専業アフィリエイターとして14年間生活ができていたサイトが飛んでから、はや10ヶ月。
既存サイトにもコンテンツを追加しつつ、新規サイトを作成するも、アフィリエイトだけで生活ができるような収入にはまだまだ結びつきません。
アフィリエイトをやめるわけではありませんが、減り続けていく貯金をただ見ているわけにもいかず、当面の生活費をまかなうためアルバイトをすることにしました。
保有している運転免許を活かせる仕事
専業アフィリエイターになる前は引越し業者でのアルバイト経験が長く、その後軽貨物運送業者として独立しました。
当時、すきま時間を見つけては運転免許試験場に通い、つぶしが利くようにと運転免許試験場で取得できる免許すべてを取ったのです。
大型免許はもちろん、大型特殊やけん引免許も含めて二輪車以外はすべて二種免許も取得しています。
大型トラックやタクシーの仕事をガッツリやれば、それなりの収入になるはずですが、アフィリエイト作業をする時間の確保がネックになります。
メインサイトは圏外に飛んでしまったものの、未だいくらかの収益をもたらしてくれているアフィリエイトを捨てきれない自分がいるのです。
アフィリエイト作業をしながら両立できる運転手の仕事がないかと探してみたところ、勤務時間が06:00~14:00までという検診車ドライバーの募集広告を見つけました。
検診車ドライバーの仕事とは?
企業の健康診断や団地の集団検診などを現地で行うことができるのが、レントゲンや、マンモグラフィーなどの医療機器が搭載された検診車です。
検診車の多くが大型自動車であるため、検診車ドライバーには大型免許が求められることがほとんどです。
検診車ドライバーの募集ではありますが、仕事の内容は検診車の運転だけではなく、現地での検診の案内や誘導、受付業務や機材の設置などと、運転以外の雑務が多くの割合を占めることがわかりました。
検診車ドライバーの面接で聞かれたこと
私が検診車ドライバーの面接に応募したのは、神奈川県に拠点を置く公益財団法人です。
朝10時からの面接には部長その他2名の計3名がやってきました。
多くの運転手の仕事をしてきましたが、面接官が3人というのは初めてだったので正直とても緊張しました。
会社についての情報
応募に当たって会社について知っていたかと聞かれました。
検診車を使用して企業などの健康診断を行う団体があるのは知っていましたが、今回アルバイトに応募してから会社のホームページを見たと伝えました。
これまでの仕事経験
私は20代後半まで航空留学をしていたため、日本に帰国してから引越し業者でアルバイトを始めたこと、その後個人経営の運送業者として独立したこと、現在アフィリエイターであることも伝えました。
海外での生活経験があることと、ホームページが作っているということにすごく興味を持っていただけたようです。
引越し業での接客を通して、お客さんとのトラブルがなかったかなどについても聞かれました。
大型車両の運転経験
担当者と電話で話した時には大型免許の有無は聞かれましたが、運転経験について問われることはありませんでした。
面接では大型車両の運転経験を聞かれ、仕事では運転したことはないものの、私が所有するキャンピングカーが大型であることを伝えました。
長さ9.3メートル、幅2.5メートルのキャンピングカーを普段運転していると話すと『大きいですね。』という返事が返ってきました。
募集広告の採用情報には『大型免許取得支援制度有り』という記載もありました。
趣味について
私は趣味でスカイダイビングをしているのですが、面接官のひとりが過去にパラグライダーをした経験があるらしく、スカイスポーツの話で盛り上がりました。
また、さらにもうひとりの面接官がエアラインのパイロットになりたかったけれど目が悪くてあきらめたという経歴があり、私の航空留学の話も緊張が緩和されるきっかけの話題になりました。
趣味については面接で積極的にアピールするといいのかもしれませんね。
面接特有のお互いにぎこちない形式的な会話から、しばし解放される効果があるように思います。
早朝出勤について
募集広告では朝6時出勤となっていましたが、実際には5時半出勤であるらしく、朝が早いことについては問題がないかと聞かれました。
朝方と夜型のどちらかと言われれば、夜型の生活が長いのですが、『交通渋滞のない早朝のほうが都合がよい。』と伝えました。
通勤については車での通勤が認められていて、30分程度であることを伝えると好印象であったように思います。
現地に約束時間の30分前には検診車を到着させたいようで、通勤に時間がかかるというのは好ましくないのかもしれません。
地図が頭に入っているか
神奈川県全域が移動検診の対象らしく、検診車にカーナビはついているものの、地図を見なくてもだいたいの土地勘があるか聞かれました。
引越し業者での経験があるので問題ないとは伝えましたが、やはり地図が必要になるケースが多いでしょう。
前日に行き先は教えてもらえるのか聞いてみたところ、1週間先までの予定がドライバーごとに決まっているようなので安心しました。
検診車は大きいだけに、できるだけ広い走りやすい道を調べておきたいですよね。
高速道路が使えるのであれば、下道を走る必要はなく、到着時間を優先してルートを組んで構わないと言われました。
経費削減のため、できるだけ下道を走る必要に迫られる多くのドライバーに比べたら、渋滞のストレスは感じなくて済みそうです。
煙草とお酒について
『健康に携わる仕事なので。』と聞かれたのが、タバコについてです。
私は10年以上前にタバコはやめていますが、喫煙者には厳しい採用条件なのかもしれません。
また、ドライバーという仕事である以上、検診車でなくても飲酒には厳しいご時世です。
私の場合、アフィリエイトがうまくいかなくなってから、お酒を飲んでもさほどおいしいと感じなくなりました。
なので、必然的にお酒の量も減り、飲酒については『最近はあまり飲まなくなりました。』と答えました。
交通事故歴
ドライバーとしての面接なので、当然過去の事故については聞かれると思っていましたが、事故歴については2度確認されました。
20代のころ2回の事故を起こしたこと、2年前に車線変更で小さな接触事故を起こしたこと、直近1年は無事故であることを正直に伝えました。
無事故・無違反証明書、運転記録証明書、累積点数等証明書、運転免許経歴証明書などの提出は求められませんでした。
繁忙期と閑散期について
企業の健康診断や集団検診は4月~11月が繁忙期で、12月~3月にかけては閑散期であるらしく、検診車のドライバーの仕事にも波があることがわかりました。
繁忙期は平日に加えて土日などに健康診断や集団検診を行うこともあり、ほぼ毎日検診車のドライバーの仕事もありますが、閑散期には週3日程度しか仕事がないこともあるようです。
繁忙期と閑散期があり、収入にも増減があることについては大丈夫かという話がありました。
私の場合には検診車のドライバーの仕事を始めても、空いた時間をアフィリエイト作業に充てるつもりなので問題ないと伝えました。
日によって違う勤務時間
募集広告には勤務時間が06:00~14:00となっていて、『14時には終わる仕事なので夕方から予定がある方などにピッタリ』と記載されていました。
しかし、実際には毎日違う現場へ行くわけで、近いところもあれば遠いところもあり、出社時間や退社時間も変わってくるということでした。
また、健康診断や集団検診の繁忙期には、16:30前後まで現地に滞在することもあるそうで、そのような勤務形態についても確認の話がありました。
私の場合には、アフィリエイト作業は空いた時間にやればいいだけなので、問題なく2つの仕事を両立させることができると思います。
お昼はすべて終わってから
『引越し業者のときもそうだったと思いますが・・・。』と切り出されたのが、食事についてです。
12時になったからとお昼休憩になることはなく、基本的に現地での健康診断や集団検診を終え、車庫に帰ってきてから食事をとるという流れだそうです。
引越し業者でアルバイトをしていた時も、お昼を食べることができたのは何回あったかという程度なので、夕方まで食事抜きというのには、私の場合あまり抵抗がありません。
いつから仕事ができるか
『いつからこちらで仕事ができますか。』という質問については、いつからでも仕事ができる準備ができている旨伝えました。
採用された場合、規定の健康診断を受けたのち勤務開始の日程を話し合いましょうということになりました。
この記事を書いている今日、面接に行ってきたのですが、1週間以内に採用不採用の連絡が来ることになりました。
こちらから面接官に聞いたこと
これまで多くの運転手の仕事をしてきたので、荷物を運ぶのが主な仕事であれば、ひととおり必要な知識は持っていると思っています。
しかし、検診車のドライバーについては服装や車通勤などについて、面接前にあらかじめ質問項目をまとめていました。
服装について
荷物輸送のドライバーであれば、動きやすい作業着が一般的ですが、検診車のドライバーは運転以外に受付や案内業務を兼務するため、ビジネススタイルでお願いしますということでした。
冬服のブレザーとジャンバー、クールビズ用のシャツは貸与されるそうで、ネクタイとワイシャツ、スラックスについては自前で用意する必要があるようです。
スラックスなど20年以上履いていないので、体型も変わっているでしょうから新調する必要がありそうです。
車通勤について
一般的な運送会社の場合、ドライバー別に専用車両が決まっていると、車庫で通勤に使う自家用車と入れ替えて使用するというパターンが多いものです。
また、私の自宅から会社へ6時に出勤するためには、始発バスでは間に合わないため車通勤が必須になります。
用途に合わせた色々なタイプの検診車を都度運転することになるため、ドライバー別に専用車両があるわけでありませんが、ドライバーは全員車通勤をしているそうです。
5時半出勤などでは始発電車も動いていないところが多いですよね。
面接の結果はいかに・・・
1週間以内に合否の連絡が来るのを待たなければいけませんが、検診車ドライバーの仕事は思っていたよりも運転以外の雑務が多く大変な仕事であることがわかりました。
不採用であれば、また別の仕事を探すことになりますが、今回の面接で何が一番大変だったかと言えば、面接に持って行く履歴書を書くことでした。
10代、20代のころはアルバイトの面接へ行くため散々書いてきた履歴書ですが、書き方を忘れてしまったのか、完成するまで2日間かかりました。
今回の仕事が決まり、これ以上履歴書を書くようなことがなければいいのですが・・・。
51歳での仕事探しって、ほんとに大変です・・・。