少し前のこと。料理研究家のリュウジさんが紹介する、ニンニクとベーコンを使った「至高のポテトサラダ」を参考に、ニンニクとツナでポテトサラダを作ったらっこでした。
ツナポテトもおいしかったのですが、ベーコン入りのポテトサラダも食べてみたいという気持ちが高ぶり、作ってみました!
豚の薄切り肉入りで!
ベーコンじゃないんかい。
ベーコンはまたいつか、いつか、いつか……
肉とにんにく入りポテトサラダ
じゃがいも 中6個(皮をむいて半月切り)
玉ねぎ 大1/2個(横半分にして薄切り)
コーン(冷凍)お玉1杯
豚の薄切り肉 150g(ベーコンをイメージした細切り)
ニンニク 1個
サラダ油 大さじ1弱
塩 小さじ1くらい
黒こしょう たっぷり
マヨネーズ 大さじ6くらい
レシピ通りのベーコンではありませんが、細切り肉を細かく刻んでカリッと焼いて加えたところ、なんだか納得のおいしさ。
口に含んだポテトの中の肉の旨味と食感がいい!
肉とじゃがいもとニンニクの相性はほんと、ばっちりですね。
なんやかんや、がっつり手間はかかりましたが、これくらいおいしく作れたからいいやっ!作ってよかったと思えるくらいおいしくできました。
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ニンニク丸ごと1個投入。お手本はリュウジさんの至高のポテトサラダ|らっこ飯
「至高のポテトサラダ」 ご存知ですか? 料理研究家のリュウジさんが紹介しているレシピで、ベーコンに黒こしょうとニンニクをきかせて作るポテトサラダなんですが、ええ、もうね、とっても、とっても、とーーって ...
らっこ、肉とニンニク入りのポテトサラダを作る
1.じゃがいも、ニンニク(皮ごと)、玉ねぎを茹でてじゃがいもがやわらかくなったらゆで汁を切り、ニンニクは取り出して皮をむいておき、再び火にかけてじゃがいもの水分を飛ばします。
2.じゃがいもとニンニクを潰し、冷凍コーンは潰したじゃがいもに混ぜて予熱で解凍させます。
3.細切りにした豚肉を、サラダ油でカリッとするくらいまで炒めて塩こしょう(分量外)で味をつけたら、フライパンの油ごと潰したじゃがいもに加えてよく混ぜます。
4.じゃがいもが常温に冷めてから塩、こしょう、マヨネーズを加えてよく混ぜます。
5.味見をして塩こしょうで味を調え、器によそって追いこしょうを振って完成です。
本物のベーコンで作る至高のポテトサラダは、砂糖とうま味調味料を加えて作っていますが、今回は単純に加えるのを忘れていました。
・・・
く、加えなくてもおいしかったんですけど、加えたら、もおっとおいしくなるんだと思います!
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じゃがいもは6個で作りました。
4人で食べます。
1回では食べきらず、少し残して2回楽しめました。
じゃがいもは皮をむいて芽を取り除きます。
火が通りやすいように、茹で時間を短縮したいので半月切りにしていきます。
刻んだ分からフライパンか鍋に入れていきます。
じゃがいもを全部入れたら、皮ごと1個まんまのニンニクをひとつ、ニンニクとじゃがいもがひたひたになるくらいの水(分量外)を加えて火にかけます。
写真だとニンニクの頭が水から少し出ていますが、全部沈めたほうがよさそうです。
じゃがいもを茹ではじめたら玉ねぎを刻みます。
大玉だったので、使うのは半分。
横も半分に切って、太めの薄切りにします。
太切り?いいえ。気持ちは薄切りです。
横を半分に切らないで薄切りにして、長い玉ねぎにしてサラダに入ると、微妙に食べにくいので横は半分に切ったほうがいいと思います。
じゃがいもとニンニクを茹でているフライパンに、玉ねぎも加えます。
沸騰したらアクを取り除き、ぐつぐつを保てる火加減に落とします。
じゃがいものサラダじゃなくて、玉ねぎサラダですか?っていうボリューム感。
火にかけてからおよそ20分。
じゃがいもが簡単に崩れるくらいまでやわらかく煮えていました。
ごろごろとした塊が残った状態のポテトサラダがお好きであれば、ここまでやわらかく煮なくてもいいと思いますが、らっこは別の作業をしていたら20分たっていてやわらかくなっていた、が正解です。
ニンニクを取り除いて、ザルにあげてゆで汁を捨てます。
じゃがいもと玉ねぎをフライパンに戻して中火にかけ、ヘラで混ぜながら水分を飛ばします。
フライパンをゆすりながら、焦がさないようにできればいいのですが、じゃがいもと玉ねぎがフライパンに対してわりと多いので、らっこの力では揺すれません。
ヘラでせっせと転がします。
フライパンの底に薄く膜が張るようになったくらいで火を止めます。
水分を飛ばしながら潰せるじゃがいもは潰してしまっていいですよね?
焦げやすいかもしれませんがね。
じゃがいもと玉ねぎをボールに移して潰します。
ニンニク(熱いよ~)は皮をむいて、1個分まるごとじゃがいもに混ぜ合わせます。
じゃがいもをやわらかく茹でてあったので、潰すのは簡単にすみました。
じゃがいもと一緒に茹でたニンニクの皮をアッツ!アッツ!ってなりながらむいて、じゃがいもと一緒に潰そうとしたら、あらら。
ニンニクが、かたいというまでのことでもないのだけれど、お玉で潰せるくらいのやわらかさにはなっていませんでした。
おそらく、フライパンに入れた水が少なかったせいじゃないかと推測します。
試しにフォークで潰そうとしてみましたが、だめだこりゃ。
かたくてフォークでも潰せません。
レンジにかけてやわらかくしてもよかったと後から気が付きまし
たが、この時とった方法は、
まな板の上に取り出して、包丁でみじん切り。
刻んだ感触は、やはり生ではないけれど、これは潰せないよねっていうかたさ。
え?なにこの手間は?
自分でどんだけ作業増やしているんだか?と思いながらも、まあ、新しい食感が生まれるのかな?とか思いながら刻んだにんにくを潰したポテトに投入です。
食べている時にはニンニクの食感はほとんど感じませんでした。
らっこの舌では区別できなかっただけかもしれませんけどね。
見た目も、まったく違和感なく混ざりました。
冷凍コーンを潰したポテトに投入です。
ポテトに混ぜ込んで、予熱で溶かします。
あとで気が付いていますが、冷凍コーンを加えるタイミングはお肉を加えた後がよかったかもしれません。
後述します。
豚の薄切り肉を細切りにします。
ベーコンだったら、このくらいの厚さで入っていたら美味しそうかな?と思う厚さに切りました。
フライパンにサラダ油をたっぷりめ(大さじ1弱)にひいて、中火でお肉を焼いていきます。
カリカリベーコンに見立てて焼くので、カリッとなるように油を多めにしたつもりです。
お肉をほぐして、焦がさないように、だけどカリッとなるように。
お肉の色が変わってきました。
完全にお肉の色が変わったら、塩こしょう(分量外・適量)で味をつけます。
ベーコンで作っていたら、味付けは不要ですよね。
ポテトに混ざったときに、たぶん、しっかりと味が付いていた方がおいしいのではないでしょうか。
味見をして、好みの塩加減に調えます。
火にかけ続けていると、お肉から透明な脂が出てきて油が増えたように見えます。
お肉が縮んでそのように見えているだけかもしれません。
増えた油で揚げ焼きにして、カリカリ豚肉を目指します。
いよいよ油の温度が上がって飛び跳ね注意です。
あとで掃除が大変だなとか、つまらないことはこの際考えず(めっちゃ考えてるな)全体に均等にカリカリを目指してときどきかき混ぜます。
これでどうだと、満足のいくカリカリ感にし仕上がったと思ったところで火を止めます。
フライパンの油ごと、潰したポテトに投入です。
油跳ねが気になるけど気にしないで!
お肉はカリカリだわ!
油がすごいわ!
油だけでも大さじ2?いや大さじ3はあるんじゃないかとドキドキしながらも、全部混ぜます。
熱いお肉を加えて混ぜると、冷凍コーンを加えて冷めていたポテトが再び熱くなります。
マヨネーズの分離を避けるために、ポテトがすっかり冷めるまで待ちたいのですが、冷凍コーンを先に加えてしまっていたので、しばらく待ちたいと思います。
お肉を混ぜた後で冷凍コーンを加えれば、少し待ち時間が減らせるかと思います。
人肌に冷めるまで置いておきます。
5分おきくらいに底を返すようにかき混ぜると、早く冷めるそうですが、まあ、別のあれこれしていればあっという間ですよね。
何分待ったか覚えていなくてすみませんが、10分か20分くらいです。
ポテトに触ってみて、熱くないくらいまで冷めたら味付けです。
塩(小さじ1くらい)、黒こしょう(ミルで挽きながらたっぷり)、マヨネーズ(大さじ6くらい)は豚肉の油がたっぷり入っているので控えめに。
混ぜます。
混ぜます。
しっとりねっとり系のポテトサラダになってきました。
本物のリュウジさんのレシピでは、甘みがあるとおいしいそうで、砂糖と味の素も加えて作っています。
お好みでどうぞ。
味の素は、「絶対に入れてください」とリュウジさんは熱弁されています。味の素を入れることで「完璧な味になる」のだそうです。
らっこはどちらも入れるのすっかり忘れていましたから、完璧な味には程遠いですが、おいしくできましたよ?
味見をしながら、塩、こしょう、マヨネーズを追加します。
らっこはこしょうだけ足しました。
ぐるりと混ぜて、器によそいます。
カリカリ肉が入ったポテトサラダです。
仕上げに追いこしょうをふりかけて完成です。
「いただきます。」
肉とニンニク入りのポテトサラダの余談
味の素が入っていないために、完璧な味ではないようですが、おいしいです。
何がおいしいって、
油。
たっぷりの油とマヨネーズでやわらかく仕上がったポテトの生地に、コーンとお肉の食感がアクセントになっておいしい。
ニンニクの香りは、丸ごと1個入っているとは思えないほど微かなもので、遠慮なく食べられます。
もっと臭いニンニクが食べたくなったら、丸ごと入れずに何片か、加熱する前に潰して刻んで加えるといいと思います。
思いますが、丸ごと入っているドキドキ感がらっこにはいい刺激です。
黒こしょうもずいぶんきいていて、スパイシーな香りとでも言いましょうか。
「お肉が入っているんだ?」
気が付いてくださったこぎ父とツレにもおいしいと好評。
ニンニクも、言われないと気が付かないくらいだそうです。
こぎ母もたくさん食べてくださいました。
残った分を食べようとした二日目には、こぎ母には食べてもらえませんでしたけど……
何かあったのでしょうか。
実は好みの味ではなかったのかもわかりませんが、らっことツレがおいしくいただきました。
お肉が入ったポテトサラダ。
じゃがいもの加熱に肉を炒めてと、作業工程はめっちゃあります。
全然簡単に手軽に作れるとは思いません。
それでも、一口食べると作ってよかったと思える一品になると思います。
気持ちと時間に余裕がある時に、自分好みのポテトサラダ。
自分好みだけど、食べてくれた人がおいしいって喜んでくれるとほんと、作った手間も忘れられるような、そんな気がします。
「手抜き」というのは作った人が言うことであって、料理を作っていない人・食べるだけの人が使う言葉ではないと思うのが、らっこの頭です。
たまーーーーには、手間をかけたポテトサラダ、いいですね。
ごちそうさまでした。
読んでくださり、ありがとうございます。