近所の農家の無人直売所で売られていました。
「子供ピーマン?」
「初めて見るね?買ってみよう。」
ツレが、箱にひとつだけ残っていた一袋を手に取り、「珍しいよね。食べてみよう」と言って買ってくれました。
直売所には、「子供ピーマン」と書かれていたので、調理する前にネットで調べてみました。
成長途中のピーマンの子ども、ではなく、子どもピーマンという新しい品種だそうです。
へえ~。
知りませんでした。
普通のピーマンよりも小ぶりで少々細っこい形をしています。
あら?わかりにくいかしら。
一般的なピーマンはこんな形ですよね。
え?袋から出して写真を撮りなさいって?
見比べなくても、普通のピーマンだったらすぐにイメージができるかと……
こどもピーマンは、果肉に厚みがあり、苦みも少ないのだそうです。
食べてみないとわかりませんね。
焼いてみました。
水をはった魚焼きグリルに、こどもピーマンを並べます。
強めの弱火にかけました。
ん?焼けていないな。
点火してから2分くらいです。
ピーマンの向きや場所を少し変えて、焼き続けます。
もう2分。
少し表面にしわが寄ってきました。
焼き続けます。
もう5分。
いったいどれだけ焼けばいいのでしょう。
向きや場所を入れ替えて焼き続けます。
もう2分。
火加減のムラがありすぎて、いつ焼くのをやめればいいのかわからなくなってきました。
火加減が弱すぎたんですね。
弱めの中火に火力アップ。
それでも結局、時々グリルの中をのぞいてはピーマンをひっくり返すを繰り返し、もう5分焼いて、やっと食べてもいいかとお皿に取りました。
ピーマンなので、もともと加熱をせずに生でも食べられますから、水ぶくれができるまで焼く必要もなかったのかもしれません。
初めてのこどもピーマン。
何しろただ焼いているだけで、ヘタもタネも取り除いていないので、よく焼いた方が食べやすいのかと思ったのでしたけれど、どうでしょうか。
削り節をかけて、「いただきます」
ぱくり。
確かに果肉が肉厚で、種もぎっしり詰まっていました。
すみません。
写真を忘れていました。
苦みがないかと聞かれると、苦くて食べにくいほどではないけど、それらしい苦みはきちんとあるような?
焼き方の問題でしょうか。
焼いたピーマンは甘みが増すと何かで読んだ気がしたのですが、期待したほどは甘くはありませんでした。
種ごとヘタまで全部食べられました。
ヘタや種を取り除いて調理するより、まるごと焼いて全部食べられるのは素晴らしい。
らっこはしょう油をつけて食べましたが、マヨネーズ、ポン酢、チリソースなど、いろんなソースと合いそうです。
買った日以降、また売っていないかと直売所を覗くのですが、もう、栽培が終ったのでしょうか。こどもピーマンに巡り合えません。
今度買えたら、火力は強めで一気に焼いて食べてみようかと思います。
ごちそうさまでした。