかりいたのですが、乱切りナスの浅漬けは、ナスの漬物好きのこぎ母に大好評。
らっこの舌にも薄味に感じるくらいだったので、濃い味がお好きなこぎ母には薄味すぎておいしくないんじゃないかしらと思っていたのですが、ありがたいくらいに大好評。
切り方?のなせる業なのではないでしょうか。
ごちそうさまでした。
読んでくださりありがとうございます。
参考:
今がおいしいナスはマジで一度これで食ってほしい
新刊の表紙にしたくらいお気に入りで旨い!!
『ナスの唐揚げ』
外はカリッ、中はジュワッ、噛んだ瞬間に楽園に飛びます
ナスはマジで唐揚げが一番おいしいです
レシピはこちら!!https://t.co/UKj7VTFkj5 pic.twitter.com/gEUAyqb2Bd
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) September 7, 2020
プロが揚げた唐揚げは本当にきれいです。
らっこの揚げ物頻度では、到達するまで80年くらいかな。
到達できる未来はあると信じて。