大根をいつもと違う食べ方で食べられないか考えていたら、母親が作ってくれていた紫蘇巻きを思い出しました。
さっそくスーパーでししとうと大葉を買ってもらい、大根を用意してしそ巻きづくりです。
紫蘇巻き
大根
紫蘇(大葉)
ししとう
味噌
紫蘇巻きからす巻きからし巻き
1.大根とししとうを細切りにし、紫蘇は洗って水けをきります。お味噌も用意します。
2.大根とししとうを紫蘇にのせ、お味噌をちょこんとつまんでのせて巻きます。
紫蘇の葉を巻く向きがわかりませんでしたが、なんとなく表が内側にくるように巻きました。
香りが飛んじゃったりするのでしょうか。
巻いているときが、一番幸せな香りに包まれていました。
香りが飛んでる証拠でしょうか……
3.スーパーで1袋 99円で買ってもらった紫蘇の葉 21枚分を巻き終わりました。
4.大根とししとうがそこそこ残ってしまいました。
紫蘇をもっとたくさん用意するべきだったか、大根刻みすぎただけか、ししとうはもっと太く切ればよかったのか、巻き終わったのになんだかがっかりしていました。
巻く作業の手間を考えると、20枚がちょうどよかっただろうと思いながら、残った大根とししとうで一品増やせばさらに「ちょうどいいわ」と気分も切り替えました。
5.フライパンに、紫蘇で巻けなかっただいこんとししとうをいれて、大根が透き通るまで炒めます。
軽く塩コショウで味付けして予想外の一品完成です。
6.油を入れて火をつけたフライパンに、巻いた紫蘇の巻き終わりが下になるようにして並べ、ふたをして蒸し焼きにしてみました。
ふたをするのかしないのか、母親がどう作っていたのかはわかりませんが、大根は生でも食べられますから、お味噌が大根と馴染めばそれでいい気もします。
ふたの内側に水滴がついてきたら、ふたを開け、焼けたっぽかったので火を止めます。
7.紫蘇が油を吸ってしんなりしています。
お皿に盛って出来上がりです。
「いただきます」
紫蘇巻きからす巻きからし巻きの余談
ぱくり。
ん~……?
大根が軟らかくなりすぎたのか、母親が作ってくれていた感じとはな~んか違う紫蘇巻きになりましたが、それはそれ。
お味噌が馴染んだ大根が口の中でじゅわっと広がる懐かしい感じは、「あ、紫蘇巻き食べてる」と、夏の田舎の雰囲気を思い出しました。
私の田舎ではなく、「親の田舎」なのですが、そこもまあ。
秋田出身の私の親は、「紫蘇巻き」という言い方をしていましたが、ししとうが辛いからそういうのか、長野出身のこぎ父や宮城出身のこぎ母は、「からす巻き」と言ったそうです。
「からし」の「し」が訛って「からす巻き」だそうです。
作り方も、地域や家々で違うらしいです。
家庭料理とはそういうものなんでしょう。
初めてひとりで作った紫蘇巻きでしたが、こぎ父もこぎ母も懐かしんでくださり、作ってよかったと思えました。
ツレは特にリアクションがなかったので、「こういうのはお口に合いませんか?」ときいたら、おいしかったよと言ってもらえました。(言わせた?)
「俺はあんずの紫蘇巻きが一番好きだからね。紫蘇は好きよ」
とも言われ、そういえば、ツレの好きなものを忘れていたことも思い出しました。
「あんずの紫蘇巻き」
甘くておいしい紫蘇巻き、思い出したら食べたくなりました。
よく行くスーパーには置いていません。
あってもきっと、ちょっといいお値段なので、自分の為にはなかなか買えませんが、ツレの好物なので「ツレのため」と思えば買えるかもしれません。
そういえば、親の田舎のスーパーに「あんずの紫蘇巻き」は売っていても、「大根の紫蘇巻き」が売っているのって、見たことないな……とかいろいろ考えたりしながら、親の田舎を思い出すいい機会になりました。
紫蘇巻き、誰か巻いてくれないかなあ……
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。