暑い日が続いています。
冷凍庫に買ってもらったアイスが何種類か入っているのですが、ツレが、
「アイスじゃなくて、冷たいゼリーみたいなのがあるといいな。軽く食べられるような?今度買って来よう」
と言うので、
「ゼリーでいいなら作りますよ?ゼラチン買ってありますし」
とはらっこ。
ツレが、「紫蘇ジュースでゼリー作ったらおいしいんじゃないか?」
と言うので、作ってみました。
紫蘇ジュースでゼリー
粉ゼラチン 5g
紫蘇ジュース 150ml
水 200ml
※粉ゼラチンの説明書きには、5gで250mlのゼリーができると記載されています。
型抜きしない柔らかいゼリーが好みなので、水の分量を増やしています。
紫蘇ジュースでゼリー
1.水の半量を耐熱タッパーに入れ、レンジで温めます。
500Wで30秒温めました。
2.温まったお湯にゼラチンを振り入れ、よく混ぜて溶かします。
ゼラチンが少し溶け残ったので、再度レンジで温めます。
500Wで20秒。
3.ゼラチンが完全に溶けたら、残りの水と紫蘇ジュースを加えて混ぜます。
粗熱を取り、冷蔵庫で冷やし固めます。
紫蘇の色がきれいなゼリーができました。
器に盛ったら両手を合わせて、「いただきます」
紫蘇ゼリーの余談
「おいしい……」
一口食べたこぎ母が言ってくださいました。
らっこもひと口。
おお。
紫蘇の香りが、口に入れた後から鼻に抜けていく感じ。
なかなか味わったことのない不思議な感じでした。
おいしい。
紫蘇ジュースは、水で薄めないと濃いけれど、薄めすぎても味気がないので、ちょうどいい塩梅の割合で作れてほっとしました。
元々紫蘇ジュースが十分甘かったので、お砂糖も加えなくて正解。
ツレが提案してくれたこの紫蘇ゼリー。
使った紫蘇ジュースは、1年前、こぎ義姉さん(ツレ・こーぎーの兄嫁さん)が持ってきてくださった、こぎ義姉さんのお母さんが作ったという紫蘇ジュースでした。
ウェルチ(ぶどうジュース)のペットボトルに詰めて保存中。
色だけ見たら、ぶどうジュースっぽいかもしれませんね。
その時に、こぎ義姉さんが作った紫蘇ジュースも一緒に持ってきてくださり、去年の暑い夏には、2種類飲み比べしながらおいしくいただきました。
こぎ義姉さんのお母さんが作ってくださった分が残ったまま、夏が終わり、冷蔵庫にそのままになっていました。
ときどきお漬物に使わせてもらったり、氷水で割って飲んだり、ちょびちょびいただいていましたが、気がついたらもう、二度と新しい紫蘇ジュースをいただくことができなくなりました。
作ってくださった方が、旅立たれました。
こぎ母が脳出血で入院し、リハビリ病院に転院してからのことでした。
こぎ母が入院したときに、こぎ義姉さんとお母さんと娘さんの三人で、千羽鶴を折ってくださっていたのに……
私は、結局ご挨拶することもなく面識のないままでした。
そんなんでも不思議なもので、寂しく感じることもあるのです。
紫蘇ジュースを詰めたペットボトルを眺めると、もう、作ってくれた人がいないんだという現実。
今、自分がここにいることも、好きな人と一緒にいられることも、全部全部、偶然と奇跡が繋がっていて、いつ、糸が切れてなくなってもおかしくないことなんだって。
飲みきってしまったら、もう二度と飲むことの出来ない紫蘇ジュース。
ゼリーにするためにずいぶんたくさん使ってしまいましたから、あと何度飲めるかわかりません。
ゼリーがおいしかったので、最後にまた、ゼリーを作ってもいいかもしれません。
あと少しだけ残っている紫蘇ジュースも、大事に大事に、みんなでいただきます。
ごちそうさまでした。
合掌
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。