こぎ母(要介護1)の誕生日に焼いたハッシュドポテトケーキが好評で、「じゃがいもケーキ」と名前を変えて、ときどき作るようになりました。
栗原はるみさんの、「ハッシュドブラウンポテト」を参考にして作るじゃがいもケーキで、表面はカリカリで中はほっくほくのじゃがいもを堪能できる素晴らしいレシピです。
表面のカリカリした感触をもっと味わいたいと思い、片面にとろけるチーズをのせて焼いてたら大成功。
じゃがいもとチーズのカリカリケーキ、カリカリチーズのじゃがいもケーキ、じゃがいもケーキにカリカリチーズ付き、何と呼ぼうか決められません。
じゃがいもケーキとおまけのチーズ
じゃがいも 小4個(細切り)
薄力粉 大さじ2
塩 小さじ1/3
こしょう 少々
ピザ用チーズ たっぷり
サラダ油 小さじ4
じゃがいもは、水でさらさずに作ります。
じゃがいもケーキのカリカリチーズ焼き
1.細切りにしたじゃがいも、薄力粉、塩、こしょうをボールで混ぜて、フライパンに敷き詰めます。
2.中火にかけたら、サラダ油を半量(小さじ2)鍋肌から回しかけます。
3.ピザ用チーズをじゃがいもの上にたっぷり振りかけ、中火で3分。ふたをして、弱火で12分くらい焼きます。
4.ひっくり返して、サラダ油小さじ2を鍋肌から回しかけ、中火で1分。弱火で8分くらい。
5.再度ひっくり返して、チーズの面を上にします。
切り分けて、お皿に盛ったら「いただきます」
ケチャップをかけて食べるのが、こーぎー家のお気に入りです。
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こーぎー好きでじゃがいも好きのらっことしては、毎日食べてもいいと思えるくらいお気に入りのじゃがいも料理なのですが、毎日作らない理由はこれです。
じゃがいもの細切りが大変。
家にあるスライサーだと、1mm程度の極細になってしまうのでこのレシピでは使ったことがありません。
包丁で粗く切るくらいが、出来上がりのカリほく感にちょうどいいんじゃないかと勝手に思っています。
どうでしょうかね。
今度、試しにスライサーで作ってみようかしら……
洗って皮をむいたじゃがいもを、包丁で細切りにしてボールに入れます。
繰り返しますが、このレシピではじゃがいもは水でさらしません。
写真のボールは、じゃがいもが入ってちょうど同じくらいのサイズの物を使っていますが、どうぞ、大き目のボールを使ってください。
なんのことはありません。
薄力粉と塩とこしょうを加えて混ぜればわかります。
混ぜにくいです。
混ぜながらこぼしそうになり、ボールのサイズを間違えたことに気がつきました。
何度も作っている割に、こういう時に自分の料理下手を痛感するらっこです。
火をつける前のフライパンにじゃがいもを敷き詰めます。
焼き色を付けたいので、表面からヘラで押さえつけておきます。
中火にかけて、サラダ油を鍋肌から回しかけます。
じゃがいもの上に、ピザ用チーズをたっぷり振りかけました。
写真で見ても肉眼で見ていても、チーズがじゃがいもに溶け込んでいます。
チーズが溶けるのはこれからです。
中火で3分焼いたらふたをして、弱火で12分、じわじわとじゃがいもに火を通します。
水は足しません。じゃがいもの水分だけで蒸し焼きにできます。
12分たったじゃがいもがこれだ!
おうおう。
じゃがいもケーキにチーズをのせて焼くのは初めてだったので、どんな風になるかしらんと思ってふたを開けたたらこんなんなっていました。
チーズがとろとろだわん。
チーズの量をケチらずにたっぷり使った成果でしょうか。
バーナーとかがあったら、このままチーズの表面をあぶってトロトロチーズのじゃがいもケーキでもおいしそうです。
想像ですけど。
フライパンをゆすると、じゃがいも同士はしっかりくっついているようなので、そのままひっくり返します。
フライパンを、えいやっ!くるんぱっ
イメージトレーニングを3回してから、本番でえいッとやったらくるんと回ってひっくり返せました。
いい焼き色がついています。
この焼き色だったら、もう1~2分焼いてもいいか、弱火の炎が弱すぎたかです。
でもいい感じです。
何度やってもこの瞬間は緊張します。
焼いてくっついたじゃがいもを、崩してしまっては残念ですから。
鍋肌からサラダ油を回しかけます。
チーズの油があるので、ひっくり返してからは油を入れなくてもよかったのかもわかりませんが、油を入れたから焦げすぎたとか、何か特段の違いがあったかどうかはわかりません。
底のチーズにたどり着く前に、じゃがいもが油を吸ったような気配でした。
チーズの表面を焼くために中火で1分、弱火にして、5分くらいかな~と思いながらほかの作業をしていたら、8分が過ぎていました。
裏返してからはふたをしていません。
フライパンをゆすると、チーズが焼けて固まったようです。
火を止めます。
焦げ付きにくい加工がしてあるフライパンを使っていることを忘れてはいけません。
焼けたチーズがこびり付かないのですから、凄いし有り難いです。
チーズの面を上にして食べたいので、再びえいやッとひっくり返します。
うわお!
何?この会心の焼き色!
ムラなくきれいにカリッと焼けています。
奇跡だわ。
再び再現できるかわからないのがらっこ飯ですが、ビギナーズラックでしょうか。
おいしそうでニヤニヤしちゃいます。
まな板にのせて切り分ければいいのですが、らっこはフライパンのまま、ヘラで切り分けます。
まな板に油を付けずに切り分けられた~
といい気になっていたら、フライパンからお皿によそうのに地味に苦戦しました。
フライ返しを使って、一切れずつすくえば良いのでしょうが、らっこ、1本のヘラですべてを終わらせようとしたので、お皿によそう前に、じゃがいもケーキの形をぼろぼろに崩してしまうところでした。
あぶないあぶない。
無事、お皿に辿り着きました。
ケーキの厚さは、1センチ以上2センチ未満といったところでしょうか。
じゃがいも4個で直径24センチのフライパンで焼いてこのボリューム。
ケーキだけでは物足りませんが、ごはんのおかずならちょうどいいボリューム感です。
冷めないうちに、「いただきます」
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チーズがカリカリ、じゃがいもはほっくりでぐふふふ。
おいしい。
みんなに喜んで食べてもらえました。
チーズが無くても、じゃがいもケーキの時には喜んで食べてもらえるのですが、チーズも好評。
よかった。。。
こぎ母はたいてい、毎度「こんなの生まれて初めて食べるよ」と言いながらおいしいと言ってくださいます。
「みんな(親戚や姉弟)にも食べさせてあげたいね。おいしくってきっとびっくりすると思うよ。作る人は大変かしら?」
こぎ母のありがたい誉め言葉に、毎回びっくりしているのはらっこですよ。
ありがとうございます。
カリカリに焼けたチーズを味わいながら、ツレに、
「会心の焼き映えなんじゃない?」
と言ってもらえました。
そうでしょう?そうでしょう?
また作れるかどうかはわかりませんけれど、今回が美味しく焼けたからそれで嬉しいです。
塩も少ししか入れていませんが、チーズの塩っ気があるのでそのままでも十分。
チーズなしのじゃがいもケーキは、ケチャップを付けて食べるのがお気に入り。
こぎ父は、最初からケチャップをたっぷりかけて食べてくださいました。
ケチャップが美味しいよ、とこぎ母にすすめてくださっていたので、らっこもケチャップを。
3口分くらい残っていたところに、ケチャップでハートマークを書いてみました。
おいしくできて浮かれているらっこです。
ハートマークはツレにあげるでもなく、自分で食べました。
うん。
チーズがある時は、ケチャップは付けなくても十分だわ。
ああ、今度はいつ作ろうかしら。
おいしかったです。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。