カレイの煮つけを作ったら、煮汁がたくさん残りました。
きしめんのかけつゆに再利用です。
おいしくいただきました。
カレイの煮汁の再利用
きしめん 4人分(説明書きの通りに茹でる)
煮汁の残り(煮こごり)あるだけ
水 煮汁の残りと合わせて1200mlになるくらい
味見しながら
だしの素(顆粒)、しょう油、麺つゆ、塩など 適量
きしめんの薬味に、お好きな具材を用意しましょう。
らっこは、ゆで卵、ねぎ、削り節とチリペッパー&山椒でいただきました。
うまし。
らっこ、カレイの煮汁を麺つゆに再利用する
1.薬味を用意しておきます。
2.カレイの煮汁の残りと水を合わせて1200ml(4人分)になるようにして鍋に入れて火にかけ温めます。
3.味見をして、足りない味を何とか足します。
らっこは、だしの素(顆粒)を5g足しました。
4.きしめんを茹で、どんぶりによそい汁をかけ、お好みの薬味をトッピングして完成です。
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トッピング用のゆで卵をレンジで作り始め、ねぎを刻んで用意しておきます。
ツレが、キャンピングカーで調理する用に欲しくて買ったらしいです。
レンジでゆで卵ができる道具を使って作っています。
ツレがこの道具、大好きらしいです。
レンジでゆで卵。
確かに便利で、今はらっこが重宝しています。
ナメタガレイを煮た汁の残りをタッパーに移して、冷蔵庫に入れておいたものです。
およそ300mlくらいあります。
見事に固まった様子が伝わるでしょうか。
容器をかなり傾けてもこぼれてきません。
煮魚を作ったのが初めてだったので、煮汁が固まるのを見るのも、実は初めて。(自分で作ったもの限定)
冷蔵庫から取り出して、
「おお~、固まってる~」
と面白がって容器を傾けて写真を撮っていたら、
おおっと。
危うく、容器から半分が机の上にダイブするところでした。(汗)
あぁ、危なかった……
おかげで、固まっている様子がよく見えますよね。(どや顔)
「煮汁をこす」みたいな丁寧なことは頭になかったので、カレイの身が残っていますが、ご愛嬌で。
「家庭で作る時には、そんな気にしないよ?」
と、ツレが言ってくれました。
こういう状態?ゼリー?を「煮こごり」というのだそうですね。
らっこの実家では、あまり発せられることのない単語でしたが、母親が食べていたのでしょうか。
よく覚えていませんが、らっこにはあまり得意じゃない、むしろ苦手意識があった物体であることは覚えていました。
母が何かを煮た後のお鍋に残った汁が、てゅるんてゅるんに固まっている状態を目撃した時のあの感情は、どちらかと言えばマイナス。
ゼリーやプリン、茶わん蒸しなんかも大好きなのに、あの感じ(どの感じ?)はどうもなんとも。
そんならっこは、固まったこの状態を見ても食べる気が起きません。
ひと口も手を付けることなく、お鍋に水と一緒に今度こそダイブです。
後になって、ひと口くらい食べてみればよかったと思ったことは内緒です。
麺もののおつゆは、1人前で300mlくらいあれば足りるので、4人で1200ml(6カップ)になりそうなくらいに水を量って入れました。
火にかけて温めます。
溶けてる溶けてる。
味見をすると、何とも言い難い、だしが足りない感。
カレイのだしは出ていないんかい?と思いながら、思い浮かんだ味の調え方が、
水の代わりに昆布だしで薄めたらおいしかったろうに
という、時間を戻せない方法でした。
さて、どうしましょう。
結局、顆粒タイプのだしの素(かつおだし)を1袋(5g)だけ加えることにしました。
味や好みによっては、しょう油だったり、めんつゆだったり(甘くなりすぎるかな)、お塩を加えたらいいと思います。
きしめんを茹で、どんぶりによそって汁をかけます。
今回のきしめんは、上手に茹でられた気がしています。
表面がツルンとしていてきれいです。
きしめんだけだと寂しいので、トッピングをしましょう。
完成です。
「いただきます」
カレイの煮汁(煮こごり)のかけつゆの余談
カレイの煮つけを作った後に、
「煮汁がたくさん残ってしまったんですけど、どうしますか?飲めますか?」
捨てるにはさすがにもったいない気がして、ツレにきいたところ、鍋に残っている量を見て、
「薄めて、うどんのおつゆなんかにして食べればいいよ。きっとおいしいよ」
と言ってくれたので、きしめんのめんつゆになりました。
ツレに言わせると、出来上がったおつゆは
「味が薄い」
ように感じたそうですが、物足りない薄さではなく、おいしい薄味に感じたそうです。
「薄味だから、おつゆも全部飲んでもいいよね?」
と言って、全部飲み干してくれました。
らっこは何口か飲んで十分味わった気分になれたので、残してしまいましたけど、もったいなかったかしら。
こぎ父もこぎ母も、麺もののおつゆは飲みきることの方が多いお二人です。
「カレイの煮汁のめんつゆですよ」
とお話ししたら、
「なるほど。おいしいねえ」
と喜んでくださいました。
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後日、何かの話で、ツレが
「ふたり(こぎ母とこぎ父)とも煮こごりが大好きだよ?
この前の煮汁は固まっていたの?
そのまま出したらきっと、喜んで食べたと思うよ?
俺は、あんまり得意じゃないけどね」
と教えてくれました。
そう言えば、そんなような話を以前、いつだったか聞いたことがあったような無かったような……
初めて聞く話ではなかったような気がしましたが、そうだったのかと、せっかく固まっていた煮こごりを溶かしてしまったことを後悔。
「ああ、あれ?煮汁が固まったやつね?おいしいんだよね~」
とこぎ母に話すこぎ父のお顔は、絶対好きなひとのお顔でした。
あちゃぁ。
『食べたかった』
と顔には書いてありませんでしたが、
「うん。おいしいよねえ?」
といなずくこぎ母のお顔も、好きな食べ物を語っているひとのお顔でした。
あちゃぁ。
固まった状態で食べてもらう機会も、またあるんじゃないかと思いますが、ないかな?(どっちだよ)
スーパーに、ツレの眼鏡にかなう煮魚用のお魚が並ぶことを期待しましょうかね。
ごちそうさまでした。
読んでくださり、ありがとうございます。