しばらく前に作った煎り玄米が残っていました。いつ作ったんだっけ?
ひと月前?
そろそろ食べきろうかと思いたち、炊いて餃子のタネにすることにしました。
実家にいてまだツレと出会う数年前、料理を教えているお坊さんのブログで、
「炊いた煎り玄米で餃子を作った。息子が、うちの餃子が世界一美味しいと言って食べた」
だいたいこんな内容の記事を読んだことを覚えていたので、煎り玄米の消費のため、お肉なしの餃子づくりに挑戦です。
よかったら、らっこの餃子物語にお付き合いください。
炊いた煎り玄米で餃子の種
煎り玄米 0.6合くらい
水 2カップくらい
ねぎの青い部分 1本分(粗みじん)
キャベツ 1/4個(千切りして塩もみ)
生姜 ひとかけ(すりおろす)
にんにく(チューブ)小さじ1くらい
しょう油 適量
サンバルアスリ(チリソース)適量
お坊さんのブログでレシピを探しましたが、記憶が曖昧過ぎて辿り着けませんでした。
記憶違いかもわかりませんが、だいたい想像で作ります。
炊いた煎り玄米で餃子の種
1.煎り玄米を炊きます。
2.炊いた煎り玄米とその他の材料を混ぜてコネコネします。
出来上がりです。
まずは煎り玄米です。
玄米をフライパンで乾煎りしただけです。
お坊さんが、ブログで作り方を解説してくださっていました。
きちんとした作り方は覚えていませんが、焦がさないように乾煎りすれば、らっこでも作れます。
ぱりぱりそのままでも食べられます。
瓶の中に残っているのは、1合未満、0.5号以上くらいでしょうか?
計量はしていません。残っている分全部使いました。適量です。
フライパンに入れて、中火で軽く炒り直しました。
水はコップで2杯入れました。
お坊さんのブログでは、確かふたをしてご飯を炊くのと同じように炊いていたように記憶していますが、どうでしたっけ……?
玄米にはやわらかくなってもらいたかったので、とりあえず水を多めに、ふたをしないで炊きました。
ん?煮たっていうんでしょうかね?
強火で沸かして沸いたら中火でガンガン、水分が見えなくなったら弱火で残りの水分も飛ばすようにコトコト。
ときどき軽く混ぜて、フライパンの底にたまっていた水分も飛んで、焦がすことなく炊けました。
かさもずいぶん増えています。
玄米を炊いている間に、ねぎをみじん切りにして、キャベツの千切りに塩を振り、塩もみしておきます。
千切りはスライサーでやりました。
難しいぜスライサー。
ずっと以前にテレビでタモリさんが、餃子にキャベツじゃなくて塩もみした白菜を入れるとおいしいんだよ、みたいなことを言っていたような記憶がありまして。
白菜はありませんが、キャベツも塩もみして加えます。
大きめのボールに炊いた煎り玄米、刻んだねぎ、塩もみしたキャベツを絞ったもの、にんにく、すりおろした生姜、しょうゆにサンバルアスリを入れて混ぜます。
最初、ヘラでざっくりと混ぜました。
塩もみしたキャベツが絡むだけで、パラパラの玄米はそのままです。
混ぜ混ぜ混ぜ混ぜ。
まとまる気配がない……!
タネになるのかこれ?静かに動揺していたので、写真を撮り忘れました。
あっ、「こねればいいんだわ」と気がつきました。
手袋をして、玄米を潰すようにモミモミぎゅっぎゅっ、コネコネしていたら、まとまりました。
俄然餃子のタネっぽくなりました。
一旦味見をしてみます。
ひき肉を使っていませんから、この状態で食べて問題ありません。
んん?
あまり味気がしませんでした。
塩もみしたキャベツの塩っ気で、塩分足りているんじゃないかと思ったのですが、ちょっと足りないようです。
しょう油を軽く追加で垂らして再びモミモミ。
どうですか?
餃子のタネ、完成でいいんじゃないでしょうか?
この後、餃子の皮づくりに続きます。
===
実家で母親の手伝いとして「餃子の皮を包む」くらいは小学生くらいの頃にやった記憶がありましたが、1から一人で作るのは初めてです。
ひき肉の代わりに炊いた煎り玄米を使うんだと思っていましたが、ひき肉以外に何を入れたらいいのかわかりませんでした。
卵?パン粉?
すぐに浮かんだのはニラでしたが、あいにく在庫がありません。
それっぽい感じのキャベツとねぎ、にんにくと生姜も浮かびました。
思いついた家にあるもの全部入れます。
パン粉は家にありませんし、卵はなくても作れるのでしょう。(お坊さんの料理は卵を使いません)
思いつきと想像で作った割には、ちゃんとそれらしくできたのでほっとしました。
煎り玄米を作った発芽玄米は、ツレの弟さんからいただいたものでした。
白米と混ぜて炊いて数週間、少しずつ大事にいただいていました。
- 米研ぎを担当してくださっているこぎ母(要介護1)が、玄米を混ぜるか迷ったり、分量をどうしたらいいのかわからなくなってしまうこと。
- 白米は研ぐ必要があるのに対して、発芽玄米はさっと洗うだけで研ぐ必要がないこと。
- 白米に対して玄米の割合が多いと、少し食べづらく感じること。
毎回、らっこがお米を研いで白米と玄米とを混ぜて作るのでれば、それほど問題にならないであろう作業も、こぎ母にとっては複雑だったようです、
「こぎ母の役割」としてやってくださっている「米研ぎ・ごはんの準備」が、玄米のおかげで複雑になってしまってしまうことが、らっこには煩わしく感じられるようになりました。
白米だけなら、
「3合研いでください」で終わることが、
「玄米は?何合?3合?白米が3合?玄米は?合わせて3合?白米2号?玄米も2号?あれ?今日は玄米も混ぜるの?何合?玄米が?何合?」
どんな風に伝えれば、理解してもらいやすかったのでしょうか。
なかなか終わらないやり取りに疲れてしまいました。
お米は、買った袋から少量ずつタッパーに詰めかえていて、そのタッパーからこぎ母がお米を計って研いでくださっているので、今考えればですよ?
適当に、タッパーの中で多めの白米に少な目に玄米を混ぜ込んで、それで計量してもらえばよかったんじゃないかとか、発芽玄米だから研がなくてもいいけど、研いだって問題ないでしょう?とか考え付きますが、今考えればであって、その時はキッチリ、白米2合・玄米1合、合わせて3合で炊いてもらいたいぞ!などと考えていて、頭が固かったです。
「白米だけの方が美味しいかね?」
というこぎ父の言葉を聞いて以降、白米と混ぜて炊くのは止めにしてもらい、残っていた玄米は、らっこが乾煎りして保存しておくことにしました。
煎り玄米の完成です。
煎り玄米は、ときどき白米にスプーンで2杯程度加えて炊いたりして食べていましたが、そんなペースではあまり減りません。
ほんと、いつ作ったのだったか、思い出せません。