少し前の歯磨きの漫画が好評で(ツレに)、調子に乗ったらっこが、短いですが、今回も漫画でお届けします。
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歯磨き。要介護2ってこういうこと|らっこ
こーぎー家では、歯の健康のために(とかなんとか、たぶん歯医者さんですすめられたとらっこは考えている)電動歯ブラシを使っています。 本体が2本あって、老人用と若者用(こぎ母談)。 それぞれにヘッド部分を ...
今回はこぎ父のエピソードです。
2月の下旬。
ポストにハガキが届きました。
ツレとこぎ父に届いた目隠しがされたハガキは、税務署からでした。
こぎ父が大きな声を上げたので、ちょっとびくっとなりました(笑)
届いたはがきは、還付金の振り込み通知書だったようです。
2019年は、こぎ母の入院手術に、介護保険の利用開始とあれやこれやと医療費がたくさんかかったこともあり、確定申告でしっかりと申請した結果、計算通りに還付があったようです。
利用しているサービスの、何が控除の対象でどこから対象外なのか。
今回が初めてのことだったので、こぎ父も戸惑うことがあったようです。
ケアマネージャーや施設の方とも項目を確認をして、手書きの確定申告を郵送したのが1月でした。
1月のこと
毎年、こぎ父は手書きで確定申告をしているということだったので、
「こぎ父はマイナンバーカードをお持ちなので、電子申請もできますよ?
読み取り機を買えば、自宅からでも確定申告できるみたいです」
「そうなの?便利だねえ。じゃあ、その読み取り機を買おうか」
「数千円で買えるみたいですけど、買いに行くか、ネットで買いますか?」
「年に一度のそのためだけに買う?」
・・・
ツレの一言でしばし考えるふたり。
「計算するのに気を遣うんだよ」
「計算だけなら、読み取り機が無くても、パソコンで必要なことを入力すれば、自動で計算してくれるやつが(ざっくり)ありますよ?
印刷をして、結局郵送することにはなりますけど」
「計算してもらえるの?」
「はい。
入力だけすればいいんです。
機械が全部計算してくれます。」
「それはいいねえ。
それなら、らっこさんに入力してもらおうかな?」
・
・
・
「(あ、私が入力するんですね?)わかりました。
でも、(自分のことじゃないので)わからない部分とかあると思うので、その時はききに行きます」
「じゃあ、お願いしようかな」
「わかりました。
わからなくなったらききに行きますね。
(お役に立てるならお安い御用さ)」
「ほとんど書類ができているなら、本人の手書きでいいんじゃない?
らっこが入力するとなると、確認することが増えて互いに二度手間になるだろう。
入力するだけと言っても、時間はかかるんだし、今年は、お父さんの手書きでのままでいいんじゃないか?」
しばらく黙って聞いていたツレに言われて、らっこもこぎ父も、なんとなくシュンとなる。
結局、
「今年はわたしがいつも通り書いて出すことにして、来年はまた考えよう」
となりました。
今は、こぎ父がご自分でわかってご自分でできる状態なのでお任せしてしまっていますが、こぎ父の隣で聞いていたこぎ母は、
「何の話しているの?全然わからない」
ですよねー。
はい。
らっこもよくわからないです。
そんな1月でした。
こんなところが、要介護なところ。
いったい、いつの流行語?
「やったぜベイビー」
そういえば、2回聞こえた気が?
こぎ父の大きな声にびっくりしながら、
『ナウなヤングかい』
と思ったらっこは、若くないよなあ。
こぎ父は気分が良くなったのか、口から出たのは、
「今日はお祝いだ」
の一言。
ええっ!
今夜のおかずは、焼きうどんの予定だったんですけど、お祝いっぽくねえなあ……
おいしくできましたが、なんだか申し訳ないような。
ちなみにツレには、4円の還付があったそうです。
ありがとうございました。