夏のお盆が近づいてきました。
枝豆は夏の食べ物だと思っていましたが、いつの間にか一年中食べています。
冷凍食品のおかげです。
スーパーの棚には生の枝豆が陳列されていますが、こーぎー家で食べる枝豆は冷凍食品……
今日のらっこの心の友も、解凍するだけで食べられる冷凍の枝豆です。
スーパーに枝豆が並ぶようになった頃、ツレが、
「枝豆買っていく?」
と聞いてくれたのですが、らっこは首を振り、
「冷凍食品があるので(買わなくて)いいです」
と答えたきり、夏の盛りだというのに、本物の、ナマの枝豆を食べていません。
ナマで買ってきたら、茹でてからでないと食べられませんから。
枝豆を茹でる作業を「手間」に感じるなんて、やる木の根が枯れています。
「解凍すれば食べられる枝豆」
ああ。
らっこの心の友よ。
冷凍食品、ありがとう。
ざるに出して解凍しておきます。
こぎ母が、お米を研いでセットしておいてくださっている炊飯器に、チャーハンの素を振りかせてスイッチオン。
本来は、炒めて作るチャーハンの素です。
キャベツとピーマンとぶなしめじとハムで炒めたソース焼きそば3人前を、を大皿に盛ります。
自家製の紅生姜も冷蔵庫から出しました。
とけた枝豆をラーメン丼に入れて、殻入れのお皿を用意します。
二日前から残っているブイヨンスープをお椀によそい、お味噌汁の具(お湯に入れるだけで食べられる海藻類が入った乾物)をぱらぱら。
味噌を入れていないスープをお味噌汁に見立てたつもりです。
炊きあがった炊き込みチャーハンに、こぎ母が入院する以前に仕込んでくださっていた「にんにく醤油」を回しかけ、にんにく臭を堪能しながらまぜまぜ。
お茶碗によそいます。
なんとか1食分ができあがりました。
両手を合わせて、「いただきます」
らっこの心の友の余談
枝豆を食べたこぎ母、
「おいしい。この枝豆、とりたてなんじゃない?とりたてだからおいしいんでしょう。柔らかいから、とりたてをすぐ茹でたって感じがするよ」
こぎ父、
「これは冷凍だからね。どうかなあ」(冷静)
ほんと。
どうでしょうね。
枝豆のパッケージの裏に、「収穫後、すぐに加工」と記載されていたので、たぶん、こぎ母の舌は間違っていなかったんだと思います。
らっこの実家の祖父が枝豆好きだったらしく、よく祖母が、お仏壇にお供えしていたような記憶がぼんやりあります。
ぼんやりしていて、供えていたのは母かもしれませんけれど。
もちろん、お供えするのはナマで買って茹でた枝豆でした。
そんなことをぼんやり思い出していたら、お盆の時くらい、冷凍じゃない枝豆を買って来て、茹でてこーぎー家のお仏壇にもお供えしたい気分になってきました。
やる木に水がしみてきたのかもしれません。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。