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こぎ母、デイサービスを卒業。生活リズムも新しく(2)|らっこ

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こぎ母がデイサービスを卒業した話の続きです。

通っていた施設が移転して少し遠くなるという知らせを聞いたとき、別になんてことないことだろうと思っていたのです。

家族はね。

実際に通っているこぎ母本人の感情が何ともつかめませんが、車に乗ることは嫌いじゃない方なので乗車時間が長くなってもとくに問題になることはないだろうと。

ただ少しだけ、それまでよりも送迎の時間が前後に延びるだけだと。

朝が少し早くなってお昼の帰りが少し遅くなるだけだろうと。

そんな風に軽く考えていました。

 

ところがどっこい。

前回の話

デイサービスの移転
こぎ母、デイサービスを卒業。生活リズムも新しく(1)|らっこ

2021年の夏。 こぎ母が約2年通った、すくすく館(半日タイプのリハビリ専門のデイサービス)を卒業しました。 一時期はよく、デイサービスから帰ったこぎ母が 「デイサービスに行くのはもう終わり。卒業でし ...

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午前中で終わるデイサービスなので、昼食は帰宅後4人で食べます。

移転によって帰宅時間が遅くなったため、

お昼ごはんがいつもより遅い

食べ始める時間が遅くなればそれだけ、食べ終わる時間もいつもより遅くなりました。

皿洗いをするこぎ母

食後のお皿洗いはこぎ母の担当です。

動作がゆっくりなので時間がかかりますが、らっこが代わりお皿を洗う理由もないのでいつも通りやってもらっていました。

おやつの時間が遅くなり

食べて洗い物をして、さて、一息つこうか。

いつもと同じような時間におやつの時間にしようと思っても、さっきお昼ご飯食べたばかりということで、時間を繰り下げることに。

夕食時間も遅くなり

すると結局、夕ご飯を食べ始める時間も遅くなり、食べ終わるのも遅くなる……

寝る時間まで遅くなりました

気がつくと、寝る時間まできっちり遅くなりました。

お二人とも、イラストほど眠たそうなお顔だったわけではありませんけれども、普段よりも遅くなりました。

違和感を感じているこぎ父、こーぎー、らっこの3人

さて、どうしたものでしょう。

 

実は、デイサービスの移転が知らされて以降、一人だけ気にしてくださっていた方がいるのです。

こぎ母のケアマネージャー

こぎ母のケアマネージャーさんです。

移転前の月イチ訪問の際、移転した後は、こぎ母の様子の変化や、何かあるかもしれないからと、気にかけてくださっていました。

らっこは正直なところ、「場所が変わるだけ」でスタッフさんも変わるわけではないようだからと、本当に何でもないようなことと捉えていました。

ケアマネさんのほうが、移転の決定を気にしているのだなあと、少し温度差を感じていたのです。

そんなに気にすることないんじゃないかなって。

そんな可能性を考えてもいなかったらっこ

ケアマネさんの経験や勘だったのでしょうか。

場所が変わって時間が変わるって、ずいぶん大きな変化ですなんですね。

らっこの考えが甘かったです。

移転してから何度か通ったころ、月イチ訪問を予定していた日よりも前に、ケアマネさんが電話をくださいました。

ツレがしばらく話し込むようなお話です。

どんな内容だったのかはわかりませんが、たぶん、その時の電話で方向性は決まっていたのだろうと思います。

最後の決定権はこぎ父なのですが、そうすることがいいんじゃなかろうかと。

デイサービスの利用をやめることに決めた3人

こぎ母のデイサービスの卒業が、こぎ母のいない場所で決まりました。

その後、ケアマネさんの月イチ訪問の時に正式に利用停止を決め、その翌週が最終利用日と決まりました。

そんなに早く終わらせられるんだと驚きもしたのですが、高齢者施設ってそうなのかもしれないなと思いました。

約2年お世話になったデイサービスだったので、こぎ父はやめるということを申し訳なさそうにしていたりもしましたが、スタッフの方もお別れは慣れているのでしょう。

ケアマネさんが言うには、退院後、利用が必要と考えて2年通ったわけだし、移転という形で環境が変わったタイミングで利用を見直してやめるというのは全然問題はない――というようなことでした、

かえって移転のタイミングで、今のこぎ母に必要なケア・サービスを検討し直すいいタイミングだったのかもしれないと。

ケアマネさんが言ってくださった考え方の通り、諸々見直すきっかけをもらったのかもしれません。

脳出血で退院後、自宅での生活のために運動がメインのデイサービスの利用を始めたその頃と、今はどうでしょう。

自宅での家族との暮らしのリズムが出来上がってきていた中で、今のこぎ母に合ったデイサービスの利用方法は、体の運動だけじゃない方が合っているのかもしれないなあと。

続きます。

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