こぎ母に「足りない」と言われてから、以前よりは食卓に動物性のたんぱく質、つまりは「お肉」を出すように心がけているらっこです。
心がけてはいるのですが、いかんせん、作る人がお肉を(ごにょごにょごにょ)。
ツレが選んでくれたアスパラガスがあったので、肉巻きに挑戦しました。お初です。
焼き肉のたれで味付けはOKでしたが、作って食べて気がつく巻き方。
なるほど。
今度は斜めに巻いて焼こう、ひとつ学んだらっこです。
アスパラガスの肉巻き
アスパラガス 5本
豚肉肩ロース薄切り 230gで9枚でした。
塩 ぱらぱら
こしょう ふりふり
片栗粉 ぱたぱた
サラダ油 小さじ2程度
焼き肉のたれ(中辛)大さじ1強くらい
巻いたお肉は、普段買ってもらっている豚肉です。
「肉巻きってよく、ベーコンで作っているイメージあるけど、この豚肉の方がお肉感があっておいしいね」
とはツレの感想。
そうかベーコン。
話を聞いて、久しく食べていなかったベーコンが食べたくなったらっこです。(肉感とかあまり考えない)
らっこ、アスパラガスの肉巻きを作る。
1.ゆでたアスパラガスを、塩コショウで下味をつけたお肉で巻き、片栗粉をまぶします。
2.油をひいたフライパンで、お肉がはがれないように転がしながら全面焼いて、焼き肉のたれを煮絡めてお皿によそいます。
「いただきます」
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お肉を冷蔵庫から出しておきます。
アスパラガスを洗って、まずはどうしましょう。
4人で食べるのには、4本あればいいやと思って野菜室から取り出したアスパラガス。
5本入っていました。
さあ、喧嘩になるぞ?
根元の切り口を切り落として、ピーラーで皮をむきました。
アスパラガスの下処理が、いまひとつどこまで根元を切るのか皮をむくのがわからないままやっているらっこです。
作った後に見つけたやり方だと、根元を手でしならせると、固い部分とやわらかい部分の境目で、ちょうどいいようにポキッと折れるのだとか?
今度やってみようと思います。覚えていたらですけど。
三角のがく?はかまって言うんですか?その部分を切るとか取り除くと書いてあるのも読みましたが、食べていて気にしたことがなかったので、らっこは取ったことはありません。
丁寧に取ると、食感がよくなるのでしょうか。
わかりませんけど。
1本ずつお肉で巻いて焼こうと思っていましたが、アスパラガスの長さがフライパンの直径を越えてしまっているので、半分に切ることにしました。
ツレのキャンピングカーのキッチンで、らっこが初めてアスパラガスを焼こうとしたとき、洗って切り口だけ切り落とし、ざるにのせていたんですね。たしか。
そして、らっこがシャワーを浴びで出てきたら、ツレが半分に切ってフライパンで焼いてくれていたなんてことがあったような気がして懐かしく感じました。
長すぎるものはフライパンでは焼けないのよって。
フライパンでお湯を沸かして、沸騰したら塩を加えて(分量外)茹でます。
茹で加減がよくわからないのですが、根元の部分は2分、先端の部分は1分くらいで香りがほわわんと漂ってきたので、ざるに上げて水気を切りました。
冷水で冷まして色止めをしたりもするそうですね。してませんけど。
お肉をまな板に広げます。
1パック235g入りで、
切り身が9枚入っていました。
ひろげきれなかった2枚はお肉のパックにそのままひろげます。
塩コショウをぱらぱらと。
30cmくらいの高さから振ると、均等にかかりやすいそうですが、なるほどその通りですね。
茹でたアスパラガスを巻いていきます。
塩コショウは、お肉の片面にしか振っていなかったのですが、よかったのかしらん?と後から気になるらっこです。
たぶん、両面に振った方が味がしっかり付いておいしかったですよね……
遅いけど。
クルクル巻き巻き。
お肉が9枚と5本のアスパラガスを半分にしたので10本。
右上の少し太いのだけ、アスパラ2本巻きです。
当たりってことで。
片栗粉を茶こしに入れてふりふりふりとまぶします。
お肉のつなぎ目には気持ち多めにふりふり。
全面に粉がかかるように振り振り。
フライパンを温めて、サラダ油を小さじ1程度、弱火で焼いていきます。
お肉のつなぎ目を下にして、フライパンに並べます。
直径24㎝のフライパンでは、一度に9本焼くのは難しそうです。
フライパンの底にしっかり焼きつけられるよう、まずは5本。
お肉の色が変わってきたところで転がして、全面焼いていきます。
おっとっと。
2本包んだ当たりの肉巻きが、すでに崩れかかっています。
じっくり丁寧にそっと転がします。
はじめは菜箸で転がしていましたが、菜箸を使うらっこの手先に限界を感じ、途中からはトングを使いました。
最初はすぐにお肉に火が通ったと思いながら転がしていましたが、焼いたつもりの所々が部分的に赤い。
こまめに転がすより、じっくり焼いて転がしたほうがいいのかもしれません。
豚肉なので、しっかり火を通したいところです。
ずっと弱火で焼いていましたが、焼き音が激しくなり、油も少し出てきたころです。
余分な油は、キッチンペーパーで拭きました。
普段はめったにやらないのですが、なぜかこの時は「拭こう!」と思って拭いたのです。
当たりの2本包みは、なんとかお肉を巻いた状態を保てました。
お肉全体に火が通った(気がした)ら、焼きあがった5本はいったんフライパンから出しておき、サラダ油をしき直して残りの4本も焼きます。
今度はあまり触らずに、しっかり焼けてから向きを変えるようにしました。
フライパンに触れているお肉が、すっかり焼けたと思ったら、転がす。
こんがり焦げ色もついています。
やっぱり、あまりこまめに転がさないほうがよさそうです。
余分な脂は途中で拭き取り、4本が焼けたら、最初に焼いた5本をフライパンに戻します。
ギリギリ一度に9本焼けたかな?と思わなくもありませんでしたが、それは置いておき、焼き肉のたれを回しかけて絡めます。
ありがとう黄金の味。
火加減は弱火のままです。
こうして写真で見ると、焼き肉のタレはもっとたっぷりかけてもよさそうですね。
フライパンにもほとんど残りませんでいたから、最小限だけかけた感じでした。
焼く前に塩コショウを振っていたので、味が薄いということはありませんでした。
焼く前に振りかけた片栗粉の効果か、たれにもほんのりとろみがついてよく絡みました。
お皿に盛って、(盛り付け下手!!)「いただきます」
こぎ母が一番最初に、「い~ただき~」と言って、当たりの2本包みをとって食べてくださったのですが、お皿の中であらららら。
見事に肉巻きの肉が脱がされてしまい、別々に食べて「おいしい」と言ってくださいました。
らっこが今回巻いた海苔巻きのような巻き方だと、一か所はがれてしまうと、するすると全体がはがれてしまうのですね。
斜めに巻きつければ、先の方がはがれても、ほかの部分は巻き付いた状態のままで食べられるのでしょう。
へんちくりんな絵になってしまいましたが、また何か細長い物を巻く時は、斜めにクルクル、覚えておこうと思った次第です。
当たり以外の、1本ずつ巻いた肉巻きは、巻いた状態で食べられました。
アスパラの茹で加減が気になっていましたが、柔らかすぎず、シャキッとはしていませんでしたが、「らっこが食べた部分は」という注釈付きで固すぎることもなく食べられました。
ナイス。
ツレもこぎ父も、肉巻き料理が久しぶりだったのか、おいしく食べていただけました。
らっこも初めて作ってみましたし。
お肉だけで食べるよりも、野菜を包んで食べるとなぜか贅沢な感じがしたらっこでした。
ツレの話だと、こぎ母は、ごぼうやにんじんなどの肉巻きを食べさせてくれていたそうです。
なるほど。
おいしそうな組み合わせですね。
お肉の味付け?
焼き肉のタレのおかげです。おいしかったです。
下味の塩コショウは、片面だけでも違和感がなかったので不思議です。
そんなもんなのかしら。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。