こぎ叔父さん(ツレ・こーぎーの叔父さん)が、「今とってきたのだよ」と言って、里芋とさつまいもを届けてくださいました。
「里芋は痒くなっから、手袋はめて作ってください」
そうなんですね。知りませんでした。
早速次の日、手袋をはめて里芋の煮っころがしです。
里芋の煮っころがし
里芋 食べたいくらい
片栗粉 小さじ1くらい
ごま油 少々
出汁(水出し昆布)お玉で3杯
砂糖 大さじ1くらい
みりん 大さじ2弱くらい
しょう油 大さじ2強くらい
里芋の煮っころがし
1.里芋を、洗ってレンジでチンして皮をむきます。
2.片栗粉をまぶして油で軽く焼き、焦げ目をつけます。
3.出汁、砂糖、みりん、しょうゆを加えて汁気がなくなるまで煮たら完成です。
お鍋を使わずに、焦げ付きにくい加工がしてあるフライパンで焼いて煮込みました。
焼きながらフライパンをゆすって里芋を転がしていたら、フライパンの外に転がっていきました。(2個)
これが煮っ転がしか!(たぶん違う)
フライパンで転がすもんじゃないなと学びました。(でも焦げ付かないからフライパンが好き)
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こぎ叔父さんが持ってきてくださった里芋は、スーパー袋にいっぱい。
たくさん、ありがとうございます。
泥付きの里芋を見たこぎ父が、
「この後、外(の水道)で全部洗っておきますから。お任せください」
みたいなことをおっしゃるので、はてな?
お芋の類って、泥があるから長く保存できるんじゃなかったかしら?と思い、
「たぶん、洗ってしまうと、保存がきかなくなると思うので、できれば食べる分だけ……」
「そうですか。わかりました。何もしないでおきます」
とのこと。
ツレがその場で、スマホで調べてくれたところによると、里芋の保存は、
・土がついたままで風通しのいい冷暗所に置く。
・冷蔵庫は温度が低すぎて里芋には向いていない。
・水がつくと傷みやすい
大体こんなところでした。
食べたい分だけをこぎ父に洗ってもらう訳にもいかなくなったので、ツレにどのくらい食べられそうですか?と聞いて、
大きなお芋をいくつか取り分けてもらいました。
ビヨンと伸びているのは、芽ですか?根ですか?
ビニール袋の中で汗をかいてしまっていたので、残りはツレが干しておいてくれました。
まずは土を落とします。
こぎ父は、家の外の水道で洗おうとしていたようなので、らっこもならって外で洗いました。
手袋、もちろんはめて洗いました。
里芋って、毛深いんですね。
どこまでが毛で皮かよくわかりませんでした。
お台所に移動します。
生姜みたいな形をしているんですね。
いい年まで、いろいろ料理をしないで生きてきてしまったので、こういう時に新鮮です。
自分で面白がりながら、単純に戸惑っていますけどね。
え?こういう形で、煮るの?みたいに。
スーパーで売ってる時の形って、どんなんだったっけ?みたいに。
里芋ねずみーさんの両耳をカットしてみました。包丁で。
切れました。
もう1個包丁で節を切り分けましたが、その後は手で折ったらきれいに折れました。
包丁ではなく、手で折った方がきれいに分けられていました。
包丁の出番ではありませんでした。
今頃ですが、土が随分残っているようです。
もう一度洗います。
電子レンジにかける前に、切り込みを入れると皮が向きやすいと書いてあるページを見つけたので、包丁で切り込みを入れました。
ここでいいのかしら?
外で洗っている時には取れなかったのに、台所で洗い直したら、皮がむけたものもありました。
手袋でごしごしこするだけでむけたんです。
大きいサイズのものは向けませんでした。
皮がむけた里芋は、そのまま茹でるのかどうか悩みましたが、とりあえずは全部をレンジで温めてみることにしました。
里芋の下処理って、何をどうすることなのかがわかりません。
ネットの多すぎる情報は、初心者には混乱でしかありません。
茹でるのかぬめりをとるのか?
レンジでチンすれば、下処理がいらない、みたいなことが書いてあったページがあった気がしていますが、それってレンジにかけることが下処理ではないんかい?みたいな?
自分で経験値を積んでいこうと思います。
さてはて。
里芋にラップをかけて、レンジ(500W)で5分。
竹串がまったく刺さりません。
もう5分。
ちょっとは刺さりましたが、まだ固い。
初めてで加減も何もよくわからないので、レンジで何かしようというのがらっこには向いていませんでした。
ああ。
もう3分。
刺さった!
熱いうちに皮をむきます。
こぎ叔父さんの御忠告の通り、手袋着用です。
ちっともツルンとむけません。
キッチンペーパーでこそぐような感じです。
これをこの量作業するのかと思ったら、少し気が……
結局、キッチンペーパーを包丁に持ち替えて、切るようにむきました。
むいてみた結果、十分に加熱できたらしいものと、皮がしっかり残っていたものは、ツルンとむけて、中途半端に皮がむけていたものと、加熱が足りなかったようなものは向きにくかったようです。
洗った時に皮がむけていたものは、少し茶色くなった表面の薄皮をむき直しました。(2度手間?)
今回は洗わなかった残りの里芋は、茹でて作ってみようと心に思いました。
ひととおり皮をむいて、改めて水でじゃぶじゃぶ洗い、大きいものは2~3個に切って、片栗粉をまぶしました。
ビニール袋に入れてシャカシャカ振りました。
焼き色がついたらいいな~と思っての片栗粉です。
使わなくてもよさそうですが、使って悪いこともなかった印象です。
フライパンに里芋投入。
中火にかけて、ごま油を鍋肌から回しかけます。
ときどき揺すって、焼き色を付けようとしています。
フライパンを揺すると、面白いようにお芋がころころと転がって、面白かったです。
しばらく待つ→揺すって底に当たる面を変える→しばらく待つ
を繰り返し。
揺するのが面白かったので調子に乗ってホイホイ揺すっていたら、2個ほどフライパンの外に転がっていきました。
おっとっとっと。
洗って試食。
お?
表面が少し焼けている状態が、噛んだ時のいい食感になっておいしいぞ。
せっかくなので、もう少し焼き色を付けます。
そろそろいいかな?と思ったところで、調味料を加えます。(だからどんなところだい?)
出汁をお玉で3杯、砂糖大さじ1くらい、みりん大さじ2より少し少ないくらい、しょう油、みりんより大さじ2より、もうちょっと多いくらい。(どのくらいだよ)
すぐに沸騰したので、落し蓋をアルミホイルで作ってかぶせました。
フライパンの中で対流が起こるといいのですが、そういう雰囲気ではありませんでした。
5分煮ました。
汁がとろんとしてきた感じです。
アルミホイルをかぶせても、水分が少ないので下半分くらいまでしか煮えてなさそうです。
ヘラでかき混ぜました。
再びアルミホイルをかぶせてぐつぐつ。
もう5分
水分もだいぶ減ってきました。
肝心の里芋の茹で加減がわかりません。
レンジにもかけているので、そろそろ煮えていそうですが、せっかく加えた調味料、よくしみこませたいので、火を弱めてもう10分煮ました。
里芋が、きれいな醤油色に染まっています。
水分は、フライパンの底にあと少し残っています。
最後に火を強めて、20秒くらいでしょうか、焦がさないようにフライパンを揺すりながら、残った水分を飛ばして出来上がりです。
焦げていないけど焼き色は付いています。
お皿によそって「いただきます」
里芋の煮っころがしの余談
味がよく染みていておいしかったです。
焼き色、もっと付けてもいいかもしれません。
口に入れて噛んだ時に、焼き色のところがプチっと小さくはじけて、里芋のとろんとした舌触りがより楽しめる出来上がりでした。
甘いおかずが好きじゃないツレには、甘くしすぎていないか心配でしたが、大丈夫だったようです。
たいていは市販の顆粒だしの素を使っているらっこですが、いただきものの昆布があったので、水出ししてみました。
化学調味料の味に舌が慣れてしまっているので、昆布で出汁が取れていたのかイマイチわかりませんが、ちょっとだけですが「丁寧に作った」気分が味わえてよかったと思います。
こぎ叔父さん、おいしい里芋をありがとうございました。
手袋して作業したので、痒くならずにすみました!
こぎ父もこぎ母も、気に入って食べてくださいましたよ。
皮をむくまでが時間かかりましたが、作業に慣れればきっと、もう少し要領よく作れるのではないかと、自分で自分に期待しています。
残りのお芋も同じように作ってみるか、ほかの食べ方をしてみようか、迷えるくらい食べ物があるのって贅沢ですね。
ああ、どうしようかしら。
泥付きで保存してあるので、まだしばらくは迷っていられそうです。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。