2020年9月のお彼岸。
残り物の古ご飯に片栗粉を加えてもち米風にもちもち仕上げたおはぎを作りました。
22日の秋分の日に作ろうと思い、スーパーにもち米を買いに行ったら、まさかの売り切れ。
春のお彼岸に作ったぼたもちは、もち米とうるち米をあわせてとても柔らかく炊きあがったお餅だったので、また同じように作れれば良かったと思いつつ、肝心のもち米が無いんじゃあしょうがない。
うるち米(普通のお米)に片栗粉を加えてこねると、どうやらもちもちとした食感になるらしいとの情報を集めたので、作ってみました。
古ご飯そのものの水分が少なかったこともあるかもわかりませんが、出来上がりはかなりしっかりとした食感で食べ応えのあるおはぎになりました。
古ご飯と片栗粉のおはぎ
古ご飯 4人分
片栗粉 小さじ2(小さじ4~5の水で溶く)
塩 ふたつまみ
茹であずき缶 300~400g(好みの固さに煮詰める)
きな粉 適量(大さじ2、三温糖大さじ1弱と塩少々と混ぜる)
黒すりごま 適量(大さじ1、三温糖小さじ1弱と塩少々と混ぜる)
古ご飯4人分で13個作り、4人で食べ切りました。
あずきは出来合いのあんこでもなんでも。
らっこはお徳用の大きめの茹であずき缶を買い置きしているため、煮詰めてかたくして使用しました。
きな粉と黒ゴマは砂糖を加減してお好みの味に仕上げてください。
グラニュー糖や白砂糖を加えると、粒が大きくて食べた時にジョリジョリしてしまいます。
らっこは三温糖を使用しました。
らっこ、古ご飯と片栗粉でおはぎを作る
1.缶詰の茹であずきをフライパンで煮詰めて好みの固さで火を止め、冷ましておきます。(お好みで砂糖、塩)
2.古ご飯をレンジで軽く温め、水溶き片栗粉と塩を加えてよく混ぜます。
3.再度ごはんがホカホカ温まるくらいまでレンジにかけ、よく混ぜながら好みの加減にすりつぶします。(らっこは半殺し)
4.ごはんを俵形に丸め、お好みで煮詰めたあずき、きな粉、黒ごまをまぶしてお皿によそいます。
できあがり~
らっこは、きな粉と黒ゴマは、ごはんであんこを包んであんこ団子にしたものにまぶして作りました。
市販の茹であずきが甘くて甘くて……
おいしゅうございました。
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まずはあんこを用意します。
あんこは、茹であずきの缶詰を使いました。
好きなひとは豆から茹でるもよし、出来合いの粒あんを買ってくるのもよし。
秋のお彼岸なので、嫌いでなけれは粒あんで作るのがいいようですね?(春のぼたもちは”こしあん”だそうです)
食べるたびに次は甘さ控えめの缶詰を買おうと思って買いに行くのですが、結局いつも同じ缶詰を買ってしまうらっこです。
430g入りの缶詰だったので、全部はさすがに多いかと、山盛り大さじ2杯分くらいは残しました。
弱火にかけて煮詰めていきます。
焦がさないようにかき混ぜながら。
スプーンを傾けても落ちないくらいまで煮詰めました。
冷めたらもっと固くなることも承知していましたが、ずいぶん固めでした。
冷めて固まった状態の写真を取り忘れてしまいましたが、火を止めるのが早くてゆるいよりは固いくらいの方が扱いやすいと思います。
きな粉と黒ごまを用意します。
砂糖と塩を加えて味を調えてください。
あんこが甘めだったので、こちらは甘さ控えめだったつもりです。
らっこはきな粉を大さじ2と黒ごまを大さじ1で用意して4個ずつ作るつもりが、きな粉が余って黒ゴマが足りなくなったぜ。ふふふ。
古ご飯4人分です。
すみません。何グラムくらいになるのか量っていませんが、古ご飯だと食べる人数分のごはんを使えばいいのでわかりやすいですね。
ごはんを軽く温めて、水で溶いた片栗粉と塩を加えてよくかき混ぜます。
かき混ぜただけでは特に変化は感じません。
レンジで再び温めます。
片栗粉を溶かすために、ホカホカと湯気が出るくらいまでしっかりと温めました。(500Wで3分)
混ぜつつ潰しつつ、えんやえんやです。
量がそれほど多くないことと、ヘラがよくしなるヘラなので全部ヘラを使って潰しましたが、すりこ木があれば使うといいと思います。
ヘラだけでもこんな風につぶせます。
粒が半分残った状態(半殺し)を目指してつぶしました。
お好みの加減を目指してつぶしてください。
写真で見るとより粒が残っているようにも見えますが、おはぎで食べるお餅は粒が残っているくらいがおいしいと思っているらっこです。
らっこはラップを使いましたが、濡らした手のひらでいいと思います。
ごはんを適当に団子大手のひらにのせて潰してひろげ、あんこをちょこんとのせてごはんであんこを包みます。
つなぎ目はキュッキュッとつまむようにしてみたのですが、あんこがはみ出していないかい?
この後表面にきな粉をまぶすのでわからなくなるでしょうってことで、こんなんでもオーケーかと。
もっと上手に作れないのかしら……
うふふふふ。
形になっていたらいいじゃないか(開き直り)
きな粉をまぶします。
1個ずつまぶせばよかったのに、先に4人分作ってお皿に入れたらくっついちゃいましてね。
全体にまぶせられればいいのよってことで、お皿によそいます。
なんだか形がおはぎっぽくない気がしますけど、ご容赦くださいませ。
俵形に丸めたつもりだったのですが、短い棒型みたいですねぇ。
ええ。また作る時は、丸いおはぎを作ればいいのかな……
何個か作っているうちに、こんな作り方に落ち着きました。
最初にご飯を丸めてお団子を作り、
ラップで挟みます。
この時に、わっかになっている部分から距離を取ることですね。
手のひらで押しつぶしてご飯の皮を作るイメージです。
この時にラップのわっかの方に近いと、プチっとラップが破けまっせ。
3枚破いたらっこより。
こんな風にご飯の皮を作ってあんこを包みました。
やっぱり形は歪ですけどね。(不器用)
あんこで包むあんこ味を作る時は、ごはんを俵形にしましてですね、
別のラップの上にあんこをひろげまして(何故に縦長?)
あんこの上にご飯をのせて包むのであります。
ぐるっと360度あんこで包むのがおはぎだと思っていましたが、あんこが底に付いているとお皿にもくっついてしまって食べきれなくてもったいない気がしていました。
底にはあんこを付けないようにする包み方も紹介されているレシピがありました。
らっこはそこは包まない派になります。
お皿によそうと、あんこが底についていないって不思議なくらい気にならないので問題なさそうです。
完成です。
黒ゴマ味が、3つ作ったらすりごまが足りなくなったので、きな粉味が5つの黒ゴマ味3つ。
あんこが5つでお皿によそいきれなくなったため、残っていたきな粉のお皿にのせるという荒業。
盛り付けって重要ですね(お前が言うなっていうヤツ)
あずきの粒が潰れて粒あんのつもりがほとんどこしあんのように見えなくもないですが、粒あんです。
「いただきます」
らっこの作業が遅くて心配してくれたツレが、何か手伝うよと言ってくれたので、お吸い物を作ってもらいました。
お麩とわかめと見えていませんがしじみ(乾燥しているタイプ)が入っています。
醤油味が濃くなってしまったようでしたが、甘いおはぎといい相性だったんではないでしょうか。
おいしかったです。
ほぼこしあん状態ですが、粒あんで作ったおはぎやで。
半殺しにしたご飯粒が見えていますね。
歯ごたえもありつつもちもちとしたおはぎができました。
黄色いなんじゃこの形は。
若干苦労してあんこを包んだかいがありました。
あんこ入りだとちょっと嬉しい気分になるきな粉のおはぎです。
こぎ母は、真っ先に「あんこ」を選び取り、ひとつ目を食べ終わるともうひとつ「あんこでいいかしら?」とあんこをふたつ食べるかなりのあんこ好き。
3人でどうぞどうぞとあんこを食べてもらった後に、三つ目にきな粉を食べて「あれ?中にもあんこが入っているの?作るの大変だったでしょう……」喜んでもらえたのか驚かせてしまったのかわかりませんが、労っていただいちゃいました。
ゴマにもあんこが入っていましたからね。
最後のきな粉でお皿に残ったきな粉を拾っているのはこぎ母です。
ツレもこぎ父も、もち米で作ったおはぎかと思ってくださっていたようでしたが、残念、普通のごはん・うるち米で作ったおはぎでした。
もちもち感はあるものの「ごはん感」がどうしてもあるのです。
「やっぱりもち米で作った方がおいしいですかね?売り切れだったんですよ。もち米が」
言い訳はしてみたものの、こぎ父もツレも普通のごはんだったのかと驚いてくださったようで、じゅうぶん美味しいと言ってくださいました。
もうもう、ありがとうございますしか言えませんわ。
ありがとうございます。
4人でおはぎをお腹いっぱい食べた後、デザートに甘いお菓子(笑)。
こぎお兄さん名義でこぎお義姉さん(ツレ・こーぎーのお義姉さん)が敬老の日のお祝いに贈ってくださった文明堂のカステラです。
イラストと文字はチョコレート食品で書いてあるそうです。
すごーい。
鶴さんも亀さんもめっちゃ童顔で素敵。
たまたまなことなのですが、いただく数日前に、甘ったるいお菓子が無性に食べたくなって、カステラ~カステラ食べたいな~と思っていたところだったので、らっこが一番もらって嬉しがったのかもしれません。(おいらがもらったんじゃないってわかっているよ)
今も変わらず流れているのかわからないのですが、文明堂のCMの歌を、こぎ父もツレも「こんなCMあったよね?」と歌ってくださいました。
「猫が踊ってるやつだよね?」
あれは猫だったんですか?
着ぐるみをかぶった人間の人形かと思っていました(おい)。
ツレは、ジェネレーションギャップでらっこが知らないんじゃないかと思ったそうですが、らっこももちろん知っていますよ~。
文明堂の愉快なCM。
頭の中はしばらくお馴染みのメロディーが流れていましたわよ。
しばらくすると「カステラ~カステラ~」と、らっこの頭の中では謎のカステラソングが生まれていました。
カステラを食べられるのがうれしくて頭の中で歌ってしまったようです。
カステラ~
カステラ~
亀さんと鶴さんの顔を切らないように切り分けるのが難しかったですが、おいしくいただきました。
今度のおはぎはできればもち米で作りたいと思うらっこでした。
ごちそうさまでした。
読んでくださりありがとうございます。