炊飯器を利用して、かぼちゃのケーキ、パンプキンケーキを作りました。
でき立て熱々のケーキに、缶詰のあずきを添えていただきました。
甘さを抑えた生地は、かぼちゃでねっとりしっとり。
小豆の甘さと相性ばっちり。
きれいに焼き焦げた表面は、つやッと光って少し弾力。
「おいしい。また作ってください」
こぎ母が言ってくださいましたが、何しろ作り方が行き当たりばったり。
あちゃちゃです。
また同じように作れるでしょうか……
炊飯器でパンプキンケーキ
かぼちゃ 1/8くらい
薄力粉 1カップ半くらい
ベーキングパウダー ティースプーン軽く1杯
塩 少々
砂糖 大さじ1強
全卵 3個
水 200cc
バター(チューブタイプ)5cmくらい
1.角切りにしたカボチャを耐熱容器に入れます。
水を振りかけラップをし、レンジで(500W)で5分加熱します。
2.その間に、粉類(薄力粉、ベーキングパウダー、塩、砂糖)をボールに合わせて泡だて器でくるくるっと混ぜます。
3.卵をよく泡立てておきます。
4.かぼちゃに熱が通ったら、潰します。
水を少しずず加えて泡だて器で混ぜながらゆるく溶きます。
(この時の水の量だけ計量カップで計っていました。
そうですね。
水が多すぎてかぼちゃジュースのようになっていました)
5.かぼちゃジュースを卵液に加えて混ぜ、粉類も加えて混ぜ合わせます。
(ゆるくなりすぎました)
本当は、パンケーキを作ろうと思って作業を始めたのでした。
前日、かぼちゃでパンケーキを作ったら、こぎ母が、
「ひっくり返すの大変だったでしょう?
でも、それくらいなら私もできると思うから、明日は私にやらせて」
と言われていたので、生地だけ先に作って準備をしてから、こぎ母をお勝手に呼ぼうと思っていたのです。
それがそれが、水が多すぎてフライパンで焼けそうな気がしませんでした。
今振り返ると、焼けないことはないでしょうけど、作業しているときは「無理」だと決めつけていました。
ゆるすぎて、まるでクレープの種のような生地が入ったボールを抱えて、
「あ、炊飯器で炊こう」
と思いつきました。
6.チューブタイプのバターをカレースプーンに絞り出し、コンロの火で軽く溶かして生地に混ぜました。
7.炊飯器に生地を流し入れ、炊飯のスイッチをオン。
一度炊飯が終り、中央部分に竹串をさしてみたら、串にしっとりとしたかぼちゃが付きました。
ん?
小麦粉の粉っぽい感じはありませんでしたが、焼けているのかどうか不安で、再度炊飯。
10~20分でこんがり焼けるような匂いがしてきたので、炊飯を途中で切りました。
竹串をさしてみると、1度目の時よりはしっとりしていませんでしたが、ねっとりとしたかぼちゃが串に付きました。
粉の生っぽさはもうなさそうだし、かぼちゃも元々火が通っていたから食べられるでしょう。
ケーキをお皿に取ったら、まあまあ、お釜に触れていた部分はまっ茶っ茶。
焼きすぎ?焦げすぎ?
炊飯器の加熱温度が高すぎ?(調整不可)
8.4つに切り分け、ゆで小豆の缶詰を出して、ケーキと一緒に「いただきます」
なんだかもうもう、食べられればなんでもいいような気分になってしまいました。
幸いなんだかかんだか、こぎ母が「明日は自分がひっくり返すね」といったことを忘れていたようだったので、「なんで?私がやるって言ったのに」みたいなことは起こりませんでした。
たぶん、こぎ母は小豆が大好きなんでしょうね。
入院してからかぞえても、小豆を缶詰で食べるのは、半年くらいぶりだったかもしれません。
久しぶりの小豆の缶詰に興奮したのか、「おいしいおいしい」と、大変喜んで食べてくださいました。
焼きたての熱々を食べたので、かぼちゃのねっとりした感じも「お菓子」ではなく「食事」っぽく食べられたのかもしれません。
あんこを好んで食べないツレは、ケーキのみで食べていました。
あんまり甘くありませんでしたけど。
こぎ父に真顔で、
「この茶色いのは何ですか?」
と表面の焦げ色のことを聞かれました。
「あ、焦げているんです。お釜に触れていた部分が、焼きすぎてしまったみたいで……」
そうですね。
市販のケーキのスポンジとかに、こんなに茶色く焦げた部分なんて、目にすることありませんよね……
私の頭の中は、「パンケーキがこんなんなっちゃって。小豆が甘いし。あああ。あああ。あああ。」状態だったのですが、こぎ母が喜んでくださり、ツレに、
「かぼちゃは英語でなんて言うの?
え?え?
何?
聞こえない?
パンプキン?
この料理に名前をつけるとしたら?
ホットケーキ?
パンプキンケーキ?」
いろいろ聞いて、パンプキンケーキと命名してくださいました。
食べ終わった後、こぎ父に頼んで妹さんに電話をかけてもらい、電話で話をしていました。
いろいろ省略しますが、
「レンジで温めたかぼちゃに小豆をつけて食べたらおいしかったから、教えようと思って電話したの。
そういう食べ方知らないだろうと思って。
今度ごちそうするよ」
そんな感じのお話になっていました。
食べてくださって、本当にありがとうございました。
また作れるかどうかは……
きちんとレシピを検索してみようかと思います。
今度こそ、計量して作……
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。