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池利のいろどり三輪素麺。3色じゃないよ8色だよ|らっこ

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池利のいろどり三輪素麺です。

「らっこさん。おそうめんをいただきましたよ」

こぎ母が明るく電話をしていたのは、おそうめんの御礼の電話だったようです。

電話の最中にこぎ父から声をかけてもらい、お勝手(台所)に行くと置いてありました。

池利のいろどり三輪素麺です。

なんとまあ、木箱に入ったおそうめん。

え~?!3色のおそうめん?!

すてき~

と浮かれた気分で蓋を開けました。

池利のいろどり三輪素麺です。

 

なんかすごくカラフル?

 

 

池利のいろどり三輪素麺です。

かぞえてみると、白を含めて8色あるではありませんか。

3色???

3色そうめん??

さんわそうめん???

三輪素麺???

みわそうめん!

 

らっこのバカがバレバレですね。

奈良県の三輪地域のおそうめんの総称だそうで、そうめん発祥の地とも言われているそうですね。(らっこ調べ)

存じ上げませんでした(汗)

あとでツレにきくと

「みわそうめんって有名だよね?」

だそうです。

ご、ごめんなさい。知らずに30年以上生きてきました。

普通の白も入れて8色のおそうめんなんて初めてです。

池利のいろどり三輪素麺です。

パソコンの壁紙にしたいくらいきれいじゃありませんか。

「いろどり」の名の通り。

よく見ると、ふたにも8色のお花模様が印刷されていました。

素敵だわ。

きれいきれい。

さっそくいただきます。

 

取り出す肉買ったおそうめんです。

箱入りのそうめんをどうやって取り出すのが正解なんでしょうか。

束ねている紙をつまんで取り出しました。

地味に取りだしにくいのね。

袋麺にばかり慣れているので下手ですみません。

4人で4色。

4色の三輪素麺です。

左から白素麺、青しそ、ゆず、紫芋。

名前になっている材料に加えて着色料も使用して綺麗に色づけされているようです。

こんなカラフルなおそうめん初めてでワクワクします。

いろどり三輪素麺の4色です。

4色別々に盛り付けてみました。

そうめんをつけて食べた麺つゆです。

めんつゆは、水400ml、みりん・しょう油各100ml をすべて合わせてだしパックをひとつ入れて煮だして作った濃いめのめんつゆです。

らっこはめんつゆに氷を入れて冷やしそうめんで、ほかの皆さんは、めんつゆをお湯で薄めて冷たい麺を温かい麺つゆにつけて食べる半にゅうめん(そんな言い方あるのかい?らっこが勝手に言っているだけさ)でいただきました。

どんぶりの中が3色のそうめんです。

食べ物のいろどりってほんと、大切なんですね。

「いただきます」

 

いろどり三輪素麺の4色です。

4人で4色。8色あったので2度楽しめました。

左から抹茶、かぼす、さくら、南高梅。

ネーミングも素敵ですね。

 

いろどり三輪素麺の4色です。

茹でてザルに盛ってもきれい。

南高梅そうめんです。

色合いを肉眼で見えるようにうまく写せていなくて残念なのですが、一番色の濃い南高梅をいただいています。

黒いどんぶりでいただくというのがいただけないのかしらん。

(うまいこと言ったつもり)

あれれ。

緑の抹茶が1本混じっているようですが、まあ気にせずに。

色のついたおそうめんに刻んだ紫蘇です。

刻んだ紫蘇(大葉)ものせてみました。

綺麗。

黄色いおそうめんです。

黄色のかぼすはあらいやだ。

頂いている時にはとにかく色がきれいで張り切って写真も撮ったのですが、写真で見るとラーメンっぽくてびっくり。

こちら、黄色いおそうめんでございます。

 

ツレが言うには、ほのかにそれぞれ味も違うそうです。

らっこは、かすかに「ゆず」の苦みの様なものを感じはしましたが、それぞれ明確に味の違いを感じることはできませんでした。

鈍感って切ないです。

 

珍しいものをいただき、どうもありがとうございました。

ごちそうさまでした。

 

 

いろどり素麺の余談

どうしようもない余談があります。

実はらっこ、1度目はいろどり素麺を茹でるのに大失敗しております。

何しろカラフル。

こんなことは初めてで、色が混ざらないように盛りつけようかと考えた結果、

4色のそうめんを茹でています。

4色同時に茹でまして、色ごとに束ねて茹でたのです。

束で茹で上がった色つきのそうめんです。

縛って茹でればバラバラにならないからと、ここまではいい考えだったと思うのですが、問題はその最中と後。

写真のように束で茹で上がったように見えますが、

1.束ねた端が茹で上がっていない。

2.束ねたために茹でた後にぬめりを洗いきれず、表面が滑らかでない。

そして極めつけは、

茹で切れていない素麺の端っこです。

3.茹で切れていなかった部分をそのまま一生懸命バラして、ざるに盛ってしまったことです。

茹で切れていない素麺の端っこです。

茹で切れていないのに!

4色のそうめんです。

食べた後に調べてわかりましたが、束ねた端の部分は切り落として盛りつければよかったのです。

普通に考えればわかりそうななんでもないことが、考えられないときがあるんですよね……

 

一口食べたツレが

「どうやって茹でたの?たっぷりのお湯で茹でなきゃだめだよ。何分茹でたの?くっついちゃってるよ?」

ええ、もうね、返す言葉がございません。

たっぷりのお湯で茹でましたさ。

茹で時間もきちんと計って2分茹でましたさ。

それでもこれなんだからどうしましょう。

 

こぎ父は「大丈夫食べられるよ?」と気を遣って言ってくださいましたが、ツレが決定的なひと言を。

 

「これで食べたんじゃあおいしくないだろう」

 

ええ、もうね、頂き物だというのに申し訳なさ過ぎて言葉になりませんでした。

結局、ツレが黙って茹で直して洗い直して4色が様々混ざり合った状態に仕上げてくれたのですが、そうめんの茹で直しはきかないのだと、ツレの茹で直したものをいただいて体感いたしました。

束になってしまった部分は結局かたいまま、それでも全体がやわらかくなりすぎてしまってなんともまあ。

覚えておきます。

そうめんの茹で直しはできない。

写真も撮れるテンションではありませんでした。

ただ救いと言いますか、色が混ざっても絵の具のように混ざるわけではありませんから、いろどりは綺麗なままでした。

混ぜて普通に茹でて食べればよかったようです。

 

申し訳ありませんでした。

 

挙句と言いますか、おまけがこぎ母で、この時はお蕎麦と一緒に野菜と焼き芋を用意していたのですね。

トマトときゅうりのサラダです。ゆで卵もあります。
キャベツのサラダです。

サラダと、

焼き芋です。

トースターで40~50分焼いただけの、その名の通り焼き芋です。

4色のそうめんです。

こんなに色鮮やかな珍しいそうめんを目の前にして焼き芋を見つけたこぎ母が

「わたしそれでいい。それがいい。これはいらないよ」

と、まさかの焼き芋だけ食べてそうめん要りません発言。

まあ、これは真に受けるべき言葉ではたぶんなくてですね、こぎ父が冷静に

「さっき届いたそうめんをらっこさんがさっそく茹でてくれたんだよ。ほら、こんなに色がきれい。こっちも食べたらいいよ」

と促してくださり、そうめんも食べていただきました。

茹で方失敗したこともあり、おいしかったですよ……

紅あずまの焼き芋です。

紅あずまの焼き芋……

 

そんな失敗があっての翌日。

4色混ぜて茹でてもおいしくいただけただろうと思いつつ、らっこ、茹でました。

4回。

南高梅のそうめんを茹でています。

1色ずつ。

茹でて。

南高梅のそうめんをザルにあげています。

ザルにあげて。(あーカメラが曇ってる)

茹でた南高梅のそうめんを冷水で洗っています。

冷水でぬめりを落とすようにしっかりと洗い。

洗った南高梅のそうめんをざるで水気を切っています。

ザルにあげて水を切り。

ざるに盛った南高梅のそうめんです。

食べやすいように取りやすいように、ひと口分ずつ指先でクルクルと丸めてザルに盛りつけます。

これを4回。


2祝茹でたらゆで汁がだいぶ減ってしまったので足しました。

段々白い泡?アク?が多くなっているのが興味深いです。

ちなみに4色目で最後のさくらをお鍋にパラパラと落としたら、噴きこぼれましたよ。ふふふ。(ふふふじゃないか)

そうして4色、ザルに色ごとに盛りつけたのでした。

4色のそうめんです。

まあきれい。

 

さすがにツレも

「今度はおいしくできたね」

と言ってくれ、らっこも落ち着いた気持ちでいただくことができました。

 

ただまあ、今度もこぎ母のおまけがありまして

「こんなに細いと食べた気がしない。口の中ですぐになくなっちゃうよ。細すぎるよ。もうちょっと太い方がいいんじゃないか?いくらでも食べられちゃう。ほら、パクパク食べられるよ」

褒めていないんだか褒めているんだか(笑)

ツレがしっかりと

「細いからおいしいんだよ。暑くて食欲がないようなときでも、こんな風に細ければ食べてもいいかなって気になるでしょう?そしたらいくらでも食べられるでしょう?太くなったらうどんになっちゃうよ?こんな風に暑いとうどんだったら重たく感じたりするんじゃない?細いからパクパク食べられるでしょう」

そうめんをフォローしていました。

そうめんをフォローしながらきっと、茹でたらっこをフォローしてくれていたんだと思います。

 

 

4色別々に茹でて盛りつけた様子はこれはこれできれいですが、4色一緒に茹でて混ざり合った状態もきっと、それはそれで綺麗だったろうと思います。

 

またいつこんなにいろどり綺麗なおそうめんを食べられるかわかりませんが、今度は頑張らずに全部混ぜて茹でていただこうかと思います。

 

三輪素麺。

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池利さんという老舗のお店だそうです。

色の無い、心なしか安心する気がしてしまう普通のそうめんももちろんあるんですね。

いろどりはほんと、木箱に入った贈答品ですからね……

じ、自分じゃあとてもとても……

 

 

8色の夢をどうもありがとうございました。

ごちそうさまでした。

 

読んでくださり、ありがとうございます。

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