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ツレが受けた面接。採用結果出る。

検診車の運転手です。

51歳で就職活動を始めたツレ。

引越会社や運送業での運転経験と大型免許の資格が生かせる仕事はないかと、求人で見つけたのが検診車ドライバーの仕事でした。

面接を受けたのが二日前。

結果は一週間以内に連絡があると聞いていたので、勝手に

「連絡が来るのは一週間後かな。他にも面接受けている人もいるかもしれないし」

そう思っていました。

 

朝、ツレの電話が鳴りました。

「はい、もしもし」

普段の声よりも少し高めのよそ行きの声です。

「はい……はい……」

時計を見ると、8時45分。

「はい……どうもありがとうございます」

 

はい。

 

察するに、検診車ドライバーの仕事は採用してもらえるようです。

ありがとうございます。

私からも御礼を申し上げます。

 

これからの予定としては、まず週明けに健康診断を受診、初出勤はその後になるようです。

ありがとうございます。

 

二日前。

面接から帰ったツレの話では、「検診車のドライバー」として求人は出ていたけれど、主には運転以外にあれこれと準備したり受診者の誘導だったり、やることがいろいろあると説明を聞いてきたようでした。

私は以前会社で、検診車が会社に来てくれるスタイルでの健康診断を受診したことがありましたので、検査設備にしろ何にしろ、あんな感じかな?と思い出してイメージが浮かびましたが、ツレには検診車での受診経験がどうやら無いのでしょう。

うまくイメージが浮かばなかったのではないでしょうか。

ツレの心には、説明で聞いた「運転以外の仕事」に対して、言葉にならない感情が浮かんできているようでした。

言葉にはしませんでしたけど。

 

そういう感情を、「不安」というのでしょうか。

 

普段一緒に過ごしてきた私から見たら、いろいろな経験が全部が繋がっているように思います。

大型車の運転という経験を活かせることはもちろん、例えば検査設備の設置。

私自身は不器用で要領がよくないものですから(自覚はしている)、

とりあえず目についたものから運ぼうとしたり、台車への積み方だったり、次の作業や状況を考えるという当然のことが当然のようにどうにもできないタチなのですが、ツレは違います。

ここにあるモノをあそこに設置するとわかれば、何からどうしてこうしようかどうしようか、きちんと想像・イメージをして頭で組み立ててから行動できる人です。

実際作業に出るとなれば、おそらく作業手順などマニュアルとして出来上がっているものがあるのでしょうけれど、出来上がっていなくても、手取り足取りの説明がなかったとしても、ツレはできる人だと思っています。

そう思う根拠を上げろ!と言われてしまうと、「隣で見てきたから」としか説明ができませんけれど、作業の段取りを組むことが苦手な人とできる人とあえて分けた見方をしたとします。

自分は「苦手な人」「時間がかかる人」

ツレは、「できる人」です。

力もありますし。

誘導や案内業務に関しても、ツレならできますよ。

持っています。

スマイル。

 

本人の経験値とできることとがしっかり活かせると思います。

 

 

採用してくださった方へ

大丈夫です。

ツレはしっかりとお仕事できる人です。

採用してくださった方の目に狂いはないと思います。

ありがとうございます。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ツレへ

大丈夫です。

あなたの能力も経験もしっかり活かせるお仕事だと思います。

知らないことや分からないこと、初めてのことって、つまりはみんな同じですけど、「不安」に感じることはあると思います。

大丈夫です。

大丈夫。

 

根拠をうまく表現することができませんけれど、あなただったら大丈夫だよ。

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