スーパーにらっきょうが並ぶのを見ると、そろそろ梅の季節だなぁと感じます。
棚には泥付きのらっきょうと一緒に「らっきょう酢」が置いてあるので、自分でも漬けられるような気がしてつい、1袋(1kg)、梅1袋(1kg)と一緒に買ってもらいました。
買った次の日に仕込めばいいやと思いながら、夜、のんびり「らっきょう漬け」の作り方を検索したら、小島喜和(こじまきわ)さんのらっきょう漬けのレシピを見つけました。
漬け汁を火にかけなくてもよくて、長期保存が可能なレシピということで、さっそくメモメモ。
甘酢漬けは漬けて3日目から、塩漬けは10日目から食べられるとのこと。
写真がきれいなサイトでうっとり眺めていましたが、らっきょう農家さんのサイトによると「らっきょうは買ってすぐの新鮮なうちに漬けたほうがいい」ということなので、ぼんやりのんびりしていないで、今夜のうちにやってしまおうと、慌てて買った日の夜に、梅と一緒に漬けこみました。
初めて泥付きのらっきょうを触ったので、水で洗いながら、にんにくみたいだわ~と新鮮な気持ちになりました。
~下処理~
1.水で洗う。
2.皮をむく。
3.先端と根を切り落とす。
4.再度水で洗い、薄皮を完全に落とす。
5.水気をよく切る。
何しろ初めてなので、どこまでが薄皮でどこまで先端を切るんだか、わっかんないわ~と思いながらも、なんとなく「こんな感じかな?」で下処理をすすめました。
水気は保存食の大敵ですから、そこはキッチリとキッチンペーパーで丁寧に水気を拭いました。
らっきょうの甘酢漬け
らっきょう(皮つき) 500g
赤唐辛子 2本
<漬け汁>
酢 175ml
砂糖 100~125g(お好みで)
塩 30g
みりん 30ml
※1リットル容器分の分量だそうです。
砂糖は間をとって110gで漬けました。
1.漬け汁を作る。溶けるまでよく混ぜる。
2.容器にらっきょうと赤唐辛子を入れて、漬け汁を注ぐ。
ムラができないように、ときどき上下を入れ替える。
密閉性の高い容器を使えば長期間の保存も可能。
3.3日後から食べられる!
本当に3日後から食べられました!
ちゃんと甘酢漬けになってくれて、自分で漬けたのが嬉しくなるようなおいしさでした。
甘すぎないし、酸っぱすぎないし、シャキシャキしているし。
市販品もおいしいですが、自分で漬けたと思うと尚おいしい。
泥付きで買っただけのことはありました。
水を加えないシンプルなレシピということで、調味料をきちんと選ぶと、ダイレクトに味に反映されるそうです。
そうですよね。
「素材に勝る調味料はない」ですね。
家にあった「よくある調味料」で漬けましたが、おいしくできましたよ。
こだわれる余裕ができたら、こだわってみたいと思います。
らっきょうの塩漬け
らっきょう(皮つき) 500g
<漬け汁>
水 600ml
塩 60g
※1リットル容器分の分量だそうです。
1.お鍋に水と塩を入れて火にかけ、塩を溶かして漬け汁を作る。
目で見て塩が溶けていれば大丈夫だそうです。
2.容器にらっきょうを入れ、冷ました漬け汁を注ぐ。
3.10日後から食べられる。
らっきょうの塩漬けというのは、私にはあまり馴染みがなかったのですが、これはこれはなかなかほっほっほ。
甘さも酸っぱさもありませんが、らっきょうってこういう味だったのかと感心しながらいただいています。
どんな食べ方が合うのかまだまだ模索が必要ですが、刻んで「ねぎの代わりの薬味」にして食べるのがお気に入りです。
納豆、お蕎麦。
お蕎麦に入れると、ねぎよりも食感があって塩っ気がまたいい感じです。
卵サラダに刻んで入れて、ピクルスの代用にならなくもないです。
塩漬けを漬けて2週間が過ぎた頃、漬け汁が白く濁ってきたので、もしや!?と思って洗ってもう一度漬け汁を作り直して漬けました。
自然発酵が進むと「白く濁る」と書いてあるサイトも見つけましたが、発酵か腐敗(カビ)かの判断が私にはできませんでした。
発酵であれば、白く濁っていても問題ないようなのですが、漬けた分が全部食べられなくなってしまったら泣いてしまうので、漬けなおすしかありませんでした。
幸い、漬けなおした後も、しゃきしゃきした歯ごたえは残ってくれて、無事食べられています。
甘酢漬けのほうは濁っていなかったのですが、どちらも常温から冷蔵庫に保存場所を変えました。
梅と一緒に漬けたので、容器ではなくチャック付クリアパックで漬けていたので、容器が原因だとは思いませんが、保存食はやはり難しいとも感じる瞬間でした。
しっかり密閉して保存していれば、1年間は持つとの紹介がされていましたが、1年持ちそうにありません。
食べちゃって。
漬けてから約1ヶ月、甘酢漬けはあと数粒、塩漬けはもうしばらくは楽しめそうです。
来年は、増量してきちんと容器に漬けてみてもいいかもしれないと、7月に入る前から来年のらっきょう漬けのことを考えているらっこです。
そうそう、きちんとした下処理や漬け方は検索なさってくださいませね。
らっきょう漬け1年生の自分が説明できることはみつかりません。
習うより慣れろとはこのことでしょうか。
もっと手のかかる漬け方ならいくらでも出てきますが、漬けるならきっとまたこのシンプルなレシピで挑戦したいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。