大好きな恩師の訃報を知り、悲しみに沈むこぎ母でした。
<前回までの話> こぎ母には、大好きな恩師がお二人いらっしゃいます。 94歳の先生と99歳の先生のお二人。 ちなみにこぎ母は83歳。 どちらの先生相手であっても、電話で話す様子は大袈裟なくらいに大喜び。 離れて暮らして ... 続きを見る こぎ父がこぎ母に、こぎ母が大好きだった恩師の訃報を伝えたお話です。 しばらくの間、こぎ母には内緒にしていたこぎ父でしたが、こぎ母に伝える決心をしたようでした。 <前回の話> こぎ母が、ショートステイか ... 続きを見る 恩師の訃報をこぎ母が知りました。 知った直後には落ち着いていたようでしたが、しばらくすると「誰が亡くなったのか」わからなくなってしまったようで、こぎ父にたくさん質問をしていました。 <前回までの話> ... 続きを見る 大好きな恩師の訃報を知ったこぎ母は、心安い御友人との電話でとうとう涙を流していました。 <前回までの話> 涙を流したこぎ母と電話を替わったこぎ父。 こぎ母には背を向けつつ、それにしても随分と明るくすっ ... 続きを見る
出来事は忘れても感情は覚えている、らしい(1)|らっこ
出来事は忘れても感情は覚えている、らしい(2)|らっこ
出来事は忘れても感情は覚えている、らしい(3)|らっこ
出来事は忘れても感情は覚えている、らしい(4)|らっこ
普段であればそろそろ、こぎ母はお布団に入る準備をする時間。
ツレが、歯磨きをしようと洗面所に行くよう誘導しますが、狭い廊下で立ち止まってしまいます。
こぎ母の口から発せられる思いは、紛れもなくその瞬間のこぎ母の思いであってきっと、どうしようもなく本当にそう思って言葉にするのだろうなあと。
心で思っても言葉にしない感情って、年を重ねるごとに子どもの時よりも増えていくように感じていました。
ところがどっこい。
もう一回りして思ったことを口に出せる(出してしまう?)ようになるのだなあと。
目の前にいた相手がツレだったから、安心して気持ちを吐き出せるツレだったから、吐き出せたのかもしれませんけれどもね。
さてと。
歯を磨こうじゃありませんか。