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そんな気が、しないでもない|らっこ

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食事の後の食器洗いはこぎ母のお仕事です。

私の仕事よ。食器洗いに炎を燃やすこぎ母。

お箸の洗い方は、束ねてこう。

お箸を洗うこぎ母。 カラカラカラカラ

お箸がこすり合わされて傷がつくため、こういう洗い方を嫌がる人もいるかと思いますが。

お箸がカラカラいって喜んでるよ。と言うこぎ母。

 

そう言われると、そんな気がしないでもない。

ここから先は、らっこには漫画の才能があると信じているこーぎーが担当します。

母の台所の後片付けは、洗剤を使うべきかと何度も考えたり家族に聞いたり、目の前のスポンジに目が行かなかったり、食器洗いの準備をするだけでもかなりの時間がかかります。

それでも時間をかければ、家族4人分の食後の片づけはこぎ母ひとりでできるのです。

せっかちな父は、「待ってあげる」ことができずについ手を出してしまうことが多々あります。

「私の仕事を取らないで。」

母がよく父に対して口にするセリフです。

もともと保母だったせいもあるのでしょう。

母は家族、世の中の役に立つことがしたいとよく口にします。

食後の皿洗いも現在の母にとっては立派な仕事のひとつ。

父がつい手を出して母の仕事を奪ってしまう機会を減らすべく、私は自分の仕事の一部を台所でできるように環境を整えてみました。

「これはどこ?」などと皿をしまう場所を確認するために父が呼ばれる機会も減るはずなので、母にとっては最後まで自分の仕事を全うできる機会が増えるはずです。

「すべて自分がしなければ・・・」という考えの父の行動が少しでも緩和されれば、父本人も楽になるんじゃないかと思います。

台所に立つ母の後姿は、脳内出血で倒れる前と全く変わらずシャンとして見えます。

洗い方なども体が覚えているのでしょう。

時間はかかりますがお皿をすべて拭き上げ、すべて所定の位置ではないものの、食器棚にしまうところまでひとりでできるのです。

「私の頭はおかしい。」と母本人が言うこともありますが、立派に家事をこなす82歳のおばあちゃんですよ。

母にしてもらいたい家の仕事はまだまだいくらでもあるので、安心してください。

自分の足で歩けるうちに、母の実家(仙台)にも連れて行ってあげたいと思っています。

私と連れ共通の趣味であるスカイダイビングも、インストラクターと一緒に飛ぶタンデムならまだ経験させてあげられるかなと思ってます。

スカイダイビングをするこーぎーです。 タンデムスカイダイビングを楽しむこぎ母です。

 

現在キャンピングカーは降りていますが、母をキャンピングカーに乗せてあげたこともなかったので、キャンピングカーで旅行なんてのもいいかなと考えています。

そうそう、5年前からいつまで経っても納車されなかったキャンピングカートラブルが、年内にようやく解決への第一歩を踏み出しそうです。

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