野菜室のキャベツの葉っぱが、黄色く紅葉していました。
秋ですね。
違うだろ。
野菜室から取り出して何枚かむいてみると、あちゃ……
黄色くなったところのほかには、黒くなってしまっているところ、茶色く溶けてしまっているところ……
ごめんよ……
丁寧に取り除いては洗い、食べられるところをいただきます。
使い道に迷っていたツナ缶の油で炒めることにしました。
キャベツ炒めのマヨ卵とじ
キャベツ
ツナ缶の油
チリペッパー
塩コショウ
卵
マヨネーズ
キャベツ炒めのマヨ卵とじ
1.キャベツのやわらかい部分は1.5cm幅に切り、外側の葉の青い硬そうな部分と芯は千切りにしました。
硬い部分を先に炒めたいので、ボールを分けておきます。
2.フライパンにツナ缶の油を入れて火をつけます。
もしもキャベツが酸っぱかったらどうしようと思い、冷蔵庫に入っていた「お土産でいただいたチリペッパー」も入れてみました。
香辛料はお腹によさそうだろうという私の思い込みです。
味のアクセントになれ~とひと振り入れました。
3.最初に、千切りにした硬い部分を炒めます。
焦がさないように混ぜながらしんなりしてくるのを待ちます。
4.硬い部分がしんなりしてきたら、残りのキャベツも加えて炒めます。
一度に全部入れると、フライパンから溢れそうだったので、二回に分けて加えて炒めました。
そうッと混ぜれば、こぼさずにフライパンひとつでも作れます。
全体的にしんなりしてきたら、塩コショウで味をつけます。
5.時は戻りますが、キャベツを野菜室から取り出した後、冷蔵庫を見たら、卵の賞味期限が 3日過ぎていました。
ごめんなさい……
1個だけでしたが、さっそく使います。
ボールに卵を溶いて、マヨネーズをたっぷり、大さじ2~3加えてよく混ぜます。
6.しんなりしたキャベツに加えて、ぐるぐるとかき混ぜます。
7.キャベツの量と溶き卵の量のバランスがいいのか悪いのかわかりません。
卵がある程度固まったら、味見をして、塩コショウを少し足して整えました。
8.器に盛り、なんとなく黒コショウをかけてみました。
見た目が少し、落ち着いた感じがします。
「いただきます」
キャベツ炒めのマヨ卵とじの余談
こぎ父のお口に合う何かが作れた時は、言いかたで最近分かるようになりました。
「これがおいしい」
そう言ってこぎ母にも食べるようすすめてくださるのです。
「あらおいしい。キャベツが新鮮で柔らかいんじゃないの?」
こぎ母にも気に入ってもらえたようでしたが、ごめんなさい。
新鮮ではないのです。
ツレにはこっそり、食べながら「キャベツ、傷めてしまいました。腐っていたの……」
と白状していましたが、こぎ父とこぎ母は気に入ってくださったようだったので、
「新鮮ではないんですよ。この前買っていた古いキャベツなんです」
とだけお伝えして、傷んでいた部分を捨ててしまったことは話しませんでした。
そんなときもあるでしょうさ……
なんのバランスがよかったのかわかりませんが、こぎ父が言ってくださったよう、確かにおいしかったです。
チリペッパーの辛さはほとんど感じませんでした。
心配した酸っぱさもまったくありませんでした。
見た目には、卵の黄色が緑のキャベツのアクセントになってくれたっぽいです。
卵に入れたたっぷりのマヨネーズも、いい味出してくれたのでしょうか。
卵だけで炒めて、食べるときにマヨネーズをかける食べ方もおいしそうですけどね。
卵にマヨネーズを加えると、卵がふっくらするとかしないとか。
私には、まだその違いはわかりません。
もともとおいしいキャベツだったのだろうと思うと、尚更もったいなく申し訳ないことをしてしまいました。
野菜の管理、気をつけます。
ごめんなさいでした。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。