検診車ドライバーのアルバイト面接には、事前に床屋に行く時間がなくボサボサの髪と私服という、とても本気で求職活動をしているとは思えない風貌で臨んだのでした。
アフィリエイトで食えなくなってからというもの、部屋にこもりきりでサイトの更新やコンテンツの作成をするのみで、人と会うこともなかったため、身なりに気を遣うという習慣がなくなってしまいました。
男の私はともかく、30代前半の連れには髪を切るときぐらいは美容院に行ってほしいと思うのですが、収入のめどが立たないことに気を遣ってか、伸びた髪を後ろで縛って生活費を節約してくれています。
年が変わる前にお金をかけずに髪を切ろうと、連れが買ってきてくれたのが家庭用バリカン。
お金がない私に気を遣ってか、本当は行きたいライブの誘いを断ったり、買い物を控えたりと、連れには迷惑をかけっぱなしです。
現在の私は連れに美容院代すら渡してあげることができないぐらい、アフィリエイト収入が落ち込んでいます。
バリカン代も今の彼女にとっては大きな出費だと思いますが、私には気づかれないように陰で色々生活を支えてくれていることは本当な感謝しています。
収入のめどが立たない今、彼女が大きな買い物はしないことはわかっているのですが、値段が気になり調べてみました。
ドン・キホーテで買ってきてくれたようで、ネットで同じものは見つからなかったのですが、4,000円も使うのであれば連れが好きなお菓子をたらふく食べさせてあげたい・・・。
およそ半年ぶりにふたりで床屋へ
『まだ大丈夫。』と、最初は私に気を遣ってか一緒に床屋に行くことを渋っていた連れですが、最後は一緒に行ってくれることになりました。
本当は美容院に連れて行ってあげたいところですが、私の小学校来の友人がやっている床屋へ二人で出かけました。
前回髪を切ったのは、バリカンを使ってお互いがお互いの髪を切った、約2ヶ月前の11月の終わり。
今日は1/24なので、プロに髪を切ってもらうのは実に半年ぶりになります。
連れの場合、自分でハサミを使って髪を切っていたのを目撃しているので、私よりも長い間プロに髪を切ってもらっていないはずです。
本当に申し訳なく、情けない気持ちになります。
見違えるほどいい男といい女に
さすがというか、当たり前なのかもしれませんが、やはりプロが髪を切ると仕上がりは素人のバリカンカットとは雲泥の差です。
私の場合は白髪染めもしてもらったせいもあり、自分で言うのもなんですが、明らかに若返ったように見えます。
連れの場合は『10代に見える。』と床屋の奥さんも言うほど、素敵な仕上がりになりました。
貧乏であっても、身なりにはお金を使わないとという気になりました。
床屋での会話から学んだこと
通っている床屋が小学校来の友人ということもあって、お互いの家のことや仕事のことをよく話します。
今回、私のアフィリエイトがうまくいかなくなってアルバイトを探していることを話すと、『いいこと言うなぁ。』と思った彼の言葉がありました。
仕事を見つけるときは、やりたい仕事じゃなくて、できる仕事を探すといいんじゃない?
確かに、もともとアフィリエイトも仕事にしようと思って始めたわけではなく、たまたまうまくいっただけです。
たまたまうまくいったアフィリエイトサイトをよりよくしようと作業していたら、それだけで食えるようになっていただけなんですよね。
経験の長い運転手という仕事も、やりたいからというわけではなく、生活のため、持っている運転免許が使えるからというだけで、自分ができる仕事だから選んだだけです。
選ばなければ仕事はいくらでもある
たとえば、私が探しているのは運転手の仕事。
1日勤務して2日休むという勤務時間が特殊なタクシーの運転手は、生活リズムが狂いそうで敬遠してきたのですが、募集は途切れないことで有名です。
それだけやめていく人が多いのかもしれませんが、私の家から歩いて10分ほどのところにもタクシー会社があります。
検診車のドライバーが不採用であったら、行ってみようかと思います。
また、もともとやっていた軽貨物運送業者に復帰するというのも選択肢のひとつではあります。
そもそも運転手という仕事にこだわっていること自体が、就職の間口を狭くしている可能性もありますよね。
明日からの仕事探し
『仕事を手伝ってほしい。』と連れには前職を退職して引越してきてもらったはいいものの、まさかそのタイミングで稼ぎ頭のサイトが圏外に飛んでしまうというのは、タイミングとしては最悪でした。
連れは文句も言わずに一緒にいてくれますが、必ず幸せにしてあげたいと思う一方、このまま何も変わらないのではないかという不安で、最近は熟睡できなくなりました。
しかし、なんとか連れと二人で生きていくためにはアフィリエイトで生計をたてなおすか、働けばお金が入る仕事をするか、その二つを組み合わせるかをしていくしかありません。
どこかで仕事を選んでいる自分が今もいるのかもしれませんが、床屋の友人の言葉を借りて『できる仕事を探す』ことを意識していこうと思います。
連れを幸せにしたい・・・。
私の望みはそれだけです。