頂き物の甘くて美味しいかぼちゃで、きんちゃくを作りました。
蒸して裏ごしして包むだけ。
材料は、かぼちゃと水のみ。砂糖などの調味料は加えませんでした。
かぼちゃはおいしい。
なのに、らっこには向いていない料理でした。
らっこは貧乏性でけちんぼなのです。
かぼちゃのきんちゃく
かぼちゃ 好きなくらい
水 かぼちゃを蒸す用
らっこかぼちゃのきんちゃくを作る
1.かぼちゃを蒸して裏ごしします。
2.好みの大きさにラップで包んで出来上がり。
雑か。
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ひと口大に切ったかぼちゃを、湯気の上がる蒸し器にセットします。
かぼちゃの皮は、蒸す前にそぎました。
15分くらいでかぼちゃに竹串が通りました。
温かいうちにかぼちゃを裏ごします。
お台所の窓際の、埃のかぶりやすい特等席にいつも引っかかってるこれ。
これ、たぶんこしきですよね。
こぎ母が入院しているときに、埃に見かねて1度洗ったことがあり、今ではそこまで埃をかぶってはいませんが、どうにも、使う気になれず。
ボールとざるを使ってこしました。
あの埃のかぶり方だと、こぎ母も相当長い間使っていなかっただろうと思います。
でも、いつでもすぐに使いやすい特等席に鎮座しています。
(引っかかっているだけだから、鎮座じゃないか?)
こしきの代わりに用意したのがこちら。
ボール、ざる、大き目のスプーンでかぼちゃを押しつぶします。
ご想像の通り、ざるを片手で宙に浮かせないといけないのが難点。
潰すためには力を入れるわけですが、かぼちゃがやわらかく煮えていたので潰しやすかったです。
もう少し、少量ずつ潰せばスマートに作業できたでしょうか。
うにゅ~。
こういう見た目、らっこ、めちゃくちゃ苦手です。
こまめにボールに落としながら、こします。
最後の最後までしっかりと。
ざるの目に詰まったかぼちゃが気になります。
仕方ない。
ボールの底には、きれいにこせたかぼちゃです。
味見。
甘い。
おいしい。
嬉しい。
にやにやしちゃいます。
口当たりがなめらかで上品なお味に感じられます。
テーブルにラップをひろげて、スプーンですくったかぼちゃを落とします。
量はひと口大といったところでしょうか。
ラップで包んで口を絞ったら、スプーンですくって想像したよりも小さくなりました。
作り慣れていないので、想像と出来上がりに差が生じるのでしょう。
こういう経験の積み重ねが経験値なんですね。
大中小、大きさにまったく統一感のないきんちゃくができあがりました。
「いただきます」
かぼちゃのきんちゃくの余談
ラップをはがしてお皿に盛る?
最初はそうしようと思ったのですよ?最初は?
1個ラップをはがしてお皿に出したら、ラップにもかぼちゃが付いて残ってしまうし、お皿にもかぼちゃがべっとりついてしまい、(水分が多すぎた?)どんどん食べられる量が減ってしまいそうで、ラップに包んだまま、食卓に出しました。
ツレとこぎ父は、ラップをはがして自分の取り皿にとってから食べていました。
お上品ですこと。
一番大きい包みを手に取り、食べようとしてくれたこぎ母が、
「こればどうやって食べるの?」
と、ラップで包まれた状態を見てきいたので、
「お皿に出せばいいんじゃない?」
とツレ。
こぎ母は、
「そう?でも、お皿に出したら、これ(ラップ)やお皿についた分、損した気分になるね?」
らっこ、超同感です。
結局、こぎ母はラップのままでお箸でつまんでパクリと食べてくださいました。
こしき(ざる)に残ってしまったかぼちゃといい、ラップについてしまったかぼちゃといい、貧乏性ならっこには向いていない料理でした。
ざるの目に詰まるかぼちゃは、裏ごしの代償だと思って仕方がないですが、ラップやお皿にべちゃっとついてしまったのは、たぶん、かぼちゃに水分が多かったからじゃないかと推測します。
かぼちゃを蒸すときに、ふたに布巾をかぶせて蒸せば、ふたについた水滴が食材に降りかかるのを防げるそうですから、そうやって蒸せばよかったのでしょうか。
知っていたのにやらないらっこ。
裏ごしという工程は必ずしもしなくてもいいのでしょうけど、かぼちゃを口に入れた時のあのなめらかさは、どう考えても裏ごしのおかげ。
我ながら、雑なんだが手が込んでいるんだか……
まあ、
基本、
雑なんですよね。
頂き物のかぼちゃがおいしくいただけて嬉しかったです。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。