5月の中頃からでしょうか。
近所の農家の直売所に、色が鮮やかな紫玉ねぎが並ぶようになりました。
赤玉ねぎとか、レッドオニオンとか、いろんな言われ方があるそうですが、このページでは色のイメージで「紫玉ねぎ」と呼ぶことにします。
スーパーのお徳用大袋で買う玉ねぎと値段を比べると、買うのが少々躊躇われなくもないのですが、「これはこれでおいしいんだから」と、ツレがスキを見ては買って来てくれるようになりました。
直売所で買えるのは、春?初夏?の今だけだろうということで、毎日せっせといただいています。
色がきれいで見た目が華やかになるので、基本、切ってよそうだけなんですけどね。
紫玉ねぎのサラダ。スライスのみ編
まずはサラダの基本(らっこの基本)から。
1.切ってお皿に盛りつけます。
完
もちろん、紫玉ねぎだけを食べたい場合はだけで構わないのですが、らっこはそれだとちょっと寂しい……
キャベツの千切りと、ゆで卵を一緒によそいました。
紫玉ねぎの皮をむいて、頭の固い部分と根っこの土がついた部分を切り落として、タテ半分に切り分けます。
玉ねぎの皮って、どこまでむけばいいのか悩ましく思うこともありますが、薄くスライスするのなら、多少かたくても食べられるかなと。
やわらかいところだけ食べたい方は、がっつりむいて、がっつり捨てましょう。
写真の玉ねぎの場合、あと1~2枚むくとやわらかいところだけになりそうです。
紫色がきれいです。
中心部分は白がきれいです。
紫色は、皮の表面だけなことがよくわかります。
サラダで食べるときは、繊維を切る向きで切ると辛味が和らいで食べやすいそうです。
切り方?
スライサーで、シュッシュッシュです。
包丁で切ってもいいのですが、スライサーがあるので使います。
早く薄くたくさん作れます。
根元を最初に切り落としすぎると、スライサーにかけた時にバラバラになってしまうので根元は残しています。
切りたては当然、辛いです。
ザルかボールに広げて空気にさらすのがらっこ流。
水にさらすのは、その後の水切りが煩わしくて(おい)滅多にしません。
レンジで温めて辛味抜きをしようとすると、きれいな紫色が薄まってしまうのでやっていません。
10分か20分位はさらすようにしていますが、その辺りはだいたいです。
10分後の味と20分後の味の違いが、そんなに分かりません。
半日か1日たつと、ずいぶん辛味は抜けると思います。(水分も抜けていると思いますけどね)
お皿に盛りつけて完成です。
キャベツと玉ねぎのサラダです。
ドレッシングは、各自お好きなものでどうぞ。
マヨネーズが、玉ねぎの辛味を緩和させてくれます。
キャベツだけとはひと味(色が)違ったサラダでいいですね。
キャベツとトマトと紫玉ねぎのサラダです。
全部切ってのせただけ。
紫!
ありがとう!
トマトのよそい方はこれでいいのでしょうか。
茹でたブロッコリーのじゅうたんにします。
紫玉ねぎの上にブロッコリーをのせただけ。
ブロッコリーの形のせいで、タテに突き刺して森みたいにしてみたくなりましたが、そつなく並べてみました。
きゅうりと玉ねぎ。
おまけの絹さやとゆで卵。
下の方にレタス。
なんでも有りです。
スライスした玉ねぎは、よく混ぜて紫色が均等に混ざるときれいですね。
きゅうりにはニラだれをかけています。
もやしとレタスと紫玉ねぎ。
もうもう、なんでも有りです。
ドレッシングは、お好きなものを。(これ大事)
紫玉ねぎのサラダ。おいしい酢漬け編
刻んだだけの生で食べる玉ねぎは、さらしても時間がたってもそこそこ辛い。
ほんの少し時間をかけて、おいしい酢に漬けて食べるのがおいしいです。
辛い玉ねぎが苦手ならっこも、これならいけます。
酢の酸味と甘みと玉ねぎのシャキシャキ感とやわらいだ辛味。
梅雨の時期、冷蔵庫で冷えた酸っぱい玉ねぎを、体がおいしく感じるのかもしれません。
こちらの食べ方は、ツレにもこぎ父にもこぎ母にも大変好評。
らっこがお世話になっているのは、ピュアのおいしい酢です。
薄くスライスした紫玉ねぎを容器に入れて、おいしい酢を注ぐだけ。
ひたひたなるまで注ぐには、どうにもこうにもおいしい酢がもったいないので、半分か2/3浸るくらいまでしか注ぎません。(らっこは)
漬けてすぐ、20~30分でも食べられないことはないのですが、もう少し漬けたほうがおいしい気がして、漬けた直後には最近は食べていません。
昼間に付け込んで夜に食べるとか。
1晩置いて次の日からとか。
玉ねぎがしんなりするので、サラダによそうのも、1度にたくさんよそえて食べられます。
とか書いておきながら、この時はほんとにチョピットしかのせていない。
少量でもよそいやすいので使いやすいです。
日がたつにつれて酢全体が赤く染まるようになってきて、色がナマの時より増し増しできれい。
おいしい酢が少なめなので、1晩たつと漬かって染まった部分とまだ白い部分とが残っていてきれいです。
お皿によそった時も、もちろん綺麗。
時間がたつと、2日?3日?で全体に染まります。
全部が染まる前の、白と紫の2色のタイミングが、らっこは1番見た目はきれいに感じますが、味、食べやすさは、しっかり使ってからがうわてかと。
キャベツともきゅうりとも合うと感じましたが、にんじんは別がいいかな……
玉ねぎを2個3個使ってたくさん漬けておくと、数日食べられるので作り置きの1品としても優秀です。
ナマでそのままの玉ねぎを漬けようとするとかさばっておいしい酢がたくさん必要なので、塩もみしてから漬けることもあります。
味の違いはよく分かりませんが、塩もみした玉ねぎの方が、出来上がりが「ぬめッ」とするようなイメージです。
塩もみ無しだと、さらっとしていると言いますか。
最近気温が高くなっていることもあり、塩っ気を体が喜ぶのか、塩もみしてから軽く(ほんとに軽く)水にさらして水気を切って漬けるのが、今のところベストです。
2~3日すると、こんなにきれいに染まります。
玉ねぎの外側の、紫色が強いかための皮をどの程度残して作るかで、色の濃さが違ってくるようです。
食べやすいのはピンク色。
きれいで栄養もありそうな(気がする)のは紫色。
薄くスライスするのが面倒くさい時は、くし切りで漬けます。
くし切り紫玉ねぎのおいしい酢漬け。
おいしい酢をケチって全体に漬からないでいると、なかなか漬からず、辛くて辛くて(涙)。
1週間くらいチビチビ食べ続け、最後の最後に残った数切れが、一番よく漬かっていておいしかったです。
ツレに、「全部をこのくらい漬かった状態で食べたかったよ」と言われました。
無茶苦茶同感。
おいしい酢をケチらずに、ひたひた浸かれば、きりっとした辛さと酢の酸味、おいしい酢独特の甘さを堪能できるのでしょう(まだ未体験)
しんなりしつつもシャキッと歯ごたえのある、爽やかな玉ねぎの漬物でした。
食べ応えを感じられるので、ほかの野菜とサラダにするというよりは、玉ねぎだけで食べて満足できる1品でした。
そうそう。
おいしい酢は無くても大丈夫です。
普通にスーパーで売っているミツカンの穀物酢でもおいしくできます。
その時は、紫玉ねぎ、塩、砂糖、酢を適量で、だいたい甘酸っぱく漬かります。
おいしい酢で漬けた甘さに近づけようとするには、砂糖は結構たくさん入れます。
玉ねぎ1個で漬けるときでも、てんさい糖(砂糖)を小さじ2杯は加えて様子を見ます。
自分好みに調整ができるのは、よくある「なんでもない酢」かもしれません。
紫玉ねぎ。事前に味付け編
おいしい酢漬けは作り置きとしては優秀です。
作り置きもいいですが、らっこは玉ねぎといった「ツナ」と一緒がたぶん、一番好きです。
たぶん。
事前に味付けをして、食卓に山盛りでどんと出します。
紫玉ねぎとしょう油とマヨネーズと削り節で食べるサラダ。
レシピサイトで見つけておいしそうだったので、ツナを加えて作ってみました。
レシピでは”塩もみしたスライス玉ねぎ”を使っていましたが、塩もみが面倒だったたので、ざるに広げて空気にさらして作りました。
紫玉ねぎ2個分のスライスに、
マヨネーズ大さじ4、しょう油大さじ2、削り節1袋(2g入り)、ツナの水煮缶(80g入り・水気を切る)
を加えて混ぜます。
玉ねぎの綺麗な紫が、しょう油色に染まっていきます。
らっこの好みとは、少し違いました。
塩もみをサボったツケだったようで、玉ねぎから水分がたくさん出てしまい、マヨネーズとしょう油が薄まった汁が大量にたまってしまいました。
今度作るなら、塩もみはしなくても(しないんかい)ツナと削り節だけで混ぜ合わせ、しょう油やマヨネーズは食べる直前にかけて食べればおいしいだろうと、そんな妄想をしました。
まだ、作り直していませんけど。
らっこが好きなのは、ツナの油漬けです。
スライスした玉ねぎを空気にさらして、
ツナ缶を油ごとボトッとな。
後は混ぜるだけ。
ツナ缶の油が、玉ねぎの辛さを緩和してくれるような気がしています。
これでおいしい。
これがおいしい。
見た目は酢漬けのような華やかさはありませんが、食べやすくって美味しいです。
酢漬けほどはしんなりせずかさが減りませんが、たくさん食べられます。
ツレが速攻で山盛りおかわりしてくれました。
マヨネーズもドレッシングも、食べる直前にかけたほうがおいしい気がします。
ツナと玉ねぎにコーン(冷凍)を加えると、さらにコーンの甘味で玉ねぎの辛さが和らいでおいしく食べられます。
マヨネーズでも、市販の玉ねぎドレッシングでもおいしいです。
前日の千切りキャベツにツナ玉をのせ、ごまドレッシングをかけて食べたらめちゃくちゃらっこの好みでした。
新玉ねぎが食べられる時期には、「ツナ玉」がおいしくて嬉しいです。
どれか一つくらいは、参考になりそうでしょうか。
素材に勝る調味料はありません。
おいしくたくさん野菜をいただきましょう。
ごちそうさまでした。
読んでくださりありがとうございます。